昨年、猫夫婦趣味の住宅めぐり第1弾をご紹介したのを覚えていらっしゃるでしょうか?
すぐに家を移る気はさらさらないのですが、面白いチラシを見てしまうと、行かずにはいられない猫夫婦。
今回は、「ゲーティッド・タウン」というコンセプトのセコムの案件、「グローリオ・芦花公園」を見に行っちゃいました。隣の駅というご近所感もあったしね。
最初から気になるのは、セコムなのに、長島監督でもキムタクでもなく、なぜかイメージキャラクターが桐島かれんってこと。どうよ?
この物件、京王線の千歳烏山と芦花公園のちょうど真ん中あたり、甲州街道と旧甲州街道に挟まれた約5000坪の敷地をセコムさんが丹念に地上げしてて仕立てた案件のよう。地元だけに、これだけの土地はキューピーの工場でも移転しないと出ないよね、という規模です。売主はセコムホームライフと平和不動産。
猫夫婦が着目した点は下記。
- 敷地内の緑が豊富そう
- 近所だけに、あの場所でまとまった土地はなかなかでないのがわかる
- ゲーティッド・タウンというコンセプトが気になる
で、行ってきました、マンションギャラリー。
さすが、未曾有の金融危機&不動産不況だけあって、マンションギャラリーは気の毒なくらいガラガラです。休日とはいえ夕方のせいか、客は猫夫婦のみ。
物件は、敷地内に、タワー1棟、中層棟4棟、低層棟4棟と分棟で建ち、敷地の真ん中を桜や桂やけやきの木が飾る道が通る「まち」を形成、その敷地全体をセコムの4重のセキュリティが守るというのがウリのよう。
4重っていうのは、敷地、建物入口2箇所、各戸玄関にセコムが入っているということのようですが、最近はやりの、エレベーター制御はないようです。ウリにするにはちょっと中途半端?
それに、分棟といっても、駐車場はタワー棟の下にしかなく、それ以外の棟の人はそこまで車を取りにいかなくてはならないらしい。しかも、地上を歩いて。それって、その時点で面倒くさくない?
せっかくの緑は地域に貢献することなく、ゲートを作って住民だけで抱え込むようです。それを贅沢と言ってましたが、これって、何だか古い感じ。多様性を謳うオバマが大統領になった今、セコムのセキュリティをうたうならば、緑は地域に貢献するけど、でも安全みたいな仕組みが欲しいところ。。よく考えると、敷地全体でゲーティッドというコンセプト自体、ちょっと古いってことですね。
どうやら物件は、セコムホームライフとしては最高級物件のようなんですが、モデルルームの内装は・・・・。そもそも担当のおじさん自体が高級感がなく、「イタリア製のモザイクタイルです。」、「そのドアを開けると、びっくりしますよ」とか言うたびに、「センスわる」、「なんでここにこの素材?」「どうしてここにPSがあるの?」と、突っ込みどころ満載で、結構ツライ。
トトメイのための外部空間、ベランダも特に広いわけでもなく、加点ポイントほとんどなし。
商談タイムの段階で、すでに飽きていた猫夫婦は、「お風呂に窓がない物件は買わない」とムリ難題を突きつけたところ、2件ばかりそうした案件があり、やたらとそれをススメられました。
あ~、やっちゃったという物件です。それでも、一応、パンフレットもらってきました。この無駄に立派なパンフレットとモデルルーム代が入っていて、しかも敷地のメイン入口旧甲州街道側はラブホテルに面している事実を思うと、このご時世、絶対苦労しそうです。
唯一いいな、と思ったのは、玄関のドアについていた、リースフック。
これ、ネットで探して取り寄せて、ウチの玄関につけよっと。
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