煮え切らない政府の対応、国論の分裂
(その1)石原知事「尖閣購入」後の動き
東京都のホームページ「知事の部屋」の「東京都尖閣諸島寄附金」によると
5月9日22時49分現在
「受付状況
件数 総額 17,752 件 227,898,890 円
平成24年5月7日入金確認分まで」 となっている。
(その2)中国人 350億円で尖閣三島購入を申し出た
網博週報2012年4月27日1面
日刊フジ(4月19日)の記事“尖閣所有者実弟が激白 中国350億円 提示”の記事を紹介、この地域には“3000兆日元の地下資源がある”とか、石原都知事の申し出に、野田首相“冷静に判断する”旨の文句が記載されている。
(その3)野田首相、石原知事と会談 尖閣購入、話題に上らず
野田佳彦首相は4月27日、東京都の石原慎太郎知事と官邸で会談した。石原氏によると、30日にワシントンで日米首脳会談が開かれるのを前に、米軍横田基地(東京都)の軍民共用化実現について話したという。都による尖閣諸島(沖縄県石垣市)購入方針については話題に上らなかったとした。
(その4)李登輝竟称:釣魚島就是日本的領土
網博週報2012年4月27日10面
”李登輝はなんと「釣魚島は日本の領土です」と言った。”という記事。
李登輝氏は前からもこの種発言をしている。日本が無抵抗で中国に魚釣島を奪われたら、李登輝氏は失望し日本をまともな国と見ないだろう。他の諸外国も同じであろう。
(その5)都の購入「筋違い」 尖閣諸島で前原政調会長
民主党の前原誠司政調会長は4月20日、都内で講演し、東京都の石原慎太郎知事が表明した沖縄県・尖閣諸島の購入方針について「沖縄県の土地を東京都が買うのは筋違いだ」と疑問を呈した。 同時に「尖閣諸島は紛れもない日本の領土であり、実効支配を続けることが大事だ。所有者が譲渡、売却する用意があるなら、国が買うべきだ」と指摘した。
前原発言と同じような趣旨の記事を掲載する新聞、報道するテレビがあり、尖閣諸島を断固守れとという強い意志が政界、マスコミに見られず、中国のマスコミ報道とと際立った違いが認められる。
領土問題に対する政府の対応は無為無策、領土を守るとの毅然とした姿勢が全く見られない。尖閣諸島における中国漁船衝突事件の対応で周章狼狽、なす術も無く中国に屈服した前原が「尖閣諸島は紛れもない日本の領土であり、実効支配を続けることが大事だ。」と言うに至っては笑止千万である。中国は武力を行使してでも尖閣諸島を防衛する意思は無いとタカを括っているだろ。
中国側、対日牽制と日本懐柔発言を頻発
(その1)習近平会見日本客人
2012年3月29日 連合週報8面
3月23日、習近平が人民大会堂で輿石幹事長率いる民主党代表団と会見した。党中央部部長王家瑞が同席。中日関係の更なる発展のため4点を提示した。
(その2)「政治家は無責任な発言すべきでない」
習近平副主席、尖閣購入を牽制
MSN産経ニュース2012.5.4 00:49
中国の次期最高指導者に内定している習近平国家副主席は3日、北京の人民大会堂で高村正彦元外相ら日中友好議員連盟(会長・高村氏)の代表団と会談した。習氏は「相手にとって核心的利益、重大な関心を持つ問題については慎重な態度を取るべきだ」と述べ、意見対立の先鋭化を避けるため注意を払うよう求めた。
「日中の政治家は無責任な発言をすべきではない」とも強調。具体的に何が核心的利益に当たるのかは明言しなかったが、石原都知事が表明した都による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)購入方針への牽制とみられる。中国が譲歩できないことを示す「核心的利益」という表現を使うのは台湾や独立運動が続くチベット、新疆ウイグル両自治区の問題に対してだけ。日中間の懸案ではこれまで使用することはなかった。
(その3)唐家璇、在日友好団招待会で講演
2012年5月4日 現代中国報
日中双方は人民の根本的利益に重きを置き、中日四介政治文件的精神(日中第4次民間貿易協定の精神)に照らし中日米関係野対極を固く把握し、排除干抗(妨害を排除),和平共存、世代友好、交利合作、共同発展・・・・。
(その4)中国大使館挙行 4月定例記者会見
2012年5月4日 華風新聞 4面
東京都知事石原新太郎、尖閣購入を言及したが、釣魚島は古来中国固有の領土、中国は争うべくも無い主権を保持している。東京都は、この島と付属の島嶼は中国のものという事実を変えることは出来ない。
「程永華大使 中日省長知事論壇に出席」
中国省長代表団、京都府知事山田啓二ら10知事、副知事、外務副大臣山口壮等各界人士出席。日本首相野田佳来祝電(祝電をよこした)。
地方自治体首長交流の重要性、戦略互恵などを確認などのような内容?
(その5)薄煕来 胡錦濤の電話を盗聴
2012年5月10日 東方時報2面
北京・中南海は薄煕来事件と人権活動家の処分を巡って騒がしい。胡錦濤から習近平へ指導体制が交代する秋以降になれば、愛国心を煽って中国国民の目を外に向けさせるため日本に強い姿勢で臨んでくるだろう。
中国人の意識改革:日本を愚弄、侮蔑の反日意識の醸成
華人紙には“在日華僑華人は文化の伝播者”とする趣旨の記事を掲載する一方で、日本の歴史や文化を侮辱する記事を掲載している。
(その1)獄中来信 我被日本監獄悪毒虐待
2012年5月10日 東方時報14面
横浜刑務所に収容されている中国人囚人からの便りのようである。中国人の犯罪は凶悪で、在留外国人では中国人の犯罪が最も多く、凶悪なものが多いが、それには触れていない。中国では拷問が当たり前であるが、中国人らしく表現は針小棒大“我被日本監獄悪毒虐待”となっている。
(その2)日本人は色情狂!
