スポレートの第18弾では、旧市街の旧サンタガタ修道院内に設立されている国立考古学博物館をご紹介します。
博物館は1985年に設立され、古代ローマ時代までさかのぼるローマ劇場も敷地内に包含しています。博物館の1階には
紀元前千年紀からローマ時代以前まで、ウンブリア人の重要な定住地となったスポレートの都市の発展のさまざまな段階の
出土品が展示されています。特に中期青銅器時代 (2 世紀半ば) における人間の存在の最初の証拠や、 7 ~ 6 世紀の副葬品によって
証明されるウンブリア期の集落の発展などが目を引きます。
また2 階には、古代にサビニの領土の一部であったにもかかわらず、スポレートと文化的に密接な関係があったヴァルネリーナ地域
からの出土品が展示されています。
ローマ劇場は紀元前1世紀にに建てられ、部分的に後の建物に組み込まれましたが、中世に部分的に解体されました。 しかし1950 年代に
始まった計画的な修復作業により、階段が復元され、複合施設全体が復元されています。
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