タカラ時代のお人形

数十年ぶりにドール趣味を再開した記念に、タカラのジェニーやリカちゃんをお披露目するブログです。

小芝居の小道具・その2

2024-12-29 | 小物あれこれ

ご訪問ありがとうございます。

本日の更新は、前回の小芝居の舞台裏?についてです。

…と言ってもまた、ダイソーとセリアでゲシュタルト崩壊するのもアレですので、100均以外のものを中心にしましょうか。

今回は何時にも増してかなりの長文になります。お覚悟を。

 

 

 

お部屋の全体。“シンプルでごちゃごちゃ”を意識してみました。表現出来ておりますでしょうか?

造り付けの暖炉の下に、絨毯が入り込んでいるのはおかしいのですが…まあ…お部屋に合わせてカットオーダーしたと言うことにしておいて下さい…

 

 

今回はこの、自作なんちゃって暖炉を中心にディスプレイしてみました。

暖炉のあるお部屋でクリスマス…それっぽいですよね。

暖炉は基本的に大人が管理するものですので、最初はリカパパサイズで試作したのですが…

圧迫感が凄い上に、ディスプレイスペースに収まらなくなったので、かなり小さくなりました。

暖炉の上の飾りはダイs…おっと危ない。200円商品です。

 

 

この暖炉最大の利点はこのように…

ただの厚紙ですので、こうして開くと場所を取らずに収納出来る点です。

いやまあ、日本で一番高いのは何と言っても土地ですからね。出来る限りスペースは節約したいものです。クリスマスだと言うのに世知辛い話です。

収納を優先した結果、開口部がもろに平面になってしまったのが残念なところ。

また、壁面に排気口を設置したかったのですが、レンガシートが足りなくて断念しました。来年の課題です。

 

 

暖炉前のファイアーガードはセリ…何でもありませんよ。

こちらをそのまま使いました。中々にそれっぽいでしょ?

 

 

今回の決め手となったのがこれ。

磁気スイッチ式のLEDモジュールです!…って、なんのこっちゃですよね。

ガンプラや鉄道模型が好きな方ならご存知なのではないでしょうか。

 

このLEDモジュール、直径約1cmほどで、ボタン電池使用。

これの凄いところは、磁石を近づけると点いたり消えたりする点にあります。

そう!配線やスイッチボックス等がいらないのです!

 

 

薪の下に仕込んだらセット完了。明かりを付けたいときは磁石を近づければOK

このモジュールあってこそ、この暖炉。かがくのちからってすげー!

左側のセリ…ごほん。某所で買ったブーツに、ナチュラルキッチンで買った右側のクッキーを詰め込むと…

 

 

クリスマスブーツの出来上がり。

本当はハロウィン用にし用意したお菓子を入れて、少しでも節約したかったのですが…残念ながら入りませんでした。しょんぼり。

ただ、お菓子の出来自体はこちらの方がクリスマス感があるので、これで良かったかな。

 

 

クリスマスツリーの飾りは、釣り糸に余っていたビーズを適当に通したものです。

1m近くはあると思うのですが、長さが全然足りませんでしたので、ツリー全体にグルグル巻きつけるのは止めて、前面部だけに引っ掛けてあります。

また、ひねれば固定できるワイヤーと違い、釣り糸にビーズを固定するのに良い方法が思いつかず、結局は接着剤でひとつひとつ止めると言う、大変原始的な方法を使いました。

時間と労力を考えたら、似たようなものを買った方が良いと思われます。

 

 

当初、ミキちゃんマキちゃんは別々のお洋服を着てもらう予定でした。

ただこうなると、リカちゃんが必然的に「白いお洋服」になるんですよね。

ディスプレイ全体で見ると、一番体の大きいリカちゃんが白い服だと、視覚に占める白の面積が大き過ぎて、どうにもバランスが悪い。

逆に赤の比率が少ないように思いましたので、姉妹揃って赤いお洋服をチョイスしました。

お洋服には白も入っておりますので、色調的には良いバランスになったと思います。

 

 

