クレジットカードのポイントで交換したんですが1年もしないうちに一番の売りである蒸気が出なくなってしまいました。
トーストするときに事前に5ccの水を補給してそれを専用ヒーターで加熱してパンの水分を調整しようという仕掛けなんです。
どうもヒータが断線したもようですが保証書に書いてある電気屋が東京の大手デパートになっていたため面倒なのでそのまま使っていました。
先日TVで細かなところに特化した家電の特集を見ていたときふとこのメーカーのHPを開けてみたところ『リコールのお知らせ』の文字が。
自分のトースターが対象になっていました。
2018年製なのでおそらくだいぶ前からリコールになっていたと思われますがこういうのってこっちから見に行かないと分らないんですよね。
その場でスマホから交換の手続きをしたところ3日後に新型の新品が届きました。
持ってきた日通の人が不良品を持って帰って完了です。
この事をネットでは『神対応』だと書いている人がいましたが自分はちょっと違った感想です。
自分は以前自動車の開発をやっていてどうしたら開発費と開発期間を短くできるかということをいつも考えていましたが、ある人はスマホ型の開発にすれば良いんじゃないかと言うわけです。
耐久テストは最小限、開発期間も最小限、当然開発費は低く抑えられ、後はユーザーが悪いところを出してくれるのでその都度『サービスキャンペーン』とかいう名目でどんどん改良していく開発方法です。
これは人命に関わらない商品の場合はある程度アリな作戦なのですが車のような商品では使えませんよというのが答えになります。
自動車部品の場合、鋼の材料変更をするだけでも10の7乗回数の耐久テストをして安全を確認してからでないと世に出せないのです。
なので低コストを追求する開発手法で作られた物はバグ出しが終わらないと安心して使えない事は十分承知の上ですが、新しい物好きの自分は何度もこの罠にハマってきました。
今回のトースター、アイデアというか目の付け所は面白いんですがその部分を手に入れる値段がとても高い!
返品した初期ロットの物と比べかなり色々なところが改善されているのでユーザーが色々とクレームを入れた結果こうなったんだと思いますが、こういうリコールをスムースに行うために最初から値段に上乗せしているのかもと疑うのは自分だけではないでしょう。
新品が手に入ったのであと何年かは使えると思いますが次回の買い換えにはもっと耐久テストをしっかりやるメーカーの物にしたいのですがどこも同じような開発スタイルのところばかりなんですよね。
技術大国の日本だったはずなんですがね。
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