時代劇ではない大河ドラマ

2010-01-29 | 日記
「徳川家康」が終わって時代劇としての大河ドラマが終わって「山河燃ゆ」という現代劇の大河ドラマが始まった時にとてもとまどいました。それでも原作が山崎豊子であって内容的にもよかったために見る事にしました。日系人社会という私が知らない世界を知ることができ、又戦争という内容についても「東京裁判」等、疑問を投げかけるかたちで自分の心に響いてきました。在日朝鮮人、韓国人の方達も同じような思いをしてこられたのかと胸痛む思いがしました。翌年の「春の波濤」も見ましたが、さすがに「いのち」の時は少し気持ちが離れてしまって見ませんでした。でも今から思うと見ておけばよかったと後悔しています。その後、時代劇が復活してとてもうれしかったです。やっぱり大河ドラマは時代劇がよいと思います。


私のベスト3

2010-01-29 | 日記
 私が16歳に初めて「大河ドラマ」を見るようになってから、実の所33作品を見ています。4作品は見ていないのですが。その中で一度ベストの作品を決めようと思いました。ベスト10みたいにはっきりと順位は決められませんが、その中でどうしても、こだわりの3作品を紹介したいと思います。

 ① 一番最初に見た「国盗り物語」(1973年放送)

② 20歳の時に見た「花 神」(1977年放送)

③ 総集編しか見れなかった「独眼竜政宗」(1987年放送)

自分なりにこの大河ドラマの一覧表を見て考えてみた結果です。
もちろん、その作品の内容によって熱中の度合いも全然ちがいますし、すべての作品がすばらしいのは言うまでもありません。しかしあえて決めるとすれば上記のような結果になりました。さらに自分が熱中した度合いを年代ごと分析してみました。おおまかに分けると次のようになりました。

 ① 最も熱中した時期 (16歳~26歳の頃)  10代~20代

 ② 少し熱がさめてきた時期           30代

 ③ また少しトーンが下がってきた時期      40代

 ④ 激しさがなくなってきた時期         50代

 誤解をされないように、言っておきますが決して「大河ドラマ」に対する情熱がなくなってきたのではありません。しかし年を経るごとに変化してきた事は否定できません。
 
 何が言いたいかというと、すべての世代の人に見て頂きたいし、見ていけるものだという事です。実際、ファンの年齢層は幅広いと思いますし、「篤姫」のように女性の方がたくさん見られるようになった作品もあります。ぜひとも幅広い年齢の方々がご覧になられる事を願っております。


「関が原」の決定版「葵徳川三代」

2010-01-29 | 日記
「葵徳川三代」は徳川家の三代の将軍家康・秀忠・家光を描いている。「三代目がしっかりしていればその家は安泰である。」よくいわれる言葉ですが、徳川家においても三代目の家光の時にその基礎を築いたといわれています。それ故でしょうか江戸時代は250年もの間続き平和な時代が築かれました。私達はとかく江戸時代は鎖国をしていて日本は閉鎖された環境の中にあったので、あまりよくなかったと短絡的にとらえがちですが実は、江戸は世界一の都市で世界に誇る文化を持っていました。近年研究が進み、そのような事実がでてきています。
 
 ところで、この「葵徳川三代」で圧巻だったのが「関が原の戦い」です。私が今まで見てきた限りでは最も詳細に描いていたと思います。たしか、第1回目からいきなり「関が原」が始まり、「関が原総括」まで2~3回あったと思います。特にCGなどを駆使して分かり易く解説されていました。以前加藤剛さんが石田三成役をしておられた「関が原」という時代劇がありましたが、それ以上によかったです。恐らくこれ以上のものは今後も出てこないのではと思います。興味のある方はぜひご覧下さい。   