暖炉が黒子だとしたら、今回メインを張ってくれたこちらの立体絵本。

秋の読書会でも登場した、エールのガチャガチャ「秒で世界Ⅱ

今回はこれを強調したかったので、他のものは極力青と緑を排除して、全体の色数を抑えるようにしました。

 

 

そういう意味では、この絵葉書は例外になりますね。

この絵葉書は1994年(!)の【イタリア・ボローニャ国際絵本原画展】で購入したもの。

絵本のタイトルはずばり、【クリスマスの秘密】素敵でしょ。

隣のマリア像は、トラピスチヌ修道院のお土産だったかな?

 

 

大昔に何となく作って飽きた、謎のビーズ細工。

これをもう片方のツリーのてっぺんに飾って完成…と、言いたいところなのですが。

向かって右側…

キャラクターと言うのは存在感が大きく、とにかく目を引くので、ロディを配置してある方はあえて装飾を少なめにしてあります。

だけどこうして見ると、上部壁面の空きが少々気になるところ。

 

 

新たに絵を追加。

空間バランスやカラーリングを考慮すると、恐らくロディ側に色数の多い大きな絵、左側に色数の少ない小さな絵を配置した方が良いと思われるのですが…

暖炉を設置してある壁面に大きな絵(≒サイズ感が油絵を喚起させる)を飾るのはいかがなものか?と言う点が引っかかったので、この配置で。

これにてようやく完成です。

 

 

正直に白状致しますと…

このディスプレイ作成が、自分の人生においてもっとも気合の入ったクリスマスとなりました…

 

 

ん?我が家のクリスマスですか?

えー、今年はですね…家の者が事前にアイスケーキを買ってくれたのですが…スヌーピーのようにこう、待ちきれなくてですね…その日の内に食べてしまって…

おまけにクリスマス当日はインフルエンザの高熱に見舞われましてですね…それどころでは無く…今でも本調子では無いと言いますか…

ある意味、先にケーキを食べてしまったのは正解だったかもしれません。

 

 

 

年内の更新は本日で最後となります。

拙い上にクドい当ブログに来て下さった皆様、本当にありがとうございます。

来年もこの調子かと思いますと、我ながら頭が痛いのですが…

よろしければまたお越し下さいね。

 

 

それでは皆様、良いお年をお過ごし下さい。

 

 

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リカちゃん姉妹のクリスマスイブ

2024-12-24 | リカちゃん

ご訪問ありがとうございます。

また、前回の記事にコメントを下さった方、本当にありがとうございます。

元記事の方に返信させて頂きましたので、良かったら見てみて下さいね。

 

 

本日の更新は小芝居になりますので、苦手な方はご注意を。

(マナーらしいので上記文言を入れておりますが、これって必要なのでしょうか?甚だ疑問です)

 

 

 

香山家の双子、ミキちゃんとマキちゃん。どうやらクリスマスイブを満喫中みたいです。

 

 

おやおや?ミキちゃんはキャンディケインに夢中みたいですね。

 

 

ミキちゃん「マキちゃん見て見てー!ステッキー!」

 

 

マキちゃん「ミキちゃん、まだ開けちゃダメだよ~。明日開けるんだよ~」

ミキちゃん「プレゼントじゃないからいいんだよ~」

マキちゃん「そうなんだ~」

 

 

そこにリカちゃんが大きな本を持ってきました。

思わず駆け寄るミキちゃん。

マキちゃんも、大きな本にビックリです。

ミキちゃん「おっきな本!」

マキちゃん「おっきいね~。何の本?」

 

 

リカちゃん「この本ね、凄いんだよ~」

ミキちゃん&マキちゃん「うんうん」

 

 

リカちゃん「ほら!」

ミキちゃん&マキちゃん「!!!」

 

 

飛び出す絵本に夢中になるミキちゃんとマキちゃん。

マキちゃん「すごい~!雪いっぱい~!」

ミキちゃん「すごいすごい!この本、すごい!」

リカちゃん(…)さり気無くミキちゃんをガードします。流石お姉ちゃん。

 

