日曜朝10時から~宇都宮のど真ん中、オリオン通りにあるニュースカフェで行われるイベント。
色々あることは知っていたけど、どうも行く気にならなくて参加していなかったけど、この「まちなかメディカルカフェ」には何故かひかれ、
吸い込まれるように参加しました。
なんとなく、まずは見学という立場で参加し、皆さんの前で自己紹介をした時、何も考えていなかったので
「私は28歳の時に舌癌になったので、たぶん癌で死ぬと思うので、色々な方のお話が聞きたいと思い参加しました。」
と、今考えるとへんてこりんな自己紹介でした。
それから少し・・なぜ私は参加しようと思ったのかと考えました。
そしてなぜ、癌と戦っているときに「なぐさめ」という曲を作ったのかを考えました。
自分が癌に実際なってみると、想像以上の心の整理のできない自分がいました。
治療の痛さ、手術の怖さなんてどうでもいい。
そんなことより、今後どうなるのか、未来はあるのか、未来をどう考えればいいのか、見えないわからない癌細胞が今後どう動くのか、
恐怖と不安でいっぱいでした。
でも、私の周りには癌経験者がいない。
この気持ちは癌になった人にしかわからない。
自分が、24時間テレビのドキュメントでのドラマを色々見てたけど、
こんな気持ちになるなんて想像できなかったから。
だから、私は誰にもこの不安な気持ちを言えずに、一人で耐えた。
周りの誰かに話しても相手が困るだけ、と思った。
私は音楽に逃げて「なぐさめ」という曲を作って、自分で自分をなぐさめることができたけど、
そういう同じような人たちの話を聞きたい、聞いてあげたい。
わかってあげたい。
それで参加したんだと思います。
今朝、あさいちで「夫ががんに・・」という特集がやっていた。
下手すると、うつになってしまうらしい。
そうならないように、なにかお手伝いができたらと思いました。
来月のメディカルカフェでは、ボランティアで少しの時間ですが演奏させていただくことになりました。
寄り添ってあげられる、それでいて心が少しでも落ち着くような曲を色々選んでいます。
一人でのステージは初めてなのでドキドキですが、頑張ります。