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中国人民解放軍の将官10人が、尖閣問題について共同声明
サーチナ・トピックス2012/09/13(木) 18:44
中国人民解放軍の将官10人がこのほど、尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる問題について、共同声明を発表した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同声明より。
羅援少将:すぐに武力で解決するという時期には来ていないが、釣魚島(中国側呼称)問題の中心は実質的な主権についてである。取り戻すというのは正しいやり方だ。私たちは行動を起こし、積極的に手段を講じなければならない。国際社会において日米を国際司法裁判所に提訴し、琉球問題をめぐって日米とやり合う。必要であれば釣魚島を軍事演習、ミサイル発射試験のエリアに組み入れる。そして、戦略力を十分に高めたら、島を奪う。
彭光謙少将:近ごろ日本社会では4つの感覚が極度に高まっている。第2次世界大戦時の日本軍国主義の領土拡張戦争における惨敗が日本の右翼勢力に与えた侮辱感、米国の長期占領と支配による圧迫感、長期的な景気低迷による焦燥感、中国の急速な台頭による喪失感である。日本ははけ口を見つけるため、中国に対して一連の挑発行為を行った。中国の13億人は心を一つにし、団結し、決意、意志、能力を示し、対抗しなければならない。
楊運忠(済南軍区教授、文職将軍):日本の国力の長期衰退は、極端な右翼勢力を大いに助長した。日本が東日本大震災で見せた「無能、無力、無念」な状態から、日本の運営メカニズムに大きな問題が生じたことがわかる。日本の政治生態と国民感情のねじれは、おもに「帝国型動揺」、「石原式熱狂」に現れた。自らが長期にわたって優位に立っていた日中の力関係が変化したことに、日本は不満を抱いている。日本は戦後確立した平和的発展の道から外れている。世界を見ると、米国は戦略の重心を東に移し、日本をサポートしている。これらの状況が変わらなければ、日中間の釣魚島紛争が静まることはなく、さらにエスカレート、悪化する可能性も高い。
喬良(空軍指揮学院教授、少将):釣魚島問題の背後に主に米中のやり取りがある点を見なければならない。米国は中国周辺で面倒を引き起こし、中国の余裕をなくし、戦略的チャンスの時期を失うよう仕向けている。中国がそれに応じ、日本やフィリピンなどの国に全力で対抗すれば、経済成長と民族復興という大きな目標を失うことになる。中国は釣魚島を地方政府に帰属させ、入札募集という方法で島を中国の不動産開発業者に売ってもよいだろう。このような方法で中国の主権をアピールすることは道理にかなっており、合法的、合理的である。国際問題を解決するには冷静になる必要があり、冷静な強硬こそが力を発揮できる。
張召忠(国防大学教授、少将):中国の巡視や法執行は十分ではなく、主に3つの法の死角がある。「日本が実効支配する釣魚島に中国は簡単に入れない」、「日本が引いた釣魚島から12カイリの領海に中国は簡単に入れない」、「日本が引いた中間線を中国は簡単に突破できない」の3つである。海軍と海監総隊は国の武装力と法執行力であり、国の法律に厳格に基づいて行動しなければならない。中国はこのほど釣魚島およびその付属島嶼の領海基線を公表し、そこが中国の主権範囲であることを表明した。領海基線から12カイリは中国が排他的な支配権を有する場所である。島に上陸する者がいれば逮捕し、進入する船があれば撃沈することができる。これは境界線、法の最低ラインであり、主権、尊厳、戦争のラインでもある。
王海運少将:日中間の釣魚島(中国側呼称)の主権争いを解決するためには、根本的原因を見つけ、戦略的角度から「根本からの解決策」を練り、島争いを解決するだけでなく、北東アジアの「混乱のもと」を完全になくす必要がある。来年の「カイロ宣言」70周年を機に、日本が100年あまり、特に第2次世界大戦中に行った侵略行為を完全に清算する「戦略的戦役」を発動させるべきである。
鄭明(元海軍装備技術部部長、少将):日本は中国脅威論や中国海軍の脅威論を誇張するが、実際は中国を見下し、中国は攻撃してこないと見ている。いかに中国の実力を見せつけ、対抗するかは、現在と長期にわたって検討すべきことである。
