東進_瀬田駅前校ブログ

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自分を形作るもの

2023-02-25 19:22:38 | 瀬田生向け
こんにちは。担任助手の松田です。
国公立大学志望の方々、一先ず前期試験お疲れ様でした(明日も試験がある方は頑張ってください!)。ここまでの受験勉強を振り返って、長かったという方や、あっという間だったという方もいると思いますが、ここまで努力を続けてきた自分ををまずは褒めてあげて欲しいです。

さて、大学入試は受験をして終わりではなく、必ず合否というモノが付いてきます。
僕は自身の経験から、これまでのブログでも努力と結果について色々なことを書いてきました。そこで僕がとにかく伝えたかったことは、結果がどうであれ努力した自分やその過程を褒めてあげて欲しい、ということと、合否と言う結果だけでなく受験勉強で得た自分の力に自信を持ってほしいということです。

でも、努力が実を結ばないことはとても苦しい出来事ですし、そんなこと考えられる余裕なんて正直無いとも思います。

ではなぜ努力が報われないことが悲しいのでしょうか。

もちろん志望校に入学することを目標に勉強をしてきたのだから、それが叶わなくなったのであればとても苦しいと思います。
でも努力が報われない悔しさは、結果が出なかったことだけではないはずです。

よく今までの努力が無駄だったという言葉を聞くように、結果が出なかったことだけでなく、今までに費やしてきたものが”無駄”だったという感覚が喪失感を生んでいるのだと思います。
受験生の中には私生活の全てを受験に注ぎ込んできた人もいるかと思いますが、そういった人は受験勉強というものが自分を形作る割合がとても大きくなっていて、それが良い結果が出なかったとなれば、自分の存在そのものを否定された気持ちにもなるはずです。

でも、否定されていると感じたとしても、今まで受験勉強をやってきたという事実は変わりませんし、その経験はこれからもずっと自分というものを形成する大事な要素の1つとなっていくことだと思います。

だからこそ、自分の存在まで否定してはいけません。
努力が報われないことは苦しいです。心に穴が開いたような気分になって、自分って何なんだろうと思うこともあると思います。でも、そんな経験も自分自身を形作る1つの大事な要素です。こんなに苦しい挫折を経験した人間が、今後成長しないわけがありません。

しかし実際のところ、すぐに立ち直ることができる問題ではないと思います。悲しいときは素直に悲しんで、徐々に自分と言う存在に目を向けていきましょう。

仲の良い友達や家族、好きなゲームや音楽など、自分を形作る要素は受験や大学なんかよりも他にもっとあると思います。すぐに思いつかないのであれば、これからそれを作っていけば良いのです。
自分がやりたいことって案外違う方向で出来たりするかもしれません。そうやって行動していく中で、自分というものを取り戻していってもらえれば良いのかなと思います。

悲しみが大きいことはそれだけ真摯に向き合っていたということです。
だからこそ、自分を否定なんかせずに、違った視点で自分を見つけてあげてください。



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