戦いのシーンのない「篤姫」「八代将軍吉宗」

2010-01-29 | 日記
 大河ドラマといえば必ず合戦、戦いのシーンがつきものですが、実は合戦、戦いのない作品があります。それが「八代将軍吉宗」と「篤姫」です。
「八代将軍吉宗」では当然江戸中期という事で戦いのない時代でした。にもかかわらず、内容的にはとてもよかったです。それまで将軍というのは徳川家の正当な直系でなってきました。しかしこの吉宗が将軍になったいきさつが今でいうならば、将軍職獲得レースのように描かれていて、とてもドラマチックでした。最後に将軍が決まるシーンではおおきなくじらが出てきてとても印象的でした。合戦や戦いがなくても十分に見ごたえがありました。後半の改革の部分もさまざまなエピソードも描かれていてよかったです。その当時松平健さんが「暴れん坊将軍」で吉宗を演じていてあまりにもかっこよすぎたのでそのギャップがありましたが、西田敏行さんの吉宗がより史実に近かったようです。

 また「篤姫」では幕末動乱の時代に生きた篤姫の生涯がみごとに描かれていました。本来であれば、戊辰戦争などの戦いのシーンがあるのですが、この「篤姫」では、女性を意識してかほとんどそのシーンは出てきませんでした。私は特に篤姫の薩摩時代の自由奔放なその姿、女性でありながら関係なく政に関わって大胆な行動にハラハラドキドキしながら、楽しませていただきました。この「篤姫」では松坂慶子さんが篤姫の教育係として本当にいい味を出していました。とても「国盗り物語」の濃姫とは思えません。時の流れというものを感じさせていただきました。 




第三章 大河ドラマ大好き

2010-01-29 | 日記
 二人の勝海舟
私の知る限りでは、大河で主人公の俳優が途中で交代したのは初めての事だと思います。(出演者が途中で交代したことはあります「太平記」など)ところがこの二人の勝海舟がとても味があってよかったです。まるで最初からそのように計画されていたみたいでした。この勝海舟の原作を読んだのですが、とても残念だったのは、咸臨丸でアメリカに渡った時のエピソードがなかったことです。最も勝が船酔いしたという話は描けないと思うのですが。この勝海舟も幕臣とは思えない魅力ある人物です。坂本竜馬との出会いも面白いです。史実ではないかもしれませんが、竜馬が勝海舟を斬りに行って勝に惚れて弟子になるくだりは最高です。良き師との出会いが人生を決める事があることを教えてくれています。この勝海舟もテレビで「親子鷹」とかでやっていましたが面白かったです。 


ちょっと休憩(コーヒータイム)

2010-01-29 | 日記
 あったらいいなあをカタチに
「おいらはドラマ、大河なドラマ
 おいらが歌えば、大河が踊る」
 石原裕次郎さんの「嵐を呼ぶ男」
をパロってみました。

大河ドラマのマスコット  「タイガ君」(とら)

テーマパーク「大河ドラマランド」(京都伏見桃山公園にオープン)
 大河城(展示品やパネル等)
 戦国ゾーン  幕末ゾーン  忠臣蔵ブース  
 遊園地(からくり峠逆落とし・義経の八艘飛び・迷路 吉良低 他)

 
本かDVDかTV番組 「大河ドラマのできるまで」
 本 「大河ドラマ年表」(作品名・日本の出来事・世界の出来事を対比して) 

 TV番組  「大河ドラマ同窓会」
       「大河ドラマの舞台裏」
 劇場映画  「ザ・大河」(名場面集)

 DVD・ビデオ 「大河ドラマのすべて」名場面・配役・あらすじ・作品集
                    データベース
DS・Wii 「龍馬伝」(龍馬が暗殺されずに生きていたらどうなるかのゲーム)

 CGコンテスト ・ 子役オーディション

 子供向け  副音声で加藤清史郎君が解説をする。
       
子供向けアニメ「竜馬が行く」等々
 
 グルメ:大河ドラマまんじゅう

 大河ドラマファンクラブ

 大河ドラマモニター(アンケートをするとポイントがもらえて、それを貯めるとDVD等と交換できる。) 


