手巻きタバコのすすめ
札幌のタバコ屋さんから聞いたり、近所のタバコ屋さんがメーカー主催の研修会に行った成果を聞いた内容を再構成して、以下、書こうと思います。
非喫煙者の方に有益な情報は少しだけですが、あります。しかし、少なすぎるので読む価値はないかなって思います。
まずとても重要な点を一つ、それはタバコを巻いている紙の話です。
タバコ販売各社の販売しているパッケージ化された紙巻タバコの紙には燃焼剤(要は火薬)が含まれており、強風時の着火性は良いものの、放置していても消えず、吸う速さ(というか勝手に燃え尽きるまでのペース)が非常に速く、火災の原因になり易く、放置による消耗本数も多くて経済的ではありません。このような「企業努力」を彼らはしています。
ちなみに火のついたタバコの先端を良く見てみてください。紙が先に燃えているのが見えます。葉っぱは後で燃えています。
燃焼剤だけでなく、何のためかは分かりませんが幾らかの添加物が紙に含まれており、これが非喫煙者が嫌がるあのタバコの臭い匂いの原因になっているのかもしれませんし、燃焼剤から発生する匂いを抑えるための物なのかもしれません。後者の可能性が高いと睨んでいます。
さて、植物の葉っぱを乾燥させた物を燃やしただけであんな酷く臭い匂いが出るなんて、なかなか無いかもです。ただ軽視したくないのは動植物の多様性、特に植物の多様性でして、人知れずどんどん絶滅していっているのですが、現在でも未知の人体への効用を持つ植物はアマゾンなどにまだまだ大量にあると言われています。通販で買えたら便利なのですが、そうはアマゾン物流拠点が卸しません。もしかしたらタバコの葉を乾燥させて燃やすと嫌な匂いがするのはデフォなのかもしれません。
で、パッケージ紙巻きタバコの酷さを証明するのは簡単で、手巻きタバコの吸い殻を大量にビニール袋に入れてから匂いを嗅いでみてください。あの嫌な匂いがしません。違う匂いがします。札幌のすすき野のタバコ屋(ここで一時間以上、講義を受けました)にはその袋が置いてありました。まあ、捨てる前だっただけなのでしょうけど。あれを体験したら悪いのは紙だったと分かると思います。シャグ(要はタバコの葉っぱ)は本質的に同一なので。
手巻きタバコ用の紙にも粗悪品はあるらしく(シャグに付属のものを捨ててる人も居ました。貰おうかと思いました)、信頼できるメーカーの物を買いましょう。そうでないと、手巻きタバコの優位性が減りますし、シャグ付属の紙だけでは足りないように出来ていますので(少なくとも40gのシャグは。25gなら足りそうですが使ったことがありません)。
副流煙の害悪の差については、研究者が論文でも出しているんじゃないかなぁ。差が僅かにあったとしても害悪は両方とも確かにあるし、そんな時流に外れた営業妨害のような事をする研究者は居ないかな。大企業にヒットマンを雇われるかもしれませんね(笑)。
しかし、札幌でこれを知るまで「紙が犯人」だったとは知りませんでした。どっかの駄目アニメのような展開です。それは神か。
一方、手巻きタバコで、まともな紙(結構高価です)を使うと、着火性は悪いものの、咥えているだけだと勝手に消え、頻繁に火をつけ直す必要があり、頑張って吸わないと消えるので腹式呼吸やドローインの練習にもなり、火種をガソリンに突っ込みでもしなければ火事にはまずなりません。灯油だと酸欠で消えるかもです。そんな恐ろしいことは、やったことありませんが。家の中でも歩きたばこして、色んな所に平気で灰を落としています。燃えませんので。ただ、火種だけはとどめをさしますが。
上記の通り、香料などの添加物の多いシャグが流行していますが、ナチュラルシャグならば、かなり嫌な匂いが少ないですのでお勧めです。条件を揃えて、実際に吸い殻の匂いを嗅いでもらうのが一番です。
