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支流からの眺め

最近の(17)ー生き証人となる

 トランプ就任は世界を震撼させた。就任演説で早くも政策を述べ上げ、大統領令も多数発した。以前のBlogで述べたように、雌伏の4年間に鍛え上げられた眼力や人脈を生かした神憑りの大統領の挙動により、国内・国際情勢は世界史的な大変貌を遂げるだろう。我々はこの大転換の生き証人となる。


 国内的には、インフレの克服、行政の効率化、性の多様性の否定、性別や人種による逆差別の撤廃、司法の武器化の否定などだ。前政権の行政・政策を見直し、異例の多数の公務員を削減・入替するようだ。バイデンの息子の訴追、4年前の選挙不正を追求して逮捕された人々の名誉回復も実施されるだろう。

 国際的には、国際紛争の終結、違法移民の強制送還、WHOやパリ協定からの離脱などだ。中・加・墨への関税強化、パナマ運河の奪還、グリーンランドの買収は、取引材料とするのだろう。面白いのは、メキシコ湾をアメリカ湾へ変更、山名にマッキンリーを復活、火星への人間着陸などの愛国主義的政策だ。

 トランプ支持者の熱狂の一方で、これを苦々しく思う人も多い。中間的な人々からも独裁者、危険人物と評される。しかし、これらの政策は現実的に(理想主義に陥ることなく)自由で闊達な世界を取り戻そうとするものだ。逆に言えば、今までの政策は自由を制限し米国を弱体化させるものだった。

 そこにあったのは、家族の否定、伝統の否定、道徳の否定、宗教の否定、連帯の否定だ。変形・擬態した共産主義なのだ。革新的に見えるがその裏に憎悪と嫉妬がある。破壊の後には暴力による「平等」な世界が待っている。その世界に自由はない。この視点からトランプの政策をよく吟味すべきだ。

 この共産主義の脅威に韓国国民も気づいたのか、逮捕された尹大統領の支持者が増え、与党(国民の力)の支持率が半数近くまで回復した。国民には思う所があろうが、韓国には親米・親日という道しかない。韓国国民が歴史を踏まえ自ら考えて結論を出して欲しい(日米は逆効果を恐れ手が出せない)。

 もし親北・親中の李在明が政権を握れば、韓国は大混乱に巻き込まれる。これは日本を含む北東アジア情勢に極めて重要なことはもちろん、世界の覇権争いにも大きな影響を与える。その意味で、韓国は世界史的な転換の主役であり、我々はこの大転換の生き証人となる。それにしても、この機に石破は酷すぎる・・(嘆息)。

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