黄林異(元解放軍軍事裁判所副裁判長、少将):外交の話し合いで解決できなければ、小規模な軍事対立もあり得る。日中間の摩擦の拡大を防ぐ唯一の方法は日本が譲ることだと思う。日本が譲らなければ、日中間の摩擦はさらに悪化するだろう。
趙英富(元南海艦隊政治委員、中将):中国はまず漁船を漁に行かせ、海洋監視船と海事船を進め、その後に海軍を派遣することができる。戦いに発展することを恐れていないが、できるだけ避けたい。釣魚島問題において台湾と第3次国共合作を行ってもよいだろう。要するに、国を強大化するには強力な国防を後ろ盾とする必要があり、これは釣魚島問題を解決する基盤となる。
徐光裕(中国軍控裁軍協会理事、少将):釣魚島で軍事衝突が発生すれば、日本は米国に助けてもらえると思っているが、これは日本側の一方的な願望だと思う。その理由は2つある。1つは、米国は釣魚島の主権問題で曖昧(あいまい)な態度をとり、立場を表明していない。これは主権が自身にあるという日本側の主張と異なり、米国の日本をサポートする意欲は低い。もう1つは、米国にも、日本の島占領を助けるために米中が正面衝突する大きな危険を冒す気はないからだ。
中国中央TV、軍の上陸演習放映…尖閣を意識か
【北京=大木聖馬】中国中央テレビは12日、中国人民解放軍の南京軍区の部隊が上陸演習を実施した様子を報じた。中国メディアによると、済南、成都、広州軍区でも8月下旬以降、相次いで演習を行っており、北京の外交筋は「日本政府の尖閣諸島国有化に対抗する狙い」と分析している。
軍関係筋によると、南京軍区は台湾有事の際の上陸作戦を担当し、「尖閣諸島についての作戦も担当する可能性が高い」とされる。中央テレビは演習の実施時期を最近と報道。3隻の揚陸艦や水陸両用の戦車、装甲車部隊などを動員し、敵陣を粉砕したとしている。
中央テレビは済南軍区の部隊が黄海の無人島で上陸演習した様子も5日に報じており、軍関係筋は「いずれも尖閣諸島に対する上陸作戦を念頭に置いている」と分析している。
(2012年9月12日20時56分 読売新聞)
1894年(明治27年)の日清戦争で敗北し、以来日本軍に中国各地で作戦行動をゆるした屈辱を晴らす機会として、日本との戦を覚悟している決意をうかがわせる演習である。日本側は、中国との戦争を考えもせず、先覚諸島問題に取組んでいる。外交(=話し合い)で決着できなければ、戦争で決着をつけることになる。自民党政権の長年の“ツケ”もあるが領土問題でが半歩で妥協しないという姿勢でことにあったたことはない。民主党政権になっても、弱さの裏返しである「大局的な対応」、「毅然と対処」する以外に策がなければ、中国軍の武力行使により占領・支配される事態も予期せねばならない。日中間の対立は、一段と高いレベルに至った。
才知ある馬鹿ほど、厄介な馬鹿はない
(愛国と虚栄)
●愛国者になるよりも、愛国者であると思わせるために、心を砕いている。
尖閣諸島の購入を打ち明けたとき、さすが、石原慎太郎は愛国者だと錯覚したが、その後の経緯は、石原は「愛国者であると思わせるために、心を砕いていた」ことを示している。防衛予算は10年以上も継続して削減されている。石原親子が真に国防を考えるならば、なぜ、防衛予算の削減をストップさせないのだ、なぜ、国民に防衛予算の削減がもたらす危険性を説かないのだ。日中の軍事力が逆転したことも、中国が対日挑発行動をしている一因である。地道な努力をせず、政治的なアピールすれば国が守れるとでも思っているのか。 防衛も海保も、現場は屈辱的な思いで任務に当たっている。いたずらに愛国者ズラをすべきではない。
●同情されたいとか、感心されたい気持ちが、とかく我々の打ち明け話の大部分を形づくる。
●真の苦行は人目に触れないようにするものだ。人に見てもらえるなら、虚栄が楽にしてくれる。
石原伸晃に「国を守る、尖閣を守る」という純な気持ちが有るのであれば、父親が地権者と進めていた売買交渉に加わっていたことを漏らすべきではない。尖閣諸島の実効支配のために打とうとしてきた各種の計画が達成された暁に述べればいい。党首選出馬を決めた段階でペロットしゃべったのは、国を思う純粋な気持ちの欠如を示すもの、よく思われたいという「虚栄」が見え隠れする。このようなうすっぺらな人物が、日本国の首相では、世も末だ。中国、ロシア、北朝鮮及びアメリカを相手に渡り合う事は出来ない。
寄付金は「即座に政府に渡す」はずだった
批判を受けるや撤回、真剣に考えていなかったのか、
それとも中国軍の動きを知り ”逃げ”ようとしたのか。
2012年9月7日(金曜日)読売新聞朝刊2面
息子のために寄付したのではない、金を返せ!
