NPOつくばアーバンガーデニング(TUG)のブログ
花や緑でまちを楽しく(T)美しく(U)元気に(G)する活動をしています。
 



 これまで、まるごと100本のクリスマスツリーのブログでしたが、そろそろガーデニングの季節も近づいています。
 つくばアーバンガーデニングのだいじな「庭」たちもご紹介していきますね。
 まずは、3月14日に始まる公園ガーデナー講座です。

公園ガーデナー講座
受講生募集!!
つくばには、緑豊かな公園やペデストリアンデッキなど、コミュニティガーデンにもってこいの場所がたくさんあります。花の知識や花壇デザインのコツ、手入れの技術を身につけて、まちを美しくうるおいのあるものにするコミュニティガーデンのガーデナーとして活躍してみませんか?
昨年受講された皆さんは、松見公園や自宅近くの公園や福祉施設などでボランティアガーデナーとして活躍されるとともに、身につけた技術を生かして、自宅でも花いっぱいの庭づくりを楽しんでいます。
l 日時/内容
第1回 3月14日(日) 10:00~12:30
    「コミュニティガーデンってなに? 緑のボランティア入門」
第2回 4月3日(土)  10:00~12:30
    花壇デザインの基本
第3回 4月17日(土) 10:00~12:30
    花壇デザインワーク
第4回 5月15日(土) 10:00~15:00ごろ
    花壇づくり実践 
第5回 6月19日(土) 10:00~12:30
    花壇の手入れについて   
場所:松見公園(つくば市天久保1-4)集会室と歩みの小径、いやしの庭
定員:25名
コミュニティガーデンや花壇づくりに関心のある方。初心者の方でもだいじょうぶです。将来ガーデニングの仕事につきたい若い方から、これからの健康的な生きがいを求める方まで、幅広い層の参加をお待ちしています。
参加費:全5回6,000円(資料代、保険料含む)
申し込み方法:
ハガキ・ファックス・Eメールで、
住所・氏名・年齢・職業・電話(FAX)番号・応募動機を記載の上、
つくばアーバンガーデニング までお申込みください。
申し込み先: NPOつくばアーバンガーデニング
〒305-0821
つくば市春日3-10-11 メソードつくばⅠ-103
電話/ファックス 029-858-0874
Eメール:tug@msf.biglobe.ne.jp
* 個人情報は本講座の連絡以外には使用いたしません。

講師紹介
佐藤留美(NPObirth事務局長) 
人と自然が共生できる社会づくりのために多岐にわたる活動を展開しています。NPObirthは、都立狭山公園など大規模な公園を企業と共同で指定管理者として管理しています。(第1回)

牧野ふみよ、三浦香澄(NPO法人Green Works)
 みどりを通じて豊かな人間関係をはぐくむ「コミュニティガーデン」を広め、人が関わることによって、都市の緑をより豊かにするために活動しています。「思い」と「技術」の両面を高めるのに必要なノウハウを伝授します。(第1回~第5回)

主催:NPOつくばアーバンガーデニング
共催:筑波都市整備株式会社
後援:茨城県造園建設業協会県南支部


NPOつくばアーバンガーデニング(TUG)は、まちを楽しく(T)、美しく(U)、元気に(G)を合言葉に、松見公園内の「いやしの庭」やボーダー花壇「歩みの小径」、筑波メディカルセンター前のペデストリアンデッキ「紡ぎの庭」などのコミュニティーガーデン作りに携わっています。


