7月21日支部会の感想 東洋はり医学会大阪支部
7月支部会のメニュー
午前
事業報告・3分間スピーチ
特別講習会日程・カリキュラム決定
基礎講義 わかりやすい経絡治療 第26回 第20章 誤治の調整
午後1時00分より
支部年間研究テーマ、「刺鍼と脉状変化の検証 其の5 瀉法の脉状変化」 瀉法
実技 基礎班・研修班其の1「脈診」
実技 基礎班・研修班其の2「証決定」
実技 基礎班・研修班其の1「脈診」
実技 基礎班・研修班其の2「証決定」
実技纏め・質問、臨床質問、本部会音声を聞いて
午後5時 終講
感想
午前中は基礎講義、わかりやすい経絡治療・第二十章「誤治の調整」でした。
経絡治療は明確な理論のもと、合理的に治療が進められる為、時に誤治を招いたとしても、その反応を検討・修正し、治癒に導くことができる。
この誤治調整は、主証の正否、取穴の適否、ドーゼの多少、適応側の適正、脈状に応ずる手法の適合、標治法の如何の六方面から検討されるとの事です。
取穴や刺鍼技術が未熟であれば例え誤治を招いたとしても、殆ど影響はないが、熟達していれば恐ろしい反応が現れてしまうので、五蔵特有の反応を押えつつ、よくよく検討して調整する事が肝要との事でした。
只、誤治反応が起こせる程度に熟達しなければ平素の治療で優秀な成績を得る事はできないので、基礎・基本はしっかり修練せねばと思った次第です。
午後からは実技で瀉法の脈状変化の検証と脈診・証決定が行われました。
瀉法では「押す止める押す止める」を心がけましたが、止める際、少し引いていたようでしたので、今後は押し戻されない程度に圧を入れて止めてみようと思いました。
脈診・証決定の時は模擬患者として参加しました。
脈診では肝虚と診る先生が多かったですが、自分は脾虚に診えました。
他の先生にアドバイスをもらい左関上を中脈の下側・骨際まで深く沈めると、確かに肝の脈は弱く診えました
今回は基本的な事ですが、中脈をしっかり確認し、そこから陰分・陽分の脈を丁寧に診て比較する大切さを再認識することができました。
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次回、大阪支部会は、令和元年 2019年