石原の親子が警備の任に当たるわけではない。
高みの見物、嗚呼暢気だね・・・・・。
どこかの大使も暢気だが・・・・。
日本が主権確保に粛々と行えば、主権主張の中国は看過出来ず
それ以上の行動を取る。「中国政府は”理に適い、有利で、節度ある”
の原則に基づき、一連の強力な反撃措置を打ち出す。断じて手加減
はしない。」場合、日本はどう対処するのだ!
2012年9月12日(水曜日)読売新聞朝刊2面
(寄付金)
●「純粋に国を思う気持ちから」と振舞うことは、いかにも手の込んだ詐欺である。
●我々の身に訪れる幸不幸は、それ自体の大きさよりも、我々の感受性に応じて心に響く。
石原慎太郎の言動や尖閣購入の募金などで、裏切られた、騙されたという感情も・・・・・。
(息子の党首選出馬)
●無い気持ちを有るように見せかけることよりも、ある気持ちを無いように包み隠すのは難しい。
「国を守る、尖閣を守る」意志があるように見せかけるのは、才知あるものには易しいことだ。しかし馬鹿息子を自民党の党首にさせたいという気持ちを、包み隠すことは難しい。親ばか慎太郎は“似非”芸術家の三男坊の“作品”を都の金で購入したことがあった。こんどは、長男のため一肌縫いだのか。親ばかの父親と政治家としての力量が乏しい馬鹿息子が国を誤ることになる。
●大きな困難と取組んでいるときは、機会を作り出そうとするより、目の前にある機会を生かすことに一生懸命になるものだ。
大きな困難(馬鹿息子を自民党の総裁に、首相にしたいという親ばかの欲望)が、目の前にぶら下がっていた“尖閣諸島実効支配”を生かすことに一生懸命だった。ふたを開けてみたら、言わんこっちゃない、馬鹿息子のためだった。
●虚栄は、理性以上に、何かと「冷静に取組む」ことに反することをやらかせるものだ。
●謀を企てる時には、向こう見ずの大胆さが心の支えとなる。だが、戦いの危険が迫ってきたときに、欠くべからざる心の強さとなるものは、勇気をおいてほかにない。
中国人は面子を重視する。中国人の面子を潰せば、反発を強める。この程度の常識は、文筆家の石原慎太郎は承知しているだろう。中国共産党の指導部交代を前に、相手の横面を叩くようなことをしておきながら、中国の反発が激しくなるや、一転、尖閣問題から逃げだした。言葉は勇ましいが腹が据わってない卑怯者。地権者とは「40年近くの付き合い」だとか「男と男の約束」と言っていたはずだが、表面的には憤懣やるかたない素振りをしている割には「40年近くの付き合い」だとか「男と男の約束」というほど怒っているような印象を受けない。息子の出馬が決まり、内心、ホットしているのではないか。これは、下衆のかんぐりか。
中国は尖閣諸島を巡って日本と一戦を交える意志を見せている。脅しか本気か、中国国内の反日行動の動きなどの流れによっては“一戦”を挑んでくる可能性も否定できない段階に至った。中国は、一発、やる気のようだ。息子に尽くした似非愛国者、才知ある馬鹿ほど、厄介な馬鹿はない。いまは、そのような状況にある。