平成30年11月27日 富山新聞掲載
気象えいせい打ち上げのため、カウントダウンが始まっています。
そのとき、ロケットの上にハトがとまりました。
ロケットの発しゃを、みまもっていた人たちは、ちょっとビックリしました。
しかし、ロケットはそのまま発しゃされました。
ハトは、ロケットにしがみついています。
しかし、ずいぶん上空に上ったところで、力がつきてロケットからすべり落ちてしまいました。
ハトは、そのままほかの鳥が待っている、鳥達の会ぎ場に飛んで帰りました。
「いやー、すごいスピードのため、そのまましがみついて、うちゅうまで行くことは無理です」
鳥の会ぎの議長であるワシが「そうか、無理だったか、人間がロケットで、うちゅうにいろんなものを打ち上げています。それらの残がいやゴミがうちゅうに、ただよっていると聞いたので、ハト君に様子を見てきてもらうつもりだったが」と言いました。
ツルが「私が、うちゅうまで飛んで行き、見てきましょう。そしてゴミを見つけたら、ロープでしばり、力持ちのダチョウさんに引っ張ってもらいましょう」
ツルがうちゅうを目指して飛び立ちました。しかし、うちゅうは遠くて、ツルはつかれはてて、それ以上飛べなくなりました。
オウムが「うちゅうをよごしているのは人間だから、どうしたらよいか人間に直接きいてみましょうか」と言いました。
ワシが言いました。「人間の中にも空を飛んでいる人たちがいるから、鳥の会議に入ってもらうことにしましょう。オウム君、飛行機のパイロットの人に伝えてもらえるかな」「分かった」
パイロットの人が言いました「鳥たちと話し合いができるとは、うれしいね」
「うちゅうがゴミでよごれるのを心配しているのだ。どうしたらよいと思うか」とワシが言いました。
「自分たちは、大空を飛び回っているけれど、、うちゅうには行かないのです。そのため、うちゅうのことを相談されても、どうしようもありません。うちゅう飛行士の人を、しょうかいします」
ワシがうちゅう飛行士に言いました「君も、鳥の会議のメンバーだ、うちゅうのゴミをどうしたらよいかね」
「うちゅうステーションでゴミを回収します。そうだ、鳥さんの代表といっしょに、うちゅうに行きましょう。そして、うちゅうのことを鳥さんたちにも知ってもらいましょう」
ウグイスが、うちゅうステーションに連れて行ってもらいました。
「ホーホケキョ」と、うちゅうからの生放送に参加しています。
鳥の会議に人間が参加することで、鳥たちが人間を信らいするようになりました。