番外編 韓国の大河が熱い

2010-01-29 | 日記
 第一章でも触れましたが、韓国の大河ドラマに夢中になった事がありました。大河ドラマといえるかわかりませんが、とにかく時代劇ばかりを見ていました。そのきっかけとなった作品が「チャングムの誓い」であり、その後「チュモン」「風の国」「帝国の朝」「大王世宗」「テジョヨン」「千秋太后」等と見続けました。現在は「KBS WORLD」というチャンネルで「海神」を見ています。
現代劇や恋愛物(「冬のソナタ」のヒット以降の)には興味がありまんが、時代劇は面白いです。(しかし、時代劇にも恋愛色が濃いです。必ず主人公を中心として三角関係があります。日本では考えられないくらいです。「風の国」では最後男性が失恋して自殺します。私としてはちょっと考えられない結末でしたが情の濃い国民性なのでしょうか?)
 私がスゴイ所、日本と違っていると思った何点かをご紹介したいと思います。
まず、話の展開が早くて、見ているものを飽きさせません。また、アクションが度派手です。日本とは違って足で跳んだり、蹴ったりします。日本の武士からすれば「武士のかざかみにもおけない者」となります。同じ理由で言えば、将軍等が負けそうになった時に自決するのではなく、捕虜になったりします。
 
 日本とは文化や習慣の違いから来るものが多いと思いますが、それらも新しい発見であり、感動です。そしてそれら、歴史、文化、地理などがわからない所の違和感が新鮮で面白いです。そして、韓国では週に一度の大河ドラマが週に2回あったりしますし、100回以上放送したりもします。そして、何よりも日本では一話完結形式が多いですが、話の内容がちょうどいい所で終わるのです。「ちょっとずるい」と思いますが、それが普通なのでしょうか。先を知りたくてついつい夢中になって見てしまいます。それと、私のオススメは吹き替えではなくて、言語で、韓国語のせりふを聞くのが最高です。もちろん字幕が出てくるのでそれを読むのですが、臨場感があって、迫力満点です。以前に韓国語を勉強した事がありますが、最近では少しずつですが、韓国語がわかるようになりました。

 最後に私の悔しかったエピソードを一つご紹介いたします。「チュモン」を見ていた時の事です。最初はインターネットで見ていたのですが、最新版はレンタルビデオで借りてしか見られないので、その日に朝からならぶと整理券をもえて借りられるのですが、仕事でいけなくて、土曜日に朝10時開店の前に行ってならんでいました。そんなに人がいなかったので、ドアが開いて、ゆっくりとその場所へ向かったのですが、たった一本のDVDをもう一人の人が一瞬早く取られました。まさか、このDVDが目的だと思わなかったので…。それから
何日間かしてやっと借りることができました。レンタル店ではとりおきができないので、早いもの勝ちだそうで、その時初めてその事を知ったのです。でも今ではいい思い出になっています。その時のレンタル店にいく度にその事を思い出されます。私もまだ見たいものがいっぱいあるのですが…。ぜひ皆様も環境が許せば、ご覧下さい。日本の大河ドラマとは違った感動が得られるでしょう。 

大河から学べるもの

2010-01-29 | 日記
 今まで「大河ドラマの極意」と題して、エッセイ風にタイトルをつけて書いてきました。これらは、私の体験から感じた内容です。
 そこで最後に私が思う、「大河ドラマから学べるもの」を紹介したいと思います。もちろん、これは私が思う大河ドラマ観ですので、皆様それぞれの感性で大河ドラマから多くのものを学んでいただけたらと考えます。

 さて、「大河ドラマ」は単に歴史の中の人物の話ではなく、その登場人物達の人生を描いています。それは主役だけではなく、すべての登場人物に対してのものである。登場人物の中には、たった一回の放送だけに出演する方もおられます。しかし、それは問題ではありません。人によってはその人物に感動される方もおられます。

 したがって、この「大河ドラマ」には私達が人生で経験するすべての内容があります。「誕生・成長・成人・結婚」そして主人公にも子供が生まれ、また同じ人生を送ります。その中にはさまざまな試練・苦労があります。大切な方達の死もその一つです。しかし、人はそれを一つ一つ乗り越えて生きていくのです。

