本日もお疲れ様です。

私は群馬県桐生市内で歯科医院の院長をしています。『思い出話』、『近況報告』などを自己紹介しながら書いてみます。

行先は病院。~後編~

2007-10-17 22:32:24 | 「学生の頃」
僕が部活動中に怪我をしたという連絡を受けた高血圧気味の母はむしろ血の気が引く様に思えたそうです。

母「慎太郎が野球で怪我したみたい、入院になったから盛岡にすぐ行ってみる。」

父「!」

以外にも母は冷静に身支度を済ませたそうです。ただ、在来線と新幹線の乗り継ぎの事など考えていられません、とりあえず父と桐生駅へ。
JR桐生駅のホームは改札から階段を上がったところに両毛線・渡良瀬渓谷鉄道など3つの線があり、盛岡へ行くにはまず、両毛線「小山行」に乗る必要があります。

母は栃木県小山方面行のホームへ…!
ここでいきなり反対方面のホームへ(>.<)
その時「ああ、自分は焦ってるんだな。」と母は思ったそうです。
 え?~このくらいのドジはいつもの事ですよね?(^.^)~

とにかく「盛岡へ行きたいんです!」と駅員さんに聞きながら乗り換えればいいと思っていたそうです。母にとって一人で盛岡へ行くことは冒険に近いので必死だったと思います。たとえ自分が高血圧症で具合が悪くなったとしても“行先は病院なんだから大丈夫!"と思っていたそうです。
 ん?~大丈夫じゃないんじゃないかな?~
自分の行先が病院だからどうにかなっても入院してしまえ!と・・・いうことです。

そんな母です、病室へ入ってきた時、僕は“良かった、無事に着いたんだ。”とホッとしました。
僕が怪我したせいです・・・。「ごめんなさい!」声が出なかったので僕は母に何度も手を合わせていました。       ~つづく~


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