トシダナルホの余談の時間♪

イラストレータートシダナルホのお仕事紹介と戯れ言

退屈な本の読み方

2008-05-14 | インポート
甚だ稚拙ではありますが文章を書く事を習慣にしてみて、不意に思った事。

文章というのは、単語と単語を丁寧につなぎ合わせるパッチワークのようなモノですね。

私のような者ですら、「どう組み合わせれば、分かり易いかしら?」と考えますし、
同じ単語を続けて使わないようにしたり、あえて似た撥音の言葉を選んで
韻をふんだり、語呂合わせをしたりと工夫しようとするのですから、本屋さんで売ってる作家さんの
小説等はどんな苦労があるのでしょう?

そう考えたなら、内容のつまらない本も楽しめるような気がします。
作家さんが推敲に推敲を重ね、試行錯誤した結果なのでありますから、
その方の思考回路やおもてなしの心を推測する事ができますね。
一生懸命選んだ言葉達を慈しむように読んでみるのはどうかしら。
この、楽しみ方をするなら同じ作家さんの本を続けて読むのが良さそうです。

今なら、つまらなかったあの本やこの本も楽しめるでしょうか?

うーむ。例えばリリー・フランキーさんの「東京タワー」
文体が幼稚で語彙が少ないって思ってごめんなさい。何処で泣くのか分からなくってごめんなさい。
マザコン中年の報告書としか思えなくってごめんなさい。

でも、まあアレを読み返す事はないな。




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