ミラノの第24弾ではサンテウフェミア教会(聖堂)をご紹介します。
ミラノ地下鉄のサンタ・ソフィア駅から2~300mほど、コルソ・イタリア沿いにあるセンテウフェミア広場の奥に建つサン・エウフェミア
(サンテウフェミア)教会は、はじめは殉教者エウフェミアの遺体を収めるために472年に当時のセナトーレ司教によって建てられていますが、
後援者の援助によって改修工事が加えられ、15世紀に再建されています。さらにその後1870年に建築家エンリコ・テルザーギによって改築
が施され現在のネオロマネスク様式のファザードが完成しています。
単身廊の内部はネオゴシック様式となっており、左右には礼拝堂が並んでいます。教会内部は全体がモザイク画とフレスコ画で美しく飾られています。
中央祭壇の上部にはルイージ・カヴェナーギによるフレスコ画が描かれています。またそれと対峙して入り口側には20世紀初頭に設置された
パイプオルガンを見ることが出来ます。