タカラ時代のお人形

数十年ぶりにドール趣味を再開した記念に、タカラのジェニーやリカちゃんをお披露目するブログです。

日本全国お人形さん祭りと我が家のお雛様のお話。

2025-03-03 | その他お人形

ご訪問ありがとうございます。

本日はいつもと少し違う雰囲気の更新となりますがご容赦を。

 

 

あかりをつけましょ ぼんぼりに

おはなをあげましょ もものはな

 

 

本日は3月3日。

もずめのハートが勝手に決めた、我が国唯一にして最高峰の誰にも気兼ねなくお人形さんを愛でまくれる日本公式お人形さん祭りの日。

そう。お雛祭りです。

 

 

素敵ですよね!

だって、日本全国津々浦々で、綺麗なお人形さんやミニチュアの和家具を飾って、それを見ながらお菓子やご馳走を食べるんですよ?これって凄くないですか?控えめに言う必要もなく最高ですやん。

実行する・しないはさておいて、そういう日が存在していると言うのが、大変素晴らしいことだと思っております。

 

 

 

それでは早速、我が家のお雛様を。

括目せよ!(小さいけれど)この、豪華絢爛七段飾りのお雛様を!…って、何でそんな偉そうやねん。

いやスミマセン。このお雛様は大人になってから自分の稼ぎで買ったものでして…

率直に本音を申しますと見て頂きたいだけなのです…

 

 

 

 

シッポナちゃん(ペティーナ・プードル)「私、お雛様って初めて見たんだけど…凄い…」

白バラちゃん(2代目リカちゃん)「リカも間近で見るのは初めて!迫力あるね!」

いやあ…子供の頃に持っておらず、リカちゃんと双璧をなすほど欲しかったのが、“お雛様”だったんですよ。

毎年出し入れは面倒ですが、こうして見る度に『買って良かったな~』と、しみじみ噛み締めております。

 

 

 

購入したのはもうずいぶん前のことですので、記憶も曖昧なのですが…

『よっしゃ!お雛様買うで!』と決めてから、まずは条件の絞込みを行いました。

 

・絶対に七段飾り。お人形もさることながら【嫁入道具】が欲しいので、これは譲れない

・自分の性格から言って、本格的な仕様のもの(木目込や胡粉)は管理が出来ない。出来れば現代的な素材が良い。

・素材は現代的なものが良いが、お雛様自体は伝統的な仕様が良い。可愛らしいものやモダンなものではなく、古風な仕様のもの。

何を言っても日本で一番高いのは土地。狭小住宅の我が家にスペースの余裕などない。1/6ドールにも使えるかもしれないし(本音)、とにかく小さいものを。

・金に糸目は付けねぇ!…と言いたいところだが、流石に付ける。バイク(当時から今に至るまで、もずめの持ち物の中で一番の高額品。但し中古・小型MT・栄一十数人分・今は乗っていない)より高いものは買えねぇ…

 

上記の5点を念頭に置き、時にはお値段に仰け反り、時にはサイズに涙しながらも、ついに購入に至ったのがこのお雛様なのです。

 

 

改めてみると、シッポナちゃんたちにもぴったりサイズ。

彼女たちと共有出来るのは嬉しい限りです。こだわって良かった。

 

 

 

お雛様の前でおやつタイムのふたり。

ミニチュアの桜餅を持っていた筈なのですが、肝心なときに出てきやしねぇ…

代わりと言っては何ですが、桃の節句らしいお色のおやつを用意しました。

イチゴのカップはセリア、缶入りのお菓子はトイズスピリッツのものです。

 

 

今回は白バラちゃんにもバッグを。

このバッグは…プティットアンティークリカちゃんのドレスセットだったかな?自信無い…

プラスチック成型、分かり辛いですがバラ柄の型押し模様、真ん中にラインストーン。

古き良き正統派な女の子のおもちゃ。上手く言えないのですが、【リカちゃんの持ち物感】が凄い。

靴はまた、別のセット…と言うか、ジェニーのものだった筈…いやでも確か、リカちゃんでもこの靴は出てたな?どっちだったっけ??

 

 

ふたりとも楽しんでね。

姫と殿の位置は関東と関西で違いますよね。

我が家では年毎に入れ替えているのですが…年々記憶があやふやになってきております。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

幼少時の怨念が開放されたと言っても過言では無い、我が家のお雛様。

そんな大事な大事なお雛様なのですが、実は飾っている場所がかなり劣悪な環境でして…

有り体に言えば『自室のクローゼットの中』なんですよね。

 

 

もちろん購入当初は居間にでも飾るつもりだったのですが、我が家には【すれ違っただけで家が軋むレベルの紛争状態に突入】するほど、仲の悪い猫が数匹。

とてもではないですが、共用部に飾ることは出来ません。

 

 

毎年2月の節分が終わる度

 

①魔境と呼ばれる自室のクローゼットの扉を撤去(開くのではなく撤去)する

②押し込んでいたものが大量に雪崩落ちてくる

③雪崩が起きて空いたスペースにケースと雛壇をセットする

④お雛様を飾る

⑤雪崩落ちたものは部屋の隅にでも転がしておく

 

…我ながら書いていて情けなくなってきました。現実です……!これが現実…!

