ダムの奏でる

柿元ダム

柿元ダム

 重力式コンクリートダム

 富士川水系佐野川 山梨県南巨摩郡南部町

訪問日 2023/3/23


 静岡に所用がありましたので、有休を取って出かけました。しかし天候が悪い。ダムまでの道も険しそうということで、無理だったら止めようという消極的な気持ちがありました。
 2月に訪問した雨畑ダムと同じ企業が所有するダムです。竣工が1952年ですので70年の歴史があります。特徴は、天端に管理所(このダムでは監視所)があること。天端は立ち入り可能です。ダム湖は『天子湖』。
 道程は、若干の落石や狭い個所もありましたが、バス路線となっていることもあり、大きな問題なく到達することが出来ました。
 ダムに近づくと、雨脚も強くなり、霧も濃くなってきました。道の広い所に車を停め、下流面が見えるだろう所まで歩きましたが、霧で全く見えず。諦めてダムへ向かいます。到着すると、ちょうど巡視の時間だったらしく社員さんが出てらっしゃいました。「見させて下さい」と挨拶したところ「どうぞ」と快く仰っていただきました。
 とはいえ雨の中。カメラが濡れないように気を付けながら、レンズ交換も少なめ。短時間での見学となりました。それでも雨に濡れる堤体はきれいで1時間は見ていました。
 残念だったのが、ダム下へ下りる道が立入禁止となっていたこと。先程の社員さんにお願いすれば許可をもらえたかなぁと思いながら、また天気のいい日に来ようと諦めました。
 小降りになってきたので霧で見えなかった所へ行ってみると、堤体を見ることが出来ました。
 ダム下へ行けなかったという心残りがあるのも良いことかねぇ、と思いながら所用へ向かったのでありました。
 

右岸からの下流面  戦艦の艦橋みたいでカッコイイ
 

右岸からの下流面  少し高い位置から
 

右岸からの天端  センサーがあって通るとブザーが鳴る  カメラで確認されている様だ
 

右岸からの上流面
 

ゲートピア
 

ダム湖  水位はかなり低い
 

導流部を見下ろす  副ダムは無い  河川維持放流していると思われる
 

左の導流壁が厚くなっている  曲面がいい感じ
 

左岸からの下流面
 

左岸からの天端
 

左岸からの上流面
 

左岸にある謎の構造物  社員さんに何か聞いてみれば良かった
 

クレストはローラーゲート5門  No.1とNo.2の間に監視所がある  No.2からNo.5までは連続している
 

ゲートピアを右岸の道路から  ちょうど見える位置だけ林が途切れている
 
霧が薄くなって見えてきた下流面
 

ダムへの入り口  車両通行止めだが徒歩での通行は可能
 

左岸にあるダム下への道  立入禁止の看板は抜けそうだったので晴れていれば通行可能になるのかな?と勝手に想像
 

水利使用標識
 

天端にある監視所  もしかしたらトイレを借りられるのかも
 

注意看板  雨畑ダムのものと同じテイスト

コメント一覧

match1128
発電ダムと言っても、ここから直接発電所に水を送るのが主目的ではなく、梅雨など多雨期にダムに貯留し少雨期に放流して富士川の流量を平準化させ下流の発電所での発電効率を上げるのが目的。
なので、降雨量の少ない冬場は水位が下がります。
特に今年は全国的に冬の降雨量が少なかったので、水位低下が顕著。
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