趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

色入れと室内灯の設置 KATO 883系ソニックリニューアル車

2023-12-26 23:45:02 | 車両工作(N)

こんばんは

今年も残すところあと数日となりました。

12月は師走というだけあって毎年バタバタしているうちに年末を迎えてしまいます。

 

そんな中でもソニックの加工は年内に完成したいと思い、工作を進めました。

まずはクーラーの墨入れ。タミヤのスミ入れ塗料ブラックを使用しました。

0番台のクーラー(上写真)は側面のメッシュに、1000番台のクーラー(下写真)はルーバーとメッシュに流しました。乾いたら溶剤で拭き取り、陰影を調整します。

パンタグラフ台は軽量化のためか丸穴のモールドが多数あります。

ここはピンバイスで開口しても良かったのですが、台座のモールドに被っている穴もあったので墨入れにしておきました。パンタを載せてしまえばそこまで気にならないと思います。

このパンタグラフ台は台車に直結されているため車体に支柱を通す穴があります。

開口部がボディ色なのは不自然なため、ペンで位置をケガいて黒く塗っておきました。

その他、碍子や配管の色差しを行って組付けた状態が下の写真になります。

屋根板も製品より少し濃いグレーで塗り直したので、落ち着いた感じが出たと思います。

幌枠もブラックで塗装してみました。嵌め込み化した1000番のデッキ窓部ですが、やはり窓越しに室内灯の取付座が見えるのは頂けないため撤去することにしました。下写真の左が撤去後です。

室内灯は客席側に配置し、壁際ギリギリに置くことで目立たないようにします。

集電シューが差し込めるようにプラ板でガイドを作ってあげれば問題なく通電出来そうです。

0番台はセンターブースという向かい合わせのボックス席がありましたが、リニューアルの際に普通の席に改修されています。今回はグループ客が利用している想定でそのままにしました。

シートの塗装中の光景。まずは床の色合いを調色して塗装し、マスキングします。

座席の色は1両ごと、いや半室ごとに異なる車両もあって非常に手間でした…

デッキ部の床は室内よりやや赤みの強い色で塗装しています。

これはデッキの照明が電球色であることを、床の反射色で再現してみたかったからです。

(そもそも実車のデッキはストライプ模様なので、あくまでも雰囲気重視です)

1000番台のシートは本来もっと落ち着いた色合いなのですが、窓のスモークが濃く沈んだ色に見えてしまうため鮮やかなオレンジ色に塗装しました。

室内灯も純正品では暗く見えてしまうため、グランライトⅢのナチュラルホワイトを選択。

多灯式で光ムラが気になったため自作の拡散板を設置しました。

チップLEDの直下にラベルシールを配置し、フォグラスで光を均一化しています。

0番台は常点灯化したLED室内灯クリアの白色を使用します。

屋根裏に白色拡散板を挟んでプリズムと基板は遮光テープで固定しました。

写真は遮光テープで隠れていますが、導光板の断面にIROMIZUの14-50icを貼って色温度を下げています。この辺りは毎度の工作なので特に考えず流れ作業です。

クモハ883のみ室内灯付近に窓がないため、本来の取付台座を使用しています。

完成報告に続く

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ライトの高輝度化 KATO 883系ソニックリニューアル車

2023-10-20 21:30:57 | 車両工作(N)

こんばんは

10月になり朝晩の冷え込みが増してきましたね。この時期の服装はいつも悩ましいです。

さて、増備車をはめ込み窓化したソニックの加工を進めます。

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今回はヘッド・テールライトの高輝度化とフォグランプの色味改善を行います。

LEDは高輝度タイプに交換し、オリジナルより脚を延ばしてプリズムを短縮しました。

高輝度化によりテール側に光漏れを生じたのでアルミテープで遮光しました。

ヘッドライトプリズムはステーの断面からテールライトへの光漏れを生じていたので黒ペンで遮光しておきました。上のアルミテープより効果があったかもしません。

また遮光ケースの後ろをカットして小型化し、基板の後ろ側はシート色に合わせて塗装しています。

クロは遮光ケースの小型化により前1列のシートを復元しました。まだ塗装は暫定です。

遮光ケースからはみ出る基板はそれぞれの床色に合わせて塗装しています。

ネジが目立ちますが、遮光ケースが鎮座している加工前よりは室内の空間が広がりました。

 

フォグランプの色味はLEDの高輝度化だけでは改善しませんでした。

これはプリズムの着色が濃すぎるためで、導光部を短くすれば発光色が薄くなると思いばっさりカットしました。カットした部分の代わりにヘッドライト用の無着色の導光部を移植しました。(Z04-4063 クロ882レンズカバーに付属)

導光部の加工前後を比較。回路の常点灯化はしていませんが、プリズムの短縮と高輝度LED化により十分な明るさと色味になりました。二又のレンズ部は固定できなくなるので、ボディ側に差し込んで少量の接着材で固定します。

 

