灯台に掲げられた二つの旗。
赤と白の交差している旗は「U」の文字を表し「進路に危険あり」
青いふちどりに赤色の旗は「W」の文字を表し「医療的助け求む」
という意味をもち、「UW」で - I wish you a pleasant voyage -
出航する船に対して「安全な運航を祈る」という言葉になります。
一方、日の丸のようなペナント(数字の1旗)を足して掲げると、
相手に対して「貴船の協力に感謝する」という返事になります。
ちなみに、この返答旗は一番下に付けて掲げるのが本来ですが、
映画「コクリコ坂から」では、あえて一番上部に付けてありました。
(これは宮崎駿氏が「デザインを優先させた」との噂)
余談ですが・・
その映画の中で、ある朝タグボートから違う信号が上がります。
「UWMER」 UWの後に、MER(フランス語で海)の5文字。
少年は旗を揚げていた少女が「海」という名前だと知っていた、
というくだりがあり・・旗の会話に洒落た工夫を加えています。
調べてみたのですが、この時代の信号旗は現在とは違うので、
この信号旗は映画の時代背景と一致してないらしいのですが、
そこは「ジブリ」の巧さ・・。 そんなことは無視をして楽しめます。