 

リカちゃん「ミキちゃん、暖炉に気をつけてね」

ミキちゃん「はーい!」

 

 

 

今年も幸せなクリスマスを迎えられることを、マリア様に感謝するリカちゃん。

ミキちゃん「マキちゃん見て見て!サンタさん!」

マキちゃん「雪だるま!ミキちゃん、雪だるまさんもいるよ!」

 

 

あらあら、ミキちゃんはキャンディケインのことも忘れてしまったみたい。

そんなふたりの様子を見守るリカちゃん。

 

 

リカちゃん(パパ、今日のクリスマスコンサート、上手くいったかな?)

 

 

リカちゃん(ミキちゃんマキちゃん…プレゼント、開けなかったんだ。偉いなぁ…)

 

 

リカちゃん(リカが4歳のときは…クリスマスが待ちきれなくて、プレゼント開けちゃって、ママに笑われたっけ…)

 

 

リカちゃん(ママ、三つ子ちゃんの寝かし付け終わったかな?あとでホットミルク持っていってあげよう)

 

 

こうして、リカちゃん姉妹の幸せなクリスマスイブの夜が更けていくのでした…

 

 

 

(最後の写真は室内の明かりを消して撮りました。暖炉の炎を強調したかったのです…)

 

 

欧米の慣わしでは、届いたプレゼントをすぐには開けず、一旦クリスマスツリーの下に置いて、25日のクリスマス当日に開封するのが一般的だそうです。

これを初めて知ったとき、「マジか…めっちゃガマン強いな…自分なら絶対その場で開けるわ…」と、欧米の子供たちの忍耐力に驚いたものですが…

ピーナッツのコミックを読んだところ、プレゼントが届く度に片っ端から開けてしまって、激しく後悔するスヌーピーのお話がありました。

やっぱり開けちゃうもんなんだなーと、微笑ましいです。そりゃ開けちゃいますよねえ。

 

 

 

それでは皆様、素敵なクリスマスを。

 

 

 

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リカちゃんの白い白い家具セット・クルクルお食事テーブルの想い出

2024-12-18 | 小物あれこれ

ご訪問ありがとうございます。

また、前回の記事にコメントを下さった方、本当にありがとうございます。

元記事の方に返信させて頂きましたので、良かったら見てみて下さいね。

 

 

復帰お祝いパーティー中の白バラリカちゃんとシッポナちゃん。

(壁紙が変わっておりますが、気にしない方向でお願いします)

こちらのダイニングセット、昭和リカちゃん世代ならピンと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

そうです!【リカちゃんの白い白い家具セット】シリーズ…

クルクルお食事テーブルです!懐かしいでしょ!

 

 

自分の記憶が確かなら、クルクルお食事テーブルは2種類あってですね…

①テーブルの中央にあるプレートをクルクル回すと、それぞれにキャンドル・ターンテーブル・銀の大皿の3種類をセット出来る“テーブルセッティング系”

②テーブルにセットされているお皿をクルクル回すと、何とビックリご馳走が現れる“配膳系”

自分が持っているのは ①のテーブルセッティング系になります。

 

 

ひと通り並べてみたところ。

豪華なお食事はビニールプリント。下地の白い部分をお皿に見立ててあります。このおもちゃ感が凄く好き。

ですので、各料理の下に敷いたお皿(と、立体的なチョコレートケーキ)は別口。セリアのものです。

白バラのピンはもちろん、お食事テーブルではなくリカちゃんの付属品。

 

 

こちらのクルクルお食事テーブルは中古ショップで購入したのですが、ほぼほぼ完品。

子供ならまず最初にダメにしそうなお花が、綺麗に残っていたのには感動しました。

 

 

箱もなかなか良い感じ。

2代目リカちゃん。可愛いなあ…

この子もまた、表情が違いますね。リカちゃんはホンマ、バリエーション多いわ…

 

 

これは箱から出したときの写真。

右側が食器類の一部。グラスとお皿に欠品ありだったかな?全然OK!