日本では古来から母子兄弟妹姑甥姪の近親相姦の話がこれでもかこれでもかとあるのはどうしてなのか。
2012年4月27日 網博週報49面
記事は昔の天皇家は“近親相姦”が普通に行われていたという趣旨の記事のようである。天皇の権威を貶めるもの。天皇制のマイナスイメージの拡散を狙ったもの。
(その3)日本人は色情狂!・・・・肉欲狂
肉欲を欲しいままに身をおどらせとどまるところを知らない・・・・。
2012年4月6日 現代中国報31面
(その4)実は中国人は日本人以上に色魔、色情狂
2012年4月6日 網博週報48面、3月29日 連合週報31面
在日中国人に人気の性愛関連の記事、飲食健康、食も色も健康のため。
“纏足”を発明したシナ民族は世界一の助平な民族である。日本を論う資格はない。
(その5)天皇陛下 足利学校訪問
2012年5月10日 東方時報14面
栃木県足利市、中世の教育機関。室町時代から戦国時代にかけて関東における最高学府であった。教育の中心は儒学で、寺の本堂とは別に孔子廟がある。3月25日、孔子や論語の普及活動に取り組む世界孔子協会の孔健会長が足利学校を訪れ、駐日の交流について懇談した。
中国政府は世界各国の大学内に孔子学院をつくり、海外における中国研究教育を中国政府がコントロールしようとしている。孔子学院は中国の価値観を浸透させ情報操作や世論工作の手段である。単なる学術交流、文化交流ではない。平成8年10月25日に天皇皇后両陛下がベルギー国王王妃両陛下・皇太子殿下ご案内し、訪問したことを言及している。中華文明が日本伝播した。日本の歴史、文化の上位に位置するとのニュアンスがうかがえる。
対日工作の絶好の手段「国交正常化40周年事業」
(その1)「日中国交正常化40周年記念事業」は、対日工作の絶好のチャンス!
「40周年記念事業を通じ,安定的,かつ未来志向の日中関係を構築する上で必要となる幅広い国民交流を通じて相互理解を促進し,相互信頼関係の増進を図る」ため、多層的な国民交流を促進していくとの観点から,幅広い分野で様々な行事が行われる。
重点分野は、青少年交流、地方間(姉妹都市提携)交流、文化・スポーツ交流、草の根交流、観光交流、経済交流、被災地支援である。「相互理解を促進し,相互信頼関係の増進を目的としても、「国家は祖国を愛し、破壊主義を愛するという社会の公徳を提唱し、人民の間で愛国主義の教育を進め、資本主義、封建主義その他腐敗した思想に反対するという思想教育を受けた中国人は、この“フィルター”を通して日本に接するので、相互理解は期待できない。
“日中友好”とは、日本側の片想いとなり、結果として中国側の考えに同調することをもって“日中友好”となす。
「2012年日中国交正常化40周年記念事業」を行う今年は、対日工作の絶好のチャンスである。
要人工作
(その1)加藤紘先生一講演“中国的発展和日本”
2012年5月4日 華風新聞 7面
4月20日、元自民党幹事長加藤紘一先生「中国の発展と日本」と題して東京の中国文化センターで講演した。著名人士100余名参加。当日晩の交流会は、在日華人、留学生、日本人経営者、社員等各界友人・・・・。中日友好の熱気が現出・・・・。
加藤先生、謝!謝!
(その2)高端訪談、狙いは政界に影響力がある人物の篭絡
2012年4月8日 日本新華僑報14面
(その3)高端訪談系列 9名
2012年4月8日 日本新華僑報14面
白真勲、高邑勉、下地干郎、林芳正、竹下亘、谷垣禎一、河野太郎、金子洋一そして江田五月。
白真勲は、心は何処に在りや、言うまでもなく中国が合作するに適した人物である。
下地干郎は “米軍基地は最低でも県外“という鳩山元首相の考えが実現すると土建業として儲けが無くなるので、鳩山元首相の言うことなすことを逐一アメリカに垂れ流し妨害した人物、正真正銘の売国奴。それだけでなく観光産業に貢献させるという名目で沖縄県に限定したとはいえ、中国人にマルチビザ発給するように菅内閣に迫り実現させた、えげつない人物である。これによって沖縄県に中国人が何度でも行き来ができるようになった。
尖閣諸島を巡って日中が対立している時期に中国人の無制限な出入国を認めることは、中国側の工作要員、偵察要員の往来が自由になった。金儲けしか関心が無い売国奴である。
竹下亘は竹下元首相の異母弟、妻は小沢一郎の妻と姉妹の関係に当たる。元首相も領土・竹島問題に関心が無かったが、この男も竹島問題に無関心である。日朝・日韓の相互交流、相互友好前輪促進を目的とする朝鮮通信使交流議員の会の幹事、北京オリンピックを支援する議員の会幹事を務めている。
河野太郎は祖父一郎はソ連の”協力者“、ソ連にサカナを採らせてもらうため協力したが、父の洋平は”談話“で中国に貢献した。太郎本人は国籍法改正の立役者で、外国人労働者の受入れ論者である。中国にとっては移民政策を推進するためには利用価値があるだろうし、政界情報を中国語、韓国語のブログで発信しているので、工作や情報収集に都合よい人物である。
他の議員もそれぞれ、中国との接点があり、中日友好に”貢献“されるだろう。