とんでもなく、やおいかんごとなってきました!
それでは、どうぞ!
生と死がテーマみたいになってきましたが、そんな難しいテーマを、私が書ける訳でもなく、文豪でも上手く書けるのが大変難しいテーマなんですから。
私なりに、経験として書いています。
大体、私は作文なんか苦手なほうなのです。
それでも、読んでくれている人たちがいて、もし、このブログを読んで生きる希望が沸いて来たり、死ぬのを思い留まってくれたなら、私は満足です。
前にも書いたけど、娘が読んでくれて私が、そういう状態の時に娘の事をを思っていた事が、娘に伝われば良いと思っています。
場面は集中治療室からです。
酸素吸入器は、1日ではずれました。集中治療室は2日間ぐらいだったと思います。
看護婦さんから、
「イビキは大丈夫でしょう。」
とか、
「隣の人に迷惑をかけないように。」
とか、言われてましたが、結果的には迷惑をかける事はなかったのでしょう。
隣の方は、2日目の朝、早くに集中治療室からいなくなりました。会社の同僚たちが帰った日の次の日でした。
私は、たった2,3メートルの先の人に話すことも無く、部屋からいなくなりました。朝早くにゴトゴトとベッドを動かす音が聞こえただけでした。
よくよく考えてみると、隣からは、
「こはーっ!こはーっ!」
と荒い息の音だけが聞こえて来ただけでした。ずーっと意識がなかったのでしょう。だから、イビキで迷惑をかける事はなかったのです。
私は隣の人がどうなったのかは知りません。看護婦さんに聞きもしませんでした。私が集中治療室にいる間、隣の人は一言も声をだしませんでした。荒い息の音だけです。ベッドを動かす時に、肉親の人のかすかな泣き声が聞こえただけでした。
私は、その時、冷静でした。寝ていたのを起きて、すぐに、また、寝ました。だから、どうなったのかは、今でも知りません。本当の事です。
次の日、目覚めて、部屋の扉が開きました。私が倒れて3日目、集中治療室での2日目のお昼ごろです。一人きりの集中治療室です。
「まことー。」
一言だけでした。懐かしい聞きなれた声でした。母親でした。母は、大きな体格に似つかわしくないか細い声でした。
「大丈夫ねー・・・。」
私は、正直に嬉しかった。間違いありません。大きな体を小さくまるめて、申し訳なさそうに母が部屋に入ってきました。私は、
「何なー!来たとなー?来んでも良かって言いよったろうがー!」
と笑って言いました。
「忙しいっちゃけん、来んでも良かったとい!遠かところい。」
と、嬉しくて笑ってしまいました。 ・・・つづく
それでは、どうぞ!
生と死がテーマみたいになってきましたが、そんな難しいテーマを、私が書ける訳でもなく、文豪でも上手く書けるのが大変難しいテーマなんですから。
私なりに、経験として書いています。
大体、私は作文なんか苦手なほうなのです。
それでも、読んでくれている人たちがいて、もし、このブログを読んで生きる希望が沸いて来たり、死ぬのを思い留まってくれたなら、私は満足です。
前にも書いたけど、娘が読んでくれて私が、そういう状態の時に娘の事をを思っていた事が、娘に伝われば良いと思っています。
場面は集中治療室からです。
酸素吸入器は、1日ではずれました。集中治療室は2日間ぐらいだったと思います。
看護婦さんから、
「イビキは大丈夫でしょう。」
とか、
「隣の人に迷惑をかけないように。」
とか、言われてましたが、結果的には迷惑をかける事はなかったのでしょう。
隣の方は、2日目の朝、早くに集中治療室からいなくなりました。会社の同僚たちが帰った日の次の日でした。
私は、たった2,3メートルの先の人に話すことも無く、部屋からいなくなりました。朝早くにゴトゴトとベッドを動かす音が聞こえただけでした。
よくよく考えてみると、隣からは、
「こはーっ!こはーっ!」
と荒い息の音だけが聞こえて来ただけでした。ずーっと意識がなかったのでしょう。だから、イビキで迷惑をかける事はなかったのです。
私は隣の人がどうなったのかは知りません。看護婦さんに聞きもしませんでした。私が集中治療室にいる間、隣の人は一言も声をだしませんでした。荒い息の音だけです。ベッドを動かす時に、肉親の人のかすかな泣き声が聞こえただけでした。
私は、その時、冷静でした。寝ていたのを起きて、すぐに、また、寝ました。だから、どうなったのかは、今でも知りません。本当の事です。
次の日、目覚めて、部屋の扉が開きました。私が倒れて3日目、集中治療室での2日目のお昼ごろです。一人きりの集中治療室です。
「まことー。」
一言だけでした。懐かしい聞きなれた声でした。母親でした。母は、大きな体格に似つかわしくないか細い声でした。
「大丈夫ねー・・・。」
私は、正直に嬉しかった。間違いありません。大きな体を小さくまるめて、申し訳なさそうに母が部屋に入ってきました。私は、
「何なー!来たとなー?来んでも良かって言いよったろうがー!」
と笑って言いました。
「忙しいっちゃけん、来んでも良かったとい!遠かところい。」
と、嬉しくて笑ってしまいました。 ・・・つづく