左は先に述べた、セッティング用のターンテーブルとキャンドル。

キャンドルの中心の炎が欠けていますが、これもOK…と言うより、気が付いたのは最近のことです。

銀の大皿は元からテーブルにセットしてあって、外れない仕様。

 

 

こちらのプレートは少し痛んでますね。

痛みの形状から察するに、ご馳走をずっとのせてたのかな?

普通ならこう言った素材の痛みは嫌なのですが、これは何だか微笑ましい。

大事に遊ばれてたんだろうな…

 

 

大好きな小物その1。

一流ホテルにも引けを取らないカトラリー!香山家の経済力、恐るべし。

メッキ、柄の形状、70年代のおもちゃでこれだもんなあ。本当に凄い。

写真では分かり辛いですが、フォークも溝が埋まらずにキチンと先がわかれているのですよ…

 

 

大好きな小物その2。

透明感が美しい各種ボトル。

左から、ファ●タオレンジ、ラムネ、コ●コーラ、恐らく瓶入りジュース。

特徴的なボトルが見事に再現されているのに感動します。

ラムネ以外は王冠の形状になっているのも、その王冠部分が塗られているのも素晴らしい。

これが欲しくて買ったと言っても過言ではないです。

 

 

さて、ここからは長い長い思い出話をば。

憧れの2代目リカちゃんが欲しいのに、持っていなかった未就学児時代。

ご近所にAちゃんと言う年下の女の子がおりました。

このAちゃん、それこそ当時自分が欲しかったリカちゃんを筆頭に、お友達・ママ・双子ちゃんから家具セット、お洋服、お店etc…と、それこそ思いつく限りのものは大抵持っているという、それはそれは羨ましい環境でした。

しかも育ちの良い彼女、それらを自慢することも無く、「もずめちゃん遊ぼ~。いづみちゃんも持っておいでよ~」と誘ってくれるのです。地上に降りた最後の天使かマジで。

 

忘れもしないあの日。

その日も仲良くふたりで遊んだ後、お片づけをしている最中…

Aちゃんのクルクルお食事テーブルの椅子を、自分が踏んで割ってしまったのです。

ボクっと言う鈍い音、一瞬の間ののち、大きな声で泣き出すAちゃん、涙ぐんでしまうもずめ。

恐らく自分の人生において、【罪悪感】と言うものを初めて知った瞬間でした。

あのときの足の裏の感触、大げさではなく今でもハッキリと思い出せます。

 

飛んできたAちゃんのお母さんに震えながら状況を説明したところ、お母さんはAちゃんをあやしながら、「もずめちゃんもビックリしたね。お片づけ手伝ってくれてありがとうね。明日また遊ぼうね」と言って、見送ってくれた上にお菓子まで持たせてくれました。

天使の母君は天女だったようです。

 

Aちゃんのお母さんはああ言ってくれたものの、とてもじゃないけれど遊びに行けない…

悲しさと申し訳無さで数日間グズグズ落ち込んでいた自分のところに

 

「もずめちゃん遊ぼ~。いづみちゃんも持っておいでよ~」

 

何とAちゃんが誘いに来てくれました。何事も無かったかのように。

 

恐る恐るAちゃんのお家にお邪魔すると…

クルクルお食事テーブルの椅子が4脚、すべて揃っていたのです。

お家の方が修理されたのか、タカラのお客様サービスセンターが当時既にあったのか、詳細は分かりませんが…

まるで狐につままれたような気分で、ポカンとしたのを覚えています。

 

 

以前にYouTubeでリカちゃんキャッスルの動画を見ていたとき。

子供の頃に、当時持っていたクルクルお食事テーブルを転んでダメにした…と言う、男性コレクターの方が出演されていました。

それ以来、持っていたとき以上に思い入れの強い一品になり、大人になってから買い直したのだとか。

気持ち、痛い程分かります。

 

 

大人になってからクルクルお食事テーブルを手にした自分。

今でも気にかかっているのは、「自分はあのとき、Aちゃんにちゃんと謝れたのかな」と言うこと。

 

