東洋はり医学会 大阪支部

(一社)東洋はり医学会は60年、大阪支部も50年以上、経絡治療はり専門臨床家の学術を支えてきた勉強会・講習会の団体です。

3月19日支部会の感想 東洋はり医学会大阪支部

2017年04月05日 22時48分05秒 | インポート
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基礎講義 わかりやすい経絡治療.10
  第9章「十二経絡および奇経の流注と経穴.2」  

治験研究発表「小児の不眠」
指導講座「奇経治療」「子午治療」 座学
2017年支部年間研究テーマ
「刺鍼と脉状変化の検証 其の3」

実技・基礎班 「基本脉診」「基本7穴・取穴法」



基礎講義は、十二経絡と奇経八脈の流注と経穴について言及されました。
経絡は目に見えない、手で触れる事のむずかしい形而上学的概念ですので、其の理解は容易ではありませんが、
講師の先生が難経等(鍼灸の古典書)を背景に判り易く説明して頂けました。
奇経の督脈、任脈は、専有穴が、有りますが、他の奇経には、有りません。
他の経と交わる事で、経絡循環の排水路の役目をすると言うことで、午後の実技は、奇経治療の説明も有りました。
環境等により、体質の変化も複雑になり、いろいろな病気に対処できるように、奇経治療も覚えておきたいと思います。

今回の午後の実技は、研究テーマは、切経時の圧による、脈の変化を診ました。
不要な圧は、脈の乱れを生じました。
基礎班は脈診と取穴の実技ということで、脈診では脈状心と六部定位 脈診の基本実技を、また、取穴は基本7穴の取穴法についての実技を行いました。
脈診では、切経やや押手の置き方により微妙に脈が変かすることを学び、かせた所、沈めた所、厚み等、まだまだ細かく診ていかなければいけないと、思いました。
基本7穴の取穴では、東洋はり独自の取穴の方法について学びました。
取穴は、治療の効果の為、きちんと取れる様にしたいものです。
いずれも術者自身が充分に力を抜き、指先に感覚を集中させることが何より肝要であることを学びましたが、手が硬くどうしても無駄な力が入ってしまう、難し部分も有るなあと感じましたが、力をぬいて、軽い接触をこころがけていきたいものです。

大阪支部では、当年より初学者を中心とする基礎班が構成され、年間を通して、基本脈診や基本刺鍼・証決定等、種々カリキュラムが予定されて居り、初学者にとっては、とても有難く思う次第です



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