まこっちゃんのリフォームまでの軌跡

1人暮らしの我が家のリフォームといろんな事のブログ

感想文4

2007-05-10 22:16:28 | 
暑くなってくると、やはり疲れますね。家に着くとホっとします。



「東京タワー  オカンと僕と、時々、オトン」には、住むところに対する作者リリーさんの思いがはいっています。15歳から一人暮らしで、いろいろな所に移り住んで最後に母と東京で住むのですが、おばちゃんが、
「オカンが、東京に行くのに、みんなで反対したんやけれど、マー君と一緒に暮らせて良かったんよ。」
と最後にいう場面がありました。好きな子供と一緒に暮らせる幸せは、どんな住環境でも幸せなんですね。

また、オカンの人柄がいろんな人達と知り合いになって行く。人を愛して、人から愛される人柄なんですね。

そこに住む、住むということは覚悟がいる事です。特にオカンは高齢になってからマー君と東京で暮らす。オカンは、
「東京は野菜が高いんで、ビックリした。」
マー君に美味しい料理を食べさせるのに、一生懸命なオカンは、暮らすという事は、マー君に美味しい料理を食べさせると言う事なので、野菜の価格が福岡と東京の違いが大切なポイントなのです。
「今日は、○○で大根が20円も安かったよ!」
とオカンが言います。忙しいマー君は、受け流すだけですが、それが、オカンの母親としての最大の愛情だと後から解るのです。

この小説には、食べる、住む、衣食住の食住が大事なポイントで、食べる事、暮らす事が大事なんですね。着る物は無頓着なんですね。

いやぁー本当に感動した小説でした。映画もきっと面白いでしょう!


感想文3

2007-05-09 21:46:21 | 


東京タワーの小説の中には、音楽も出てきます。就職活動の時の質問に「all  need
is  love」とかstonesの初来日のときのロゼッタストーンとか、音楽通の人にしか解らない話題が出てきます。ここが、私の時代と言いますか、共通の話題ですね。ちなみに、ロゼッタストーンはイアン・ミッチェルでパット・マッグリーンはスコッティーズでしたね。
まこっちゃんは、the cocktails です。(笑)

以前のブログで私の友達のMっつぁんは、婆ちゃんの葬式の時にstonesの初来日に行ってて、私は、葬式に出席してるのに本人はstonesの初来日コンサートにいたと言うまったくとんでもない、場面を作ってくれました。(爆笑)

特にstones については、福岡の高校に行ってて、stonesの 「Love you Live」
を聞いていたのは、私とコメントを書いてくれているエイイチしかいなくて、高校2年の時に「ハイドパークコンサート」と「オルタモントの悲劇」のフィルムコンサート行ったのですが、その時なんか、お客はニューヨークに行ったギターの相棒と私のたった二人だけでした。

Stones が日本で、このように人気が出たのは、RC サクセションの影響と映画「Let’s spend night together」の反響であったのではないでしょうか?
当時は、誰も関心がなかったのではないでしょうか?
それまで、私がライブハウスで、
「キース・リチャーズのギターが好きだ!」
と発言すると、周りの人たちは、変な目で私を見るのでした。(笑)

んで、本の感想に戻りますが、Rolling Stonesの初来日の時の文章は全くその通りと、思いました。


感想文2

2007-05-08 19:41:56 | 


「東京タワー オカンと僕と、時々、オトン」の中には、オカンが食事を作る事が描かれています。ママンキーは食べさせると言う事が、最良の愛情であるみたいです。料理を作る事が大好きなママンキーが、マー君以外の友達達にもたらふくごはんを食べさせてくれるのです。

食事に対してこれだけ文章が出てくる小説は、あまり無いのではと思います。食べさせる愛情とでも言いましょうか、美味しく食べさせる愛情こそが母親の真実の愛であり、作者のリリーさんは、本当に母の料理を愛していらっしゃったんだなーと感じられます。

私も、料理を作ります。あまり上手ではありませんが。子供の多かった私の家庭では、おかずが少なくて、しかも母があまり料理が上手ではなく、食事に対してあまり良い思い出はありませんでした。また、父が高血圧であったため味付けは塩分を落としてあり、美味しいと感じられる料理は、茶碗蒸しと稲荷ずしくらいでした。私が高校3年のくらいの時は、ラグビーの練習から帰ってきても晩御飯ができていない時とかもあり、自分で作ったりしていました。そのおかげで、私たち兄弟は、自分で料理が作れます。

今、一人で生活するのに、食事に関してはその時の経験から役にたっています。また、少ないおかずと、美味しくなかった料理を食べていたので、どこに行っても何でも美味しく食べられます。今、考えてみると、私も、母の愛情のおかげで現在一人で暮らせているのであろうと思えます。


本の感想文

2007-05-07 21:15:12 | 


「東京タワー  オカンと僕と、時々、オトン」を読みました。本を読んで泣いてしまったのは、これで2冊目です。号泣しちゃいました。
ドラマでも泣いてしまいそうでしたが、前にブログにも書いていましたね。
やはり、本を読んで、ドラマよりも本かなーと思いました。なぜかと言うと、作者のジョークと言いますか、笑える行動やその場面が、ドラマでは、役者の演技であったり、ドラマの作り方であったりしているからです。原作では、それが作者の文章で表現されているのです。
その表現力がリリー・フランキーさんの素晴らしいところで、時代背景も私たち世代の事柄や笑うポイントも同じところを憎いくらいについています。

その文章の着眼点が、リリーさんのセンスであったり才能なのでしょうね。すべてママンキーのマー君に対する子育てからの、長い年月をかけて醸造されたワインみたいに醸し出されたセンスなのでしょうね。

簡単に言うと、母が子を愛し、子が母を愛すると言うシンプルな人生の構図がリリー・フランキーさんの素晴らしい文章で面白く、切なく表現されて読む人達を惹きつけてはなさないのです。くだらない教育論の本を読んだり、高名な教育者の話を聞くよりも、この1冊を読んで泣いたほうが、よっぽど良かっちゃないかいな?と思いました。

特に、リリーさんが、大好きな人と一緒にいる事は恥ずかしい事ではないと、母親の事を言い切る潔さが、何故か私には、すがすがしく思いました。(うん、そうやね。そうやね。こんな感じです。)

感想文はまだ続きます。よろしく!