 私の結論として「大河ドラマは人生そのものを描いている」と思うのです。
したがって、時代劇の嫌いな人や大人や子供も関係なくすべての人が見てほしいと思うのです。

 読者の方達の中にも、さまざまな意見をもたれた方がおられると思います。私はそれでいいと思います。すなわちこの事にこれが正解というのはありません。大河ドラマをたくさん見て、たくさん感動して下さい。それがその方の人生に、新しい発見をもたらすのです。それが私の夢でもあります。 


「大河ドラマノート」を作ろう

2010-01-29 | 日記
 先日、ある本を読みました。そこでは「東大合格者のノートは一味違う」みたいな事が書いてあって、ノートの重要性を確認させられました。
そういえば私が学生だった頃は、先生が黒板に書かれた事しか書いていなかったと反省させられました。それから、かなりノートの事を考える機会を持ちました。まず自分の経験を振り返って、何か勉強しようとした時には、必ずノートを作っていました。高校を卒業して、薬品会社に入社した時には、「薬学勉強ノート」を作り、化学式や薬の名前等々を勉強するのにおおいに活用しました。
そして、講義がある時には、必ず、板書(黒板に書かれた事)と先生が言われた内容をメモとして残しました。そして、自分でもその講義ができるようにと工夫をしました。また「雑学ノート」なるものを作り、そこには気になった新聞の切り抜きやテレビをみた時のメモ、本を読んだ時の要約、要点、感想等を書きました。当時は国際政治のゼミや青年政治大学、労働学校にも通っていました。また、韓国語を勉強していた時にも、ノートを活用していました。このようにノートというのは、その人の趣味、興味によって多種多様なものができあがります。この本を作るにあたっても、ノートに項目を書いて、原稿を考えました。そこで、思いついたのは「大河ドラマノート」です。

 これは、特に「大河ドラマ」だけの内容ではなくて、日記や別の用途にも併用できます。つまり自分自身の「大河ドラマ」の記録となるのです。
内容は、人それぞれですが、例えば、ノートを4分割して、一つには大河ドラマの写真やイラスト、一つには感想や意見、一つには雑学メモ等、そして最後に今日のでき事や日記をかくと自分だけの「大河ドラマノート」ができあがります。内容は自分の感性に合わせて作って下さい。きっと新しい発見がありますよ。お試しあれ。


教科書でしか知らなかった事件・人物が出現!

2010-01-29 | 日記
 大河ドラマでは数多くの人物、数多くの事件が描かれていますが、その一つ一つは私達が学校の教科書で勉強した内容です。
 その中でも私が印象深かったものをいくつかご紹介したいと思います。

① 元寇(文永の役・弘安の役)「北条時宗」

② 前九年・後三年の役   「炎立つ」

③ 享保の改革    「八代将軍吉宗」

④ 関が原の戦い   「葵徳川三代」他

⑤ 西南戦争     「翔ぶが如く」         

⑥ 応仁の乱     「花の乱」         

 ここにあげたのは、ほんの一部ですが、「大河」に出てくる全てが教科書から飛び出して、私達の目の前に現れてきたものです。その一つ一つを見逃さないようにしましょう。

イケメン大集合

2010-01-29 | 日記
 昔、「スター誕生」という番組がありました。そこからたくさんの歌手やタレントが生まれていきましたが、この「大河ドラマ」にもそういう意味あいがあります。新人が大抜擢されて「大河ドラマ」でデビューして巣立っていく。今までに多くのスターを生んできたのではないでしょうか。以下は私が思い浮かぶ方々の名前です。今でいう「イケメン」でしょうか。この他にもたくさんの方々がおられます。いわば「芸能界の登竜門」のような役割をしているといえるでしょう。これからもたくさんの若者を世に送り出してほしいと思います。

