私はとてつもない緊張が襲いその場で固まってしまいました。と同時に車掌さんの言われた言葉が頭の中でぐるぐるとまわっていました。さらに龍馬の言葉が続きます。「これはなんじゃ!おぬしのか?」実はこの旅に出る前に私は本が売れた収入で、最新式の折りたたみ自転車を購入していました。それは時速50kmは出るというもので日本でも数台しかないというものです。それを今回バックにいれて持ってきたのでした。私がここに来ると同時にそのバックも一緒に来たのですが、バックはどこかに消えてしまってそのマシーンがむき出しになっていました。龍馬はその奇妙なマシーンに夢中になり「おぬしのでなかったらわしがもらっていくきに」といってどこかに去っていってしまいました。私と龍馬との出会いはあっけなく終わってしまいました。そこで私は今までに目の前に起こった不思議な出来事について考えていました。『これはいったいどういうことなのだろう?あの龍馬は福山雅治さんではなく本当の龍馬ではなかったのだろうか?ということは…』何がなんだかわからずしばらくその場に呆然としていたのですが、ふっと我に返りまわりを見渡してみた。そうするとどこかで見た景色が見えるではないですか。そしてそれがどこだったか思い出しません。
それで何気なくポケットの中の『大河ドラマフリーパス』をみて見るとどこか変わっています。どこが変わったのかようく見てみると、驚くべきことに日時、場所が変わってしまっていました。その日時はなんと『文久2年3月25日零時桂浜』と書いてあるではありません
か。文久2年といえば坂本龍馬が脱藩した日です。(正確には24日)しかもこの場所は以前本で見たことのある写真、龍馬が通ったという梼原の写真にそっくりでした。私はすぐ行動を起こしました。以前に見た『脱藩のルート』をさかのぼりながら必死で走って、走ってやっとのことで桂浜に着きました。もうすでに日が落ち、桂浜にはきれいな月が出ていました。ついたのが何時ごろかは知るよしもなく、そこで待っていると、あのバスが突然あらわれました。そしてきた時と同じように、そのバスに乗り再び映画村に帰ってきました。気がついて、時計を見ると「0時2分」わずか2分間しか過ぎていませんでした。あれは夢だったのかとまわりを見渡すと誰もいません。しかし、持って来たはずのあの『マシーン』はどこにもありません。私はそのまま帰宅して、いつもの生活に戻りました。そんなある日、休日の朝のことでした。何気なく高校生の娘の机の上にあった日本史の教科書が目に留まりました。そこでぱらぱらとページをめくると、坂本龍馬のことが載っていました。そこで私は驚愕の事実を知りました。
つつ゛く
それで何気なくポケットの中の『大河ドラマフリーパス』をみて見るとどこか変わっています。どこが変わったのかようく見てみると、驚くべきことに日時、場所が変わってしまっていました。その日時はなんと『文久2年3月25日零時桂浜』と書いてあるではありません
か。文久2年といえば坂本龍馬が脱藩した日です。(正確には24日)しかもこの場所は以前本で見たことのある写真、龍馬が通ったという梼原の写真にそっくりでした。私はすぐ行動を起こしました。以前に見た『脱藩のルート』をさかのぼりながら必死で走って、走ってやっとのことで桂浜に着きました。もうすでに日が落ち、桂浜にはきれいな月が出ていました。ついたのが何時ごろかは知るよしもなく、そこで待っていると、あのバスが突然あらわれました。そしてきた時と同じように、そのバスに乗り再び映画村に帰ってきました。気がついて、時計を見ると「0時2分」わずか2分間しか過ぎていませんでした。あれは夢だったのかとまわりを見渡すと誰もいません。しかし、持って来たはずのあの『マシーン』はどこにもありません。私はそのまま帰宅して、いつもの生活に戻りました。そんなある日、休日の朝のことでした。何気なく高校生の娘の机の上にあった日本史の教科書が目に留まりました。そこでぱらぱらとページをめくると、坂本龍馬のことが載っていました。そこで私は驚愕の事実を知りました。
