その後、メールのやり取りで離婚を前提とした話し合いを進めることになったのですが、家を出ていったことに対する私への不満が次々と綴られるようになり、彼の感情がここにきて一挙に爆発したような感じでした。
二人で築いてきた生活を一方的に壊され、老後の人生設計を狂わされた、だから自分には慰謝料を請求する権利がある。
もし慰謝料を払いたくないのなら、この家を放棄して家の権利を全て自分に寄越せと主張してきました。
家は二人で折半して今から7年ほど前にローンを組まずに現金で一括購入しました。
この要求に私は一瞬 動揺し頭が混乱したものの、冷静になって対処法を探りました。
確かに私にも非があります。
夫の言うとおり20年以上一緒に生活しお互い支え合ってきました。
神様はどう判断されるだろう、導いてくださるよう祈り求めました。
私には家を売ってその 半分を貰おうという下心がありました。老後のことを考えるとお金はあるに越したことない、あの家はまだ新しいから良い値がつくだろうと。
もし、話し合いが物別れに終わるようなら離婚調停という道もあります。
しかし、この考えはすぐに私の頭の中から消え去りました。
老後の心配をするな。老後10年の苦しみを回避するために、お金を得ようともがいて生きるのではなく、永遠の地獄を回避するために、救いを得ようともがいて生きなさい。そうしてこそ、あなたはこの世でもあの世でも祝福されて生きられる。https://rapt-neo.com/?p=57573
裁判を起こせば様々な手続きに煩わされて、信仰生活が停滞しかねませんし、何よりも神様は夫婦間の泥沼の争いはきっと望まれないだろうと思いました。
また、老後の心配をしたところで老後が安泰になるという保証はなく、お金の為に闘うことは御心に叶わないと思ったのです。
もう、家は放棄しよう、心を決めました。
つづきます。