緒形拳 高橋幸治 石坂浩二 滝田栄 
松平健 根津甚八 真田広之 本木雅弘 
和泉元彌 滝沢秀明 瑛太 妻夫木聡 
Gackt  

CGを捜せ

2010-01-29 | 日記
 大河ドラマにはCGが多く使われています。
CGとはComputer Graphics(コンピューターグラフィックス)の略です。
ご存知の方も多いと思いますが、普通ではみることのできない物や実写では表すことのできない物をコンピューターで映像を作成して、それを実際の撮影した映像と組み合わせて、現実に存在しているように見せています。最近の技術の進歩によって、よく見てもそれがCGかわからない場合もありますし、
あきらかにそれとわかる場合もあります。最初のタイトルバックにも使われる事が多いです。本放送の中でCGを捜してみるのも面白いと思います。大河ドラマのホームページにもスタッフのブログ等があって、そこに書かれている場合もあるので要チェックです。最後に私の憶えている限りのシーンを記したいと思います。
 ① 「篤 姫」 江戸城の遠景
篤姫が江戸に向かう途中の富士山を背景にしたシーン
 ②戦国時代をテーマにした大河で 
 大阪城の遠景
 ③ 「葵 徳川三代」での 関が原の戦い  

大河が歴史につながる

2010-01-29 | 日記
 大河ドラマを見ていて、最も感動したでき事があります。それがタイトルにもあるように、「歴史がつながった」という事です。私が高校の時最も得意だったのが日本史です。毎回日本史の先生から手渡されるプリントを熟読して、歴史の流れをつかもうとしました。大学受験の時、幕末の流れがわからず、参考書を片手に、明治維新までの流れを整理して、図を書き、初めてこうして明治維新がなされたのかと感動致しました。そして、大河でも同じように「歴史がつながった」のです。それを発見した時は、本当にうれしかったです。日本の歴史が映像としてビジュアルになって自分の中に現れました。では具体的に説明したいと思います。
 
 まず、大河ドラマを時代別に整理します。今年の大河ドラマである「龍馬伝」を入れると、全部で49作品があります。その内、時代劇ではない作品3作品を除くと、46作品になります。はっきりと時代を区別できるものを見てみると、最も多い戦国時代は16作品、幕末は11作品となります。戦国時代から江戸時代に渡っている作品は、4作品。忠臣蔵を題材にしているものは、4作品。江戸時代中期は2作品あります。また、源義経等を題材にしたものが3作品となっています。それらを除くと最後に残った6作品が実に、素晴らしく歴史として続がっているのです。最も古いものが「風と雲と虹と」昭和51年(1976年)です。平将門と藤原純友の乱を描いたこの作品は、武士が政権を握る前の時代、大河としては最も古い時代を描いています。そしてその後の時代、つまり平氏全盛の時代を描いた「新・平家物語」昭和47年(1972年)に続いています。さらに、源氏の時代を描いた、「草燃える」昭和54年(1979年)へと続いていきます。貴族の時代から、武士の時代へその武士の中でも平氏から源氏へ、私は「草燃える」を見ながら源氏の直系が鎌倉を支配したのではなく、北条氏が支配していくそのすさまじさをその後に続く作品「北条時宗」平成13年(2001年)で目撃しました。あの渡辺謙さんの姿がすごかったです。子供
の頃に見ていたら、夜眠れなかったでしょう。そして平氏も源氏も本当に哀れです。平家物語のあの一節が思い浮かびます。「祇園精舎の鐘の声、所行無常の響きあり…」そして、
その北条氏も滅ぼされる時がきます。それが「太平記」平成3年(1991年)です。あのややこしい南北朝時代を見事に描いていました。ここまで見てくると、本当にみごとにつながっている事に感動致します。そして最後は戦国時代に繋がる「応仁の乱」を見事に描いた「花の乱」平成6年(1994年)があります。この時代を描いた映像というのも貴重だと思います。そして戦国時代の16作品に繋がります。放送した年もばらばらですし、特に意識しなければ、何も感じない事ですが、物事を体系的に考えてみたい私としては、大大感動です。そして、栄華盛衰というか歴史の悲哀というか、人のさがというか、空しさと同時に、人間の美しさ、醜さというものをひしひしと感じます。
 私見ですが、私が子供の頃よく考えた事があります。この世の中では、戦争、犯罪など人間同士が闘い、殺し合うという事が太古の昔から今日まで絶え間なく続いてきました。
それは、どうしたら無くなるのか。どうしたら、平和な世界が訪れてくるのか、
真剣に考えた事があります。考えれば、考えるほどわからなくなります。それで、私が子供の頃に考えた結論はこうでした。
 「人類が誕生した一番最初に戻ればいいのではないか。」
でも、それは、不可能な事だと思います。しかし、私はこう思います。自分の心の中から平和を出発しなければならないと。本筋から離れた話になってしまったようですが、日本の歴史、世界の歴史、いや人類の歴史をみた時にそれは「闘いの歴史」です。でも、いつ
かはその闘いを終わらせないといけないと思います。そのためにも、先人たちが生きてきた歴史を知る事は大切な事だと思います。決して教科書や本では得られない内容がこの「大河ドラマ」にはあると思います。そして、この本を読まれた方が「大河ドラマ」、日本の歴史に興味を持っていただき、平和についても考えていただけたらと思います。
 ずいぶんむずかしい話になりましたが、「今宵はここまでにいたしとうございます。」