ここでは、松見公園とそこにあるコミュニティガーデンの「いやしの庭」についてちょっと解説。
つくば市の中心部にある「松見公園」は、筑波研究学園都市建設の初期にできた公園で、当初から芝生広場、日本庭園、池、塔、ガラス張りのVIPルームがあります。塔はその形状から栓抜き塔またはハエタタキなどと呼ばれています。その昔、研究学園都市ができたばかりの頃は、次々と要人がいらして、この塔に上り、出来上がっていく研究学園都市を視察したそうです。今も、研究学園都市内の緑のようすから、霞ヶ浦、筑波山、ときには富士山まで見えるし、TX沿線の開発状況も一望でき、お時間のある方はぜひぜひのぼってみてください。脚力に自信のある方は階段で、ない方は100円払ってエレベーターでどうぞ。
 お子さんお孫さんのいる方でまだ松見公園に来たことのない方は、池の鯉を見に来てください。その多さ、大きさ、一見の価値あり。
 さて、この松見公園には、わたしたちつくばアーバンガーデニングがつくった「いやしの庭」という花の庭があります。(財)都市緑化基金と第一生命保険相互会社が主催する「緑のデザイン賞」http://www.urban-green.or.jp/p_activity/greendesign/01.html(現在は緑の環境デザイン賞)というコンクールがあり、毎年5件~6件の、「すぐれた緑のデザイン」を選び、副賞として、工事費用を助成してくれます。1999年にこの「緑のデザイン賞」に応募し、緑化大賞を受賞し、約1000万円の工事費用を獲得して建設したのがこの「いやしの庭」。そのまま建設できる図面や見積もりまで必要なので、民間のグループがこの賞を獲得するのは容易なことではありませんでした。また、工事費用だけが助成されるため、その後の活動の費用は花苗バザーなどでまかなっています。
 「いやしの庭」のコンセプトは、車椅子の方や目の見えない方、お年寄りや幼児まで、誰もが五感で楽しめるユニバーサルなみんなの庭です。
 「いやしの庭」がなかった頃の松見公園です。松見公園はもともととてもよくできた公園ですが、当時、造られてから20年以上がたって、公園を囲んでいる、ライトを兼ねたコンクリートの構築物が黒ずみ、ライトはみんなカバーが割られて、ライト自身もつかなくなっていて、索漠とした雰囲気がありました。



「いやしの庭」ができたのが2000年、この写真は2006年のガーデンコンサートの一こまです。



年に2回みんなで花を植えます。宿根のハーブや花がたくさんはいっているので、彩りの一年草は年に2回ですんでいます。



 この高さのある花壇(レイズドベッド)は、車椅子の方が花を植えたり、ベッドでお散歩に来る方が花を楽しめたりするためです。お隣がメディカルセンター病院なので、実際に毎日のようにベッドのままや、車椅子で点滴をつけながら、という方たちが花を楽しんでいます。
 このレイズドベッドのほか、まわりは「なつかしの庭」「エディブルガーデン(食べられる庭)」「キッズガーデン」「カラーガーデン」など、テーマを持ったコーナーになっています。
 そして、一昨年から、この「いやしの庭」のほかに、もともとあった帯状の花壇もTUGで花植えを担当することになりました。そこで、「いやしの庭」ともともとあった花壇をあらためて「コミュニティガーデン」ととらえ直し、市民(つくば市民だけでなく、まちをきれいにしていきたいという人みんな)によびかけて「公園ガーデナー」になってもらおうと「公園ガーデナー講座」を開くことになりました。去年の2月から5月にかけて開いた第1回の講座は大好評。ガーデンのデザインから実際の花の植え方、手入れの仕方まで学べるとても充実した講座です。まず帯状の花壇のデザインに取り組み、花壇に名前がつきました。「歩みの小径(こみち)」です。これは、みんなでデザインに取り組んでいるところ。立ってみている方は牧野ふみよ先生。知る人ぞ知るガーデニング界のスターの1人。NPO法人Greenworks の代表です。Greenworksのブログでもこの公園ガーデナー講座を詳しく紹介してくださっているので、検索して行ってみて下さいね。



そして、デザインにしたがって花植え。



この講座で身に付いた知識や技術は松見公園だけでなく、わが家の庭などでもとても役に立ちます。昨年も、福祉施設のボランティアさんが、障害のある子どもたちが通う施設のお庭に花を植えたいと受講されていました。幅広くいろんな方にいらしていただきたいと思います。ガーデニング初めての方も、春に向かってぜひ挑戦してください!
詳細は以下になります。わからないことがあったら、029-858-0874へ気軽にお問合せくださいね。いないこともある(多い?)のでメールもご活用ください。tug@msf.biglobe.ne.jp



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