シャグの値段も高騰を続けています。選ぶなら40gが割安で、ナチュラルをお勧めします。いわゆるタバコのキツさはシャグの量、詰め込む密度で決まります。手巻きの人に「それ、何mg?」と聞くと、そうゆう答えが返ってくるのは、あるあるです。
私はColts(40g)です。最近、Coltsも新フレーバーラッシュで毎年変な匂いの新作が出ます。一応試します。えげつないのが多いです。しつこいですが、そうゆうのではなく、ナチュラルがお勧めです。
ちなみにシャグには適度な湿気が必要ですので、霧吹きなどを用意するといいでしょう。私はタッパーの蓋の裏に水を塗っています。
フィルターは使わない人が多いです。大別してノーマルとスリムがあり、円筒の底面の直径が違います。ノーマルを私は使っています。キツメが苦手な人はスリムでしょう。一個二円くらいと安いです。紙が高いのです。
巻き器も進化を続けていますが、多数派は相変わらず完全手巻きの人です。不器用な人は私のように巻き器を使いましょう。かなり高価ですが、ここ十年くらいで耐久性や巻きやすさ等、性能全般が非常に上がっています。仕組みが謎で、なぜ巻けるのか理解できないものもあり、私も使っています。一番下に写真をつけておきます。
これまで外出時は手巻きを持参することが少なかったのですが(数本で済む超短期と数か月などの超長期は除く。もう猫を飼い始めたので、長期旅行は行いません)、巻き器の進化により、外で風の影響をあまり受けずに巻くことができますので、今後は外でも手巻きするかもしれません。
総合的に見て、タバコは辞めるのが一番いいです。まあ、当たり前のはなしですね。
しかし、タバコのお陰で頭から沸いてきた仕事上のアイデア(この中の一つは我ながら物凄くて、ネットで知らない人が取り上げててくれていて、びっくりしました。数年前は見れました。さっき確かめてみたら、残念ながら消えていました。個人のページでしたので)が浮かんだり、喫煙者同士の情報交換により色々と助けられました。
思いつくものとしては、まずは「神の鍼灸師」を喫煙室で教えてもらったことですね(体がヤバい人、ご紹介しますよ)。もちろん仕事上の有益な情報も無数に入手できましたし、そこでの人間関係に助けられたこともありました。昔、ギャル(古w)と飯食いに行って、注文していない肉の塊みたいな料理が来て、「あちらのお客様からです」という、まるで映画かよ!って事をしてくれた人と知り合ったのも職場の喫煙室でした。たぶん映画とかのパロディとして、半分冗談でしてくれたんだと思います。これにはオマケのお話もあって、また別の機会(リアルの)にお話しします。
で、肺がんリスクはかなりあるけど、今までの所はタバコは人生でプラスでした、と喫煙者はみんな言います(笑)
経済的だという面でも、タバコをどうしても辞められない私のような人にとって手巻きタバコは有用です。勝手に消えるので無駄にすることが無く、せこくフィルターの使いまわしも可能と言えば可能です。限界はありますが。シャグも少し安いです。何より燃え方を自分でコントロールできるのが大きいです。初期投資は簡単に回収できますので、いかがでしょうか。私の物で体験するのもいいかと思います。
また、ノーマルの紙の幅は仕様が二つあって、巻き器と合わせないといけません。買う時にお店の人に相談しましょう。
写真は最新型の巻き器二つとロングとノーマルの紙です。箱の中のロング用の紙はタイで購入したものです。軽いし、めっちゃ安かったので、自分用のお土産に大量購入しました。バンコクの店頭で買い占めました。物凄い大量にあったのですが、もう残り少ないです。
あとトウモロコシ?の葉っぱをそのまま利用した紙?や、糊のついていない紙大量、変な液で香りを付ける謎の紙が大量に余っています。右下の黒いのが、謎の仕組みの巻き器です。