7月7日は都知事選と都議補選がありました。大方の予想通り小池氏の3選でしたが、蓮舫氏が3位になったのは驚きました。そうはいってもほぼ行政経験のない石丸氏が、いくらネット上で盛り上がっていたとはいえ、まさか2位につけるとは思いもしませんでした。実質的に一番多くのものを得たのは石丸氏だと思いますし、蓮舫氏は微妙な立場になったのだろうと思います。
自分は立憲を支持できないことが多いのですが、今回の都知事選は共産党が蓮舫氏の実働部隊として動いていたのが印象的でした。何しろ自分の家のポストにまで蓮舫氏のチラシが入っていたのですが、共産党のチラシに蓮舫氏が載っていました。これには驚いたというか、こんなことをして支持者が離れないのかと思っていたら、やはり相当支持者が離れたようです。本人たちは自覚していないのかもしれませんが、活動家といわれる方々が頑張れば頑張るほどいわゆる一般の有権者はついていけなくなると思いますし、少なくとも自分はそうです。小池氏を支持できないが泡沫候補には入れたくないし、小池氏が当選するのはともかく不信任として対立候補へ入れたい人が躊躇すると思います。コアな支持者をしっかり固めるためにクローズドな集会で何かやるのは良いと思うのですが、さすがに無党派を取りに行くために共産党を実働部隊にするのはまずいと思います。少なくとも私は近寄りたくないです。
それにしても今回の都知事選はその他大勢が非常に多く、この国の選挙がこの状態でよいのかと考えさせられました。確かに東京都知事選は日本最大の地方選挙ですが、規模的には国政選挙並みであり、実際に有権者の数からみても日本最大の小選挙区選挙です。一地方選挙とはいえ、首都の首長を選ぶわけですから、当然全国ニュースにもなり売名行為には有効です。供託金に比べて得られるメリットが非常に大きいため、悪名であっても売名したい人にとっては絶好の機会でしょう。やはり都知事選の供託金をもっと引き上げるべきだと思うし、首都らしく徹底的に最先端の選挙としてデジタル化した方が良いと思います。また投票もせめてマークシートにすべきでしょう。
ひどい選挙だったと思いますが、色々と考える機会にもなりました。
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