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ダムの奏でる

黒津えん堤(根尾堰堤)

黒津えん堤(根尾堰堤)

 重力式コンクリートダム(堰)

 木曾川水系根尾西谷川 岐阜県本巣市

 訪問日 2024/11/14

 

 上大須ダムから南下、樽見から根尾西谷川沿いに遡ります。途中、中部電力根尾発電所を見学。駐車場もあり、小さな公園として整備されています。ここから目指す先は、この発電所のために取水している黒津えん堤(Googleマップでは根尾堰堤と表記、中部電力のウェブサイトでは堰堤名の表記はありません)です。
 国道157号はこの先の能郷集落を抜けると非常に狭い崖っぷち(カードレールほとんどなし)を走る道路になります。走り始めて少ししたところで「もしかして『落ちたら死ぬ!!』の看板がある酷道?」と気付きました(その看板は見当たらなかったのですが、帰宅後確認したところその通りでした)。慎重に運転し漸く辿り着いた時にはホッとしました。まさか最強クラスの酷道を走ることになるとは…
 根尾発電所は運転開始が1923年(大正12年)ですので、100年越えの堤体になります。小さいながら実に風格があります。自由越流堤の右岸には魚道、左岸に塵芥流路、排砂ゲート、取水ゲート。崖にへばりつくように沈砂池が続きます。堤体の上には管理用の吊橋。エメラルドグリーンの水は透明度が高く美しい。
 上流側から河原に下りられ、堤体に近づく事が出来ました。下流側からは「落ちたら死ぬ」と呟きながら崖に注意しつつ鑑賞いたしました。

 


下流面正面

 


水紋

 


右岸からの下流面

 


少し下がって減勢工も含めた姿

 


コンクリートブロックの摩耗具合がすごい

 


酷道を下流から走ってくるとこんな風な姿を現します  脇見厳禁!

 


堤体をズームアップ

 


更にズームアップ

 


左岸にある沈砂池

 


右岸から堤体と吊橋を眺める

 


上流側から

 


ここまで寄れた

 


取水ゲート

 


魚道の摩耗具合もすごい

 


堤体越しに下流を眺める

 


水利使用標識  隠れているところは"取水量 最大7.12㎥/S"

 


管理所?

 


根尾発電所

 


根尾発電所にある説明板  ここに"黒津えん堤"の表記あり

 


説明板2

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