誰も読まないと思いますが、ひとつふたつ記事を書いておきたいと思います。
今日は敗戦の日、ふたつめの投稿が日を跨ぐかもしれませんが、まあ、しょうがないと思います。77年ということで、7という数字に変に意味を感じている人もいるかもしれませんね。
ウクライナ以外にも酷い状況の地域は世界に存在している訳ですが、日本のみならず西側社会全体が感情的になっている今の情勢に、どうしても私自身、流されているのは事実です。このタイミングであえて、現時点で思っている事を書き残しておきたいと思います。
普通に言われている事ですが、戦争を始める国の動機は「今がチャンスだ!」というものと「このままではヤバイ・・・」という二つが大きいと思います。当面、日本の軍事力を形作る上で、この二つに中露北朝鮮が陥らないような力の均衡が必要だと思います。
日本の軍事力で重要視したいのは、潜水艦、地対艦ミサイル、レンジャーと空挺、軽トラとブルドーザーです。敵基地攻撃能力(最近、誰かに入れ知恵されて呼び方をなんか変えたらしいですね)はコスト的に引き合わないし、無理なので反対です。ひとつずつ簡単に書いておきます。
まず海自の潜水艦ですが、現在16隻態勢から18隻態勢への増強の最中だったはずです。これを30隻に増やすことを勧めます。いまの練度を維持してここまで増強するには少なく見積もっても10年、普通に考えたら20年は掛かりそうです。もし30隻になったとします。一隻に魚雷を40本積んでいるとすると、稼働状態の潜水艦は10隻、魚雷合計400本です。後方には魚雷800本が控えています。1200本のうち、致命弾600本は大げさな想定ではないと思います。米中露と比較にならないほど海自の潜水艦の性能と練度が高いからです。ハラスメントの問題を内包しつつも、自衛隊の練度の高さは世界でも異例だと判断しています。で、600本当たるとどうなるかというと、諸国の潜水艦と大型輸送艦はすべて使用不能、水上艦の大半も使用不能になります。もちろん海自の損害も膨大で、全ての水上艦を失うでしょう。潜水艦は半数以上生き残り、再出撃の機会すら残されるでしょう。空自も壊滅するでしょうが、相手もボロボロになると思います。これは防ぎようがないと思います。なお、潜水艦30隻態勢から50隻態勢に移行するのは、現状から30隻態勢に移行するよりも容易だと思います。
地対艦ミサイルは着上陸してくる中小型の輸送艦、輸送船、上陸用舟艇に使われます。問題は索敵です。上陸地点の特定、ミサイルの配備、発射、撤収を迅速に行わなければ意味がありません。が、洋上索敵能力の向上は相手国に脅威を与えずに、侵略を跳ね返す防衛力を高めることが出来ます。
大半が消える相手の輸送船ですが、元が膨大なのでかなりの部隊が上陸してくると予想されます。しかし、海自潜水艦が機能していれば、その後、補給は途絶え、飢えるだけで、日本海側の食料が強奪されることになると思います。早急に住民と食料を退避させる必要があります。国内の運輸・物流をストップさせてでもこれは行わざるを得ません。そして相手の進撃はいつかは止まります。これの後方を攪乱できるのがレンジャーです。レンジャー過程修了者にはかなりの無理をさせてしまうことになりますが、今のレンジャーの規模を倍にすれば、教練過程修了者の数も相当数に上るはずです。相手の残り少ないなけなしの物資すら前線に届かない事になります。空挺は最終局面で完全に相手を包囲する際に降下します。問題は航空優勢で、これがないために空挺の出番がない可能性も確かにあります。陸自部隊からの圧迫と併用できれば理想的です。追い出す際の最後の切り札が空挺です。
ブルドーザーは占領の代名詞ですが、防衛時にも必要です。日本の全ての空港の滑走路や港湾は飛んでくるミサイル第一波で穴だらけになります。第二波、第三波・・・が飛んでくる中、命がけで応急処置をするためにかなりの数の運転手とブルドーザー、整備資材・人員が必要です。軽トラについては日本特有の規格で、破損した橋や道路を物資を積んで走行するために必要です。補給部隊は相手から見たら優先ターゲットですが。軽トラとブルドーザーに対しては戦前から補助金を出して充実に努めておくのが良いのではないでしょうか。例えば車種を減らし、整備に慣れた人を出来るだけ増やし、補修部品の共通化を図るとか。民間企業がやることなので介入が難しいのが問題ですが、少しだけなら何か政府もできるのではないでしょうか。
ふたつめの記事は外交について書きたいと思います。
★調査不足、知識不足を一点補足します。現在、海自潜水艦は22隻態勢でした。脳内の情報が古すぎました。