 

震えながらつっかえつっかえ、Aちゃんのお母さんに説明したこと。

おもちゃを壊したにもかかわらず、また誘ってくれたAちゃんにお礼を言ったこと。

これらは覚えているのですが…

 

 

リカちゃんの白い白い家具セットで持っているのはこれだけ。

クルクルお食事テーブル。

自分にとっては切なくも懐かしい、思い入れの強い一品です。

 

 

 

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バービーことバーバラ・ミリセント・ロバーツ嬢のお話

2024-12-12 | その他お人形

ご訪問ありがとうございます。

前回の記事にコメントを下さった方、本当にありがとうございます。

元記事の方に返信させて頂きましたので、良かったら見てみて下さいね。

 

また、ミスバンビ様よりご快諾頂きましたので、我が家のシッポナちゃんが大変お世話になった多美子おしゃれ美容室様をリンクさせて頂きました。

左カラムの【ブックマーク】より飛べますので、皆様ぜひご訪問下さいませ。

 

 

本日は2代目リカちゃんに代わり、幼少期のもずめの元にやって来た、バーバラ・ミリセント・ロバーツ嬢のその後のお話を。

 

「リカちゃん買って!」とせがむ娘に対し、大人あるあるの知識不足でバービーを買ってきた父。

憧れのリカちゃんで無いのは確かに悲しかったのですが、自分のお人形さんに新たな仲間が増えたのはやはり嬉しく、気が付けばバービー嬢も我が家の一員になっておりました。

ただですね…

 

自分はお人形さん遊びが大好きでしたが、巷のお淑やかな女児たちのように、「アイドルごっこ」「お姫様ごっこ」と言った可憐な遊び方ではなく…

どちらかと言うと、男児のブンドドに近いごっこ遊びが多かったです。

具体的には、銀行強盗ごっこだのインディ・ジョーンズ的冒険ごっこだの。

そんな中でバービーは、「人質にとられる女性行員」「敵の女幹部」「指名手配中の賞金首」「謎の女スパイ」と、八面六臂の大活躍を見せてくれました…て、ヒドいなオイ。

すべては彼女と対面した瞬間、「リカちゃんちゃうやん…てか、バービーめっちゃ強そう…」と思ってしまったのが、彼女のその後を決定付けてしまったのでしょう。

肘の曲がりが90度に固定されていたので、戦闘時のバーバラ嬢の必殺技はチョップ系でした。何やらせてるんだか。

(因みに、ブンドド遊びは基本ひとりの時で、お友達と一緒に遊ぶときはちゃんと可憐なごっこ遊びをしておりましたわよオホホホホ)

 

そんな彼女に付随していたお洋服は2種類。

ピンクのブラウス部に、黒地にバラ柄の模様が付いたスカート部で構成されたワンピースと、淡い水色のナイティ。

どちらも薄く柔らかい生地でシルエットが大変美しく、子供用玩具とは思えない程に繊細な出来でした。

バービー嬢本人の扱いとは裏腹に、それはそれは丁重に扱っていたものです。

今でも同じものが欲しいくらい。

 

我が家ではハードな役割を与えてしまいましたが、【おとなのおねえさん役】として正に名女優でしたので、結局は気に入っていたバービー。

彼女もまた引っ越しのどさくさで、他のお人形さんと同じように勝手に処分されてしまいました。

 

…何でそんなことするかなあ。引越しってだけでも子供にはダメージMAXなのにホンマ。

 

 

 

その後の自分のバービー歴ですが…

それぞれ別タイプの子を2回迎え入れて、2回とも扱い切れずに手放しております。

 

 

ひとりは彼女。

1995年に販売された、Enchanted EVENING Barbie

 

初代バービーのリプロですが、今見ても大変美しいお人形だと思います。

 

その美しさが逆に仇となり、何を着せたら良いのか、どう彼女に遊んでもらえば良いのかが自分にはわかりませんでした。

高嶺の花感がありすぎると言うか、凄みがまるで違う感じ。このあたりは流石、バーバラ・ミリセント・ロバーツ嬢。

 

