今年は7月に参議院議員選挙が予定されています。
当然衆議院とは異なり、解散がないので、予定通りに行われると思います。今年の夏がどうなるのかわかりませんが、おそらく例年通り猛暑なのだろうと思います。
情勢分析はできませんが、今年の改選組は新人以外は2019年に当選した人が対象であり、令和最初の国政選挙で選ばれた人たちだと思うのですが、その頃に比べずいぶん政治的な状況は変わりました。2019年頃は少なくともコロナ前であり、ウクライナ戦争やインフレも起こっていませんでした。安倍氏も存命中で自民党の支持率も高く、衆議院で自民党が少数与党になるとは想像できませんでした。2020年に国民全員に給付金をまいて、マスクをつけないと外出時に白い目で見られる社会になるなんて当然ですが考えもしませんでした。
私が一番大きく変わったなと思うのが、多くの人が曲がりなりに社会保障(健康保険料や年金保険料)に関心を持つようになったことです。それだけ余裕がなくなったとも言えますが、SNSで発信する識者も増えた結果、さすがにおかしいと思う人が増えたということだと思います。これは自分の実感とも符合します。かつて自分の周りでも「厚生年金は会社が半分払ってくれるから得だ」という人が多数いましたが、さすがに最近はこのような発言をする人はほとんどいません。
また、減税を訴える政治家も増えた印象を持っています。2019年頃も、国民の生活は苦しいと有権者も政治家も主張してはいましたが、今ほど減税を主張する人は多くなかったと思いますし、消費税の減税を訴える人はそれなりにいても、やはり極端な考えの政党所属で実現性がほぼないため相手にする人も多くなかったと思います。今は、曲がりなりにも現実味があります。決して好ましいことではなく、膨大な財政赤字のもと歳出削減もせずに減税をしたら、インフレを煽る結果に終わる可能性もありますが、与党側が少数で抵抗できないことが不安を煽っています。
ずいぶん世の中が変わったなと思いますし、いつ何時どんなことが起こるかわからないなと考えさせられます。
さすがに今度の選挙は投票率が高いことを祈りたいと思います。
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