唯でさえ冴えない写真が、いつも以上に冴えないのはまあ…色々お察し下さい。

 

 

 

そこまでして欲しかったのかと問われれば、そこまでして欲しかったお雛様。

日出処の我が国が誇る、究極のドールハウスセット。

せっかくの晴れ舞台が毎年この始末で、姫と殿には大変申し訳ないのですが…

これからも我が家の3月を彩って下さいませ。

 

 

 

 

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バービーことバーバラ・ミリセント・ロバーツ嬢のお話

2024-12-12 | その他お人形

ご訪問ありがとうございます。

前回の記事にコメントを下さった方、本当にありがとうございます。

元記事の方に返信させて頂きましたので、良かったら見てみて下さいね。

 

また、ミスバンビ様よりご快諾頂きましたので、我が家のシッポナちゃんが大変お世話になった多美子おしゃれ美容室様をリンクさせて頂きました。

左カラムの【ブックマーク】より飛べますので、皆様ぜひご訪問下さいませ。

 

 

本日は2代目リカちゃんに代わり、幼少期のもずめの元にやって来た、バーバラ・ミリセント・ロバーツ嬢のその後のお話を。

 

「リカちゃん買って!」とせがむ娘に対し、大人あるあるの知識不足でバービーを買ってきた父。

憧れのリカちゃんで無いのは確かに悲しかったのですが、自分のお人形さんに新たな仲間が増えたのはやはり嬉しく、気が付けばバービー嬢も我が家の一員になっておりました。

ただですね…

 

自分はお人形さん遊びが大好きでしたが、巷のお淑やかな女児たちのように、「アイドルごっこ」「お姫様ごっこ」と言った可憐な遊び方ではなく…

どちらかと言うと、男児のブンドドに近いごっこ遊びが多かったです。

具体的には、銀行強盗ごっこだのインディ・ジョーンズ的冒険ごっこだの。

そんな中でバービーは、「人質にとられる女性行員」「敵の女幹部」「指名手配中の賞金首」「謎の女スパイ」と、八面六臂の大活躍を見せてくれました…て、ヒドいなオイ。

すべては彼女と対面した瞬間、「リカちゃんちゃうやん…てか、バービーめっちゃ強そう…」と思ってしまったのが、彼女のその後を決定付けてしまったのでしょう。

肘の曲がりが90度に固定されていたので、戦闘時のバーバラ嬢の必殺技はチョップ系でした。何やらせてるんだか。

(因みに、ブンドド遊びは基本ひとりの時で、お友達と一緒に遊ぶときはちゃんと可憐なごっこ遊びをしておりましたわよオホホホホ)

 

そんな彼女に付随していたお洋服は2種類。

ピンクのブラウス部に、黒地にバラ柄の模様が付いたスカート部で構成されたワンピースと、淡い水色のナイティ。

どちらも薄く柔らかい生地でシルエットが大変美しく、子供用玩具とは思えない程に繊細な出来でした。

バービー嬢本人の扱いとは裏腹に、それはそれは丁重に扱っていたものです。

今でも同じものが欲しいくらい。

 

我が家ではハードな役割を与えてしまいましたが、【おとなのおねえさん役】として正に名女優でしたので、結局は気に入っていたバービー。

彼女もまた引っ越しのどさくさで、他のお人形さんと同じように勝手に処分されてしまいました。

 

…何でそんなことするかなあ。引越しってだけでも子供にはダメージMAXなのにホンマ。

 

 

 

その後の自分のバービー歴ですが…

それぞれ別タイプの子を2回迎え入れて、2回とも扱い切れずに手放しております。

 

 

ひとりは彼女。

1995年に販売された、Enchanted EVENING Barbie

 

初代バービーのリプロですが、今見ても大変美しいお人形だと思います。

 

その美しさが逆に仇となり、何を着せたら良いのか、どう彼女に遊んでもらえば良いのかが自分にはわかりませんでした。

高嶺の花感がありすぎると言うか、凄みがまるで違う感じ。このあたりは流石、バーバラ・ミリセント・ロバーツ嬢。

 

【非売品エクセリーナのようにそのまま飾る】と言う楽しみ方で良いと気付いたときには、すでに手放した後でした。

飾るどころか箱入りのまましまいっ放しの子も多いのに…やってもた…

 

 

 

そして、もうひとりはこちら。かなり最近の子です。

バービーコーヒーショップ店員さんのバーバラ嬢。

 

こちらの彼女、身に覚えのある方も多いと思いますが、【ショップ目当てで買ったらバービーが付いてきた】パターンです。

ただですね…当初は手放すつもりは無く

 

「せっかく“ガンガン遊んでね”派のピンクボックス、遊ぶで!自分も大人になったから、もうバビ姐にムチャはさせへんし!これからは素敵な大人の女性として大活躍間違い無しや!」

 

などと考えていたのですが…

 

 

カービィータイプだったんですよね、彼女。

いや…自分がバービーコレクターで、新たなバリエーションとしてなら全然良いのです。

体格も自然でかえって扱いやすそうですし、お顔もピンクボックスバービーらしい愛らしさ。

(カービィータイプ=ぽっちゃり型らしいですが、普通にナイスバディですよね?ぽっちゃりって言うの絶対無理あると思うわ…)

 

ただね、バービーなら手元に置くにしても1体だけかな?と考えていたお人形ですので、ベーシックなスタイルの子が欲しかったのです…

上部にまとめたおでこ出しお団子ヘアも可愛いですが、乱れてきたときの対応も手こずりますし…

悩んだ末、結局は手放してしまいました。

話には聞いていましたが、台紙に止めつけるタグが直接頭部に打ち付けてあったのには驚愕しましたよ…

 

 

今でも欲しい子はいます。だけどね。

自分の手元に来ると、何かと無責任に手放される運命となる、バーバラ・ミリセント・ロバーツ嬢。

それこそ高嶺の花として、遠くから眺めている方が彼女の為になるような気がしてなりません。

 

 

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