【非売品エクセリーナのようにそのまま飾る】と言う楽しみ方で良いと気付いたときには、すでに手放した後でした。

飾るどころか箱入りのまましまいっ放しの子も多いのに…やってもた…

 

 

 

そして、もうひとりはこちら。かなり最近の子です。

バービーコーヒーショップ店員さんのバーバラ嬢。

 

こちらの彼女、身に覚えのある方も多いと思いますが、【ショップ目当てで買ったらバービーが付いてきた】パターンです。

ただですね…当初は手放すつもりは無く

 

「せっかく“ガンガン遊んでね”派のピンクボックス、遊ぶで!自分も大人になったから、もうバビ姐にムチャはさせへんし!これからは素敵な大人の女性として大活躍間違い無しや!」

 

などと考えていたのですが…

 

 

カービィータイプだったんですよね、彼女。

いや…自分がバービーコレクターで、新たなバリエーションとしてなら全然良いのです。

体格も自然でかえって扱いやすそうですし、お顔もピンクボックスバービーらしい愛らしさ。

(カービィータイプ=ぽっちゃり型らしいですが、普通にナイスバディですよね?ぽっちゃりって言うの絶対無理あると思うわ…)

 

ただね、バービーなら手元に置くにしても1体だけかな?と考えていたお人形ですので、ベーシックなスタイルの子が欲しかったのです…

上部にまとめたおでこ出しお団子ヘアも可愛いですが、乱れてきたときの対応も手こずりますし…

悩んだ末、結局は手放してしまいました。

話には聞いていましたが、台紙に止めつけるタグが直接頭部に打ち付けてあったのには驚愕しましたよ…

 

 

今でも欲しい子はいます。だけどね。

自分の手元に来ると、何かと無責任に手放される運命となる、バーバラ・ミリセント・ロバーツ嬢。

それこそ高嶺の花として、遠くから眺めている方が彼女の為になるような気がしてなりません。

 

 

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ペティーナ・プードルのシッポナちゃん・後編

2024-12-06 | ペティーナ・プードル

ご訪問ありがとうございます。

また、前回の記事にコメントを下さった方、本当にありがとうございます。

元記事の方に返信させて頂きましたので、良かったら見てみて下さいね。

 

 

58年前(!)の姿を取り戻すべく、2代目リカちゃんと涙のお別れをして、ビンテージドール専門美容室、「多美子おしゃれ美容室」様に旅立っていったシッポナちゃん。

 

カリスマ美容師のミスバンビ様には丁重な対応、素晴らしいご提案、心温まるお言葉まで頂いて、最早五体投地で拝ませて頂くレベルでした…いや…美の神はおるでホンマ…

 

シッポナちゃんの施術に関する内容は、多美子おしゃれ美容室様のブログに詳しく書かれておりますので、ぜひ!そちらをご覧下さい。

我が家に戻ってきたシッポナちゃんのその後を。

 

 

見てください!この、愛らしい包装紙!

注意喚起ラベルもバッチリ。これだけでもお仕事の丁寧さが分かりますよね…感激。

 

 

いよいよご対面…って、ひゃー!!

中のラッピングがこれまたキュート!

 

 

改めて、いよいよご対面!(絵葉書はモザイク処理を施してあります)

オーダーした付け毛(1966年にはエクステなんて言葉は無かったのですよ)、素敵な絵葉書とリボン!嬉しい~!!

以前の小芝居の会話で登場した、【タミースタイル】は、この絵葉書のオマージュなのです。

 

 

 

お帰りなさいシッポナちゃん!!

見て下さい!この美貌!本当に真っ白!!

 

 

ずれていたアイラインのお直しも完璧!目力さらにアップ!!

いやー、本当にべっぴんさんだわ…

 

気になっていた御髪もこの通り!

 

後頭部のおハゲも全植毛で回復!

 

お鼻の色欠け再生、ほんのりチークも見事に再現!

