「人生が180度変わった」って本当にあるんです

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犬を飼うのが夢でした10

2024-12-22 22:58:22 | 日記
登記が無事終了したのも束の間、彼の方から離婚に伴う取り決めをしておきたいという申し出がありました。


その取り決めの中に、「モカと定期的に会えるようにすること」という内容があったのですが、私としてはもうこれ以上彼と会うことは想定していなかったのでどう断ろうかと思案していました。


彼の言い分は次のとおりです。


自分は在宅勤務だったから、モカと過ごす時間は君より長かった。


その分モカの世話は自分のほうがしてきたと思う。


モカは君の犬だから連れて行くのは仕方がないが、定期的に会わせてもらいたい。そうでないと離婚はできない。


「俺が目の黒いうちは犬は飼わない!」とまで言った人がここまで犬に執着するとは。モカは彼にとっても大切な家族だったのだと再認識しました。


確かに彼の言い分はもっともでした。


私はフルタイム勤務だったので、平日モカと過ごす時間は僅かしかありませんでした。


最終的に、1か月に一度3泊4日間モカを預けるということに同意しました。


私は大雑把な人間、モカのご飯もきちんと軽量していたのは最初だけで目分量であげることもしばしばでした。


しかし、彼はドッグフードの原材料を吟味し、無添加かどうか、グレインフリーかどうか、たんぱく質の割合は高いか等々モカに最適なフードを徹底的に調べる気の入れようでした。


散歩のコースもマンネリ化しないように工夫し、帰ってきたらモカの足をお湯で洗い、ドライヤーで丁寧に乾かしてくれました。


実際、モカは今まで暮らしてきた家を離れ新居で暮らし始めてから数か月間、私の後を引っ切り無しについて回るようになり明らかに情緒不安定になっていました。


人間の都合で馴染んだ家から知らない場所へ移され、さらに家族構成も変化して、モカにとっても大きなストレスだったに違いありません。


つづきます。

犬を飼うのが夢でした9

2024-12-22 00:00:04 | 日記

登記は夫婦二人の連名だったので、土地と家の権利を譲渡する手続きをしなければなりません。


家を手放すことを決めたからにはさっさと終わらせたい、信仰生活に差し障りがないようにしたいと思いました。


司法書士が配信しているYouTubeを参考に見よう見まねで登記移転書類を作成し、会社を休んで法務局へ申請に行きました。


ど素人が作成した書類です。書類は当然いくつか不備が有りました。


しかし何故か不備書類は即座に解消されることになりました。


その場ですぐに裏技的なアドバイスもらえ、指示に従い書類を作成することができたのです。


更に、固定資産税にかかる不足書類があると言われました。


あー、やっぱりもう一度会社を休んで再度出向かないとならないのかと落胆したのですが、実は目と鼻の先に市役所の出張所があって、そこで不足書類があっさり調達できたのです。


法務局の窓口の方はとても親切で機転を利かせてくれて、あれよあれよと審査が進み、あっという間に登記手続きを終えることができました。


結局その日一日だけで登記移転手続きを完了することができました。 
 

このように奇跡的にとんとん拍子に物事が進んだのは神様の力が働いたのだと確信し、私は家を手放して良かったと思いました。


申請から1週間後、登記の移転が完了しました。


夫はこんなに早く移転できるとは考えてなかったのでしょう。


彼の態度は軟化し始め、それまでメールで攻撃的な言葉を浴びせてきたのですが、それも影を潜めました。


つづきます。