総集編を見よう

2010-01-29 | 日記
本放送が12月に終了してから、年末に必ず総集編が放送されます。ビデオを購入した時は必ず録画して保存していました。しかし、テレビの状態が悪く今はほとんど保存できていません。すべて保存できていれば「永久保存版」だったのですがとても、残念です。そして、最近すごく忘れっぽくなってしまって
「天地人」の時は楽しみにしていた加藤清史郎君のシーンの第1回目の総集編を見逃してしまいました。この総集編は再放送がないので要注意です。こんな失敗をしないで下さい。この総集編は本当に価値のあるものなんです。本放送をすべて録画する事は大変ですが、総集編だと録画も簡単ですし、何度も見直せます。また編集にも利用できます。(個人利用意外は厳禁です。)

 ここで「総集編」に関するエピソードを2つ紹介します。
私のお気に入りの一つ「花神」の「総集編」は翌年の3月に放送されました。
(今はほとんど年末に放送します。ホームページで確認して下さい。)
「功名が辻」では趣向を凝らして、武田鉄也さんが解説をしていました。
このような趣向は今後もお願いしたいと思います。

1年間続けて見よう

2010-01-29 | 日記
16歳の「国盗り物語」を見てから「天地人」まで今まで33作品を見ていますが、実は見なかった作品があります。「獅子の時代」は最初の少しだけ、「独眼竜政宗」は見たくても見られなかった。「利家とまつ」は最初数回は見ていて
途中2ヶ月ほど見なくて再び最後まで見ました。「新撰組」「琉球の風」「いのち」は最初から見ませんでした。

 大河ドラマの放送自体も試行錯誤しています。「琉球の風」は1月から6月まで、「炎立つ」は7月から翌年の3月まで、「花の乱」は4月から12月までという本来の1月から12月の放送ではないスパンで放送されています。恐らく本当に1年間放送するのがいいかどうかを考えておられたのではないでしょうか。
 
 蛇足ですが「徳川家康」が終わった1983年の翌年から大河ドラマは現代劇に変わりました。「山河燃ゆ」「春の波濤」「いのち」の三作品が放送されました。その時も時代劇としての大河ドラマが終了するかと思われました。しかし、その翌年に再び時代劇としての大河ドラマが復活します。それが、「独眼竜政宗」「武田信玄」でした。恐らくその結果をみて再び時代劇になったのではないかと思います。とにかく、私は以上の経験から1年間続けて見るのがいいと思うようになりました。それ以後はずっと1年間続けて見ています。

 私はどんなに自分の好みと合わない作品であっても、それを1年間続けていく事が重要だと思います。そこに新しい発見や感動があるからです。ネットを見るとさまざまな意見がありますが、それにとらわれることなく続けていく事が大切だと思います。ぜひトライして下さい。