指先と足先にもほんのりピンク色を入れて頂いたのですが…

あまりにも繊細すぎて、写真ではさっぱり判らないのが悔しい…

ビスクドールのような美しさなのですよ!

 

 

美しく甦って戻ってきたシッポナちゃんを見たときに思ったのは

「そっか…1966年、デビューしたときの彼女はこんな女の子だったんだ」でした。

 

実は送り出す前、「せっかく綺麗になるのに、遊んで汚してしまうのはもったいない…」で、またしまい込むのではないかと言う懸念がありました。

彼女は我が家唯一のビンテージドールな上、経年劣化も進んでおりましたので、たまに手にとって遊んでみても「これ以上痛んだらどうしよう…」で、そそくさとしまい込むことが多かったのです。

 

ですが戻ってきたシッポナちゃんを見ると、そんな不安はいっぺんに吹き飛びました。

「とにかく彼女にはたくさん遊んでもらいたい!」

そんな想いが強くなったのです。

 

 

before

 

after

当時の姿を取り戻したシッポナちゃん、本当に嬉しい!

 

 

大事なことなのでもう一度書きますね。

美の神はおるでホンマ!

 

 

こちらの写真は多美子おしゃれ美容室様のブログやインスタでもご紹介頂きました。でへへ。

シッポナちゃんのサイドポニテ、ぜひやってみたかったのです。

朋友の2代目リカちゃんと再会したシッポナちゃん、復帰お祝いパーティー中。

とにかく嬉しくてあわてて写真を撮ったので、いつも以上に影が入りまくっていますが…

自分にとっては大切な、【遊んでもらうぞ記念】の1枚です。

 

 

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ペティーナ・プードルのシッポナちゃん・前編

2024-12-01 | ペティーナ・プードル

ご訪問ありがとうございます。

また、コメントを下さった方、本当にありがとうございます。

元記事の方に返信させて頂きましたので、良かったら見てみて下さいね。

 

 

白バラちゃんこと2代目リカちゃんと、秋の読書会を楽しんでいたシッポナちゃん。

本日は彼女のお話を。

 

…と言っても実は、彼女のことは良くわからないのです。

何せ自分が生まれるよりも前に作られていたお人形なので。

 

自分の知る限りでの断片的な情報を並べますと…

彼女の名前はペティーナ・プードル。

ハズブロに買収されたケナー社で、1966年の1年間だけ販売されていたファッションドールです。

水着やバレエ、イブニングドレスなど数種類のタイプがあって、生産国は日本。当時のタミーちゃんやバービー嬢と同じですね。

着せ替え人形と言えば人の姿を模したものが多数の中、プードルと言うのは今でも斬新だと思います。

 

 

今から約30年ほど前。1995年のインターネット黎明期から少し経った頃。

インスタやX、YouTubeどころかブログすら無く、ネットサーフィン(これも最早死語でしょうか)と言えば、ホームページの閲覧が主流だった時代。

 

愛好家様のホームページで見た、彼女の眼差しに一目惚れ…したのは良いものの、自分には入手手段が無い。

令和の今では考えられないことですが、当時はAmazonがようやく物販を始めた位で、【インターネットで物を買う】のがあまり一般的ではなかったのです。

 

海外のビンテージトイであるペティーナ・プードルは更にハードルが高く、専門店にお願いして入荷を待つ・専門の方に海外オークションでの代理購入をお願いする…と言ったような状況でした。

語学が堪能なら、海外の方と自力で交渉と言う手もありましたが、悲しいかな、自分の英語力は「ジスイズアペン」レベル。

 

♪もしも英語が出来たなら

貯金のすべてを元にして

君(ペティーナ・プードル)に奉げることだろう~♪

 

などとヘタクソな替え歌を歌いながら、諦め切れずにグズグズとネット徘徊を連日繰り返していたところ…

奇跡的に、日本国内で見つけることが出来たのです。

お世辞にもコンディションが良いとは言えず、その分貯金のすべてを元にすることも無く、我が家に来てくれた彼女。

とてもとても嬉しかったのを覚えています。

 

余談ですが…

自分が彼女を迎え入れた頃、フィギュア専門誌にペティーナ・プードルのことが記載され、国内でもやや入手し易くなった時期がありました。

その分お値段も吊り上っていたので、タイミング的には恵まれていたかもしれません。今はどうなのかな?

 

 

まずは、デフォルトのお姿をば。

我が家の子は水着タイプ。腕輪やサンダルなどは奇跡的に残っていました。欠品はサングラスだったかな?

 

お顔のアップ。

バチンバチンのまつ毛。くっきりとしたブルーのアイシャドウ。

往年の映画女優さんみたいなこの眼差しに惚れたのよ~。

向かって右側のアイライン、下側が若干ずれているのが惜しい…

お鼻の色は少々欠けていますが、ほっぺのチークはほんのり残っています…って、この写真じゃわかりませんね…

 

 

女優さんらしく(!?)脱いで頂きました。

改めて見ると黄変が凄いですね。年代物の貫禄十分。

(背後のポケモントレーナーフィギュアは気にしないで下さい)

 

後ろから見たところ。

髪?の変色も激しい上に、おハゲが…

また、本来ならわんこらしく尻尾がある(!)のですが、着せ替え易いように取り外しが出来るので、現存しているペティーナ・プードルは尻尾の無い子が多いようです。

 

我が家の子もしっぽが無いので、愛称は【シッポ無ちゃん】

名付けたときには「我ながら良い名前だぜフフフ」などと悦に入ってたのですが…数日後気付く訳ですよ…

 

いや、猫やん。

シッポナって、猫やん。

 

ひみつのアッコちゃんの飼い猫の名前やん!!

※画像は赤塚不二夫公認サイト様よりお借りしました。

 

我に返ったもののもう、後の祭り。自分の中で馴染んでしまって、今さら別の名前に変えられない。

こうして我が家のペティーナ・プードルは、有名な猫の名前で呼ばれています。犬なのに。

 

 

 

彼女の衣装が素敵なので、ぜひ見て下さい。

お帽子、ビキニ上下、サンダル、バングルタイプの腕輪。

写真には撮っておりませんが、パンツには尻尾を通せるように穴が開いてるんですよ。

ビキニブラにはスナップが付いていますが、生地が伸び切っておりますので使っていません…と言うより、経年劣化が激しくて触るのも怖いのです。

 

特にこの帽子!

縫製、形とも素晴らしい出来栄え。

当時の日本の内職さんの技術力の高さに惚れ惚れします。

裏側にはハズブロのタグが残っていました。

 

こちらの衣装、変色が激しいので何とかしたいのですが…

オーソドックスな方法としては【オキシ漬け】がありますが、こちらの生地の水玉模様は“染色”ではなく“のせてる”感じなので、落ちてしまう可能性があるんですよね…怖くて試せない…

 

 

ここで勘の良い方ならお気付きになったのではないでしょうか。

「あれ、1枚目の写真、かなり色白になってない?」

 

ふっふっふ…そうなんです。

ビンテージドール専門美容室、「多美子おしゃれ美容室」様にお願いしたのです!

 

 

以下、旅立つ前の小芝居になりますので、苦手な方はご注意を。

 

 

 

シッポナちゃん(ペティーナ・プードル)「…リカちゃん、私そろそろ行くね」

白バラちゃん(リカちゃん)「…シッポナちゃん、どうしても行っちゃうの?リカ、寂しいよ…」

 

 

シッポナちゃん「…そんな顔しないで。私、綺麗になって帰ってくるから」

白バラちゃん「…うん…待ってる。リカ、ずっと待ってるから」

 

シッポナちゃん「じゃあね、リカちゃん。帰ってきたらいっぱい遊ぼうね」

白バラちゃん「シッポナちゃん!絶対だよ!約束だよ!いっぱい、いっぱいリカと遊ぼうね!」

 

 

結局は今回もクドい文章のまま後編に続く。

 

 

 

※実際には、この姿で行ってもらいました。

…ちょっとホラーっぽい写真になっちゃった。

 

 

 

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