改めて改造前後の点灯比較をば。

実車はシールドビームから白色LEDに換装されましたので、模型も白色のままとしています。

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加工前のテールライトは斜めや横からのアングルだと点灯しているのか分からなかったのですが、はっきり確認できるようになりました。ただフォグへの光漏れがまだあるので遮光が必要そうです。

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増備車の窓を嵌め込み化 KATO 883系ソニックリニューアル車

2023-07-23 18:47:13 | 車両工作(N)

凸凹編成が好きな筆者にとって青いソニックの中間増備車編成はとても魅力的です。

ただ実車の特徴であるつるっとした車体断面が窓の凹みによってスポイルされてしまっている点は、いつか改善したいと常々考えていました。

そんな折に先日の3D鉄道模型まつりで白い特急(=885系)の窓ガラスディテールアップパーツを見つけてしまったので購入に至ったわけです。883系1000番台は885系をベースに製造されたことから、模型も同様にこのパーツも使えるはずという判断で導入しました。

1000番台込みのリニューアル車(品番10-288)は2009年発売と比較的古くからある製品です。

カトーはまずは原型から出すイメージだったので1000番台込みの編成を発売したのは意外に感じていました。でも考えてみればリニューアル車の時点で原型もへったくれもありませんね…

 

とりあえず客室窓が片側15個で行き先表示が小さい3両目と5両目を使ってみます。

 

まずは説明書に従い、数分くらい浸水させて保護紙を剥離しやすくしました。

 

思った以上に黒くて透過素材じゃないのかと一瞬焦りましたが、光にかざすとちゃんと透過したので安心しました。実車もスモークは濃いのでとてもリアルになりそうです。

 

ディテールアップの対象窓は客室窓と行き先表示窓が主で、ドア窓やデッキスペースの窓は製品のパーツを使用します。あと説明書に書かれていませんでしたが、床板を固定する爪も必要なので切り出しておきます。

 

デッキスペースの展望窓も段差が気になったので切り出して完全はめ込み化してみました。

切り出す際に切断面がやや気になったので裏側と断面にスモークブラックを吹いてあります。

 

はめ込み窓は絶妙なテーパがあるらしく、裏表を間違えると上手く嵌りませんでした。

奥行を調整したら裏からボンド水溶液を断面に流して1つずつ固定します。(自己流)

切り出した固定爪は高さを決めて事前に瞬間接着剤で接着しておきました。

 

デッキ側はこんな感じ。本当はドア窓も切り出して嵌め込み化したかったのですが、切り出しに失敗するリスクが怖かったのでそのままです。デッキの窓はボディ断面にすっぽりはまり込んでしまうため、ネオレジンを断面に薄く塗り、表側からはめ込んでUVライトで固着させました。

 

客室窓を半分ほど交換した状態で製品の窓と比較してみました。

つるっとした車体なのでツライチ化は効果抜群です。

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車体が白い885系はもっと効果があるんでしょうね。ただ6両分やるのはけっこう骨が折れる作業だと思います。私は2両でお腹いっぱい

 

デッキスペースは加工前の写真がありませんが、客室との統一感が取れました。

ただスモークが掛かっていても見えてしまう室内灯の土台は無粋だなあ

純正より明るい室内灯を入れる予定なので、目立たない位置に設置し直すことにします。

さて、残った4両分の窓はどうしましょうか…

つづく

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三鷹色のアップグレードが完成

2023-04-30 13:04:22 | 車両工作(N)

今回は最後まで残っていたライトの色味改善をまとめて行いたいと思います。

電球色チップLEDとカラープリズムを組み合わせたライトユニットは方向幕が青ざめています。

これはチップLEDの色温度が砲弾型LEDに比べて高くフィルターが濃いことが原因です。

光の三原色を考えた時に、発光色がシアン寄りということはマゼンタとイエローのフィルターを足してあげれば理論上は白くなるはずです。

そこで室内灯や窓の色調整でお世話になっているIROMIZUを使って改善を試みてみました。

試行錯誤の結果、以下のような組み合わせで白く点灯するようになりました。

イロミズを貼る位置を変えているのは4枚も重ねると厚みが出るためです。

LED自体のロット差などもあるため、11-25icと14-25icの組み合わせは適宜変えています。

一番多かった組み合わせが上写真になります。

 

ついでにヘッドライトの色温度も少し下げたかったのでこちらのプリズムにも貼りました。

ここは大目玉が11-25ic、シールドビームが14-25icと使い分けています。

 

加工前と比較するとこんな感じ。純白に近くなりましたね。

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さすがにフィルターを4枚も重ねているので光量は落ちてしまいます。

ここは抵抗を低いものに交換するか、頑張って常点灯化すればリカバリーできると思います。

肉眼の見え方に近くなるよう逆光バージョンも載せておきます。

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というわけで無事に3編成のアップグレードが完了しました。

加工前と比べると表情豊かになり、編成ごとの特徴が出せたと思います。

 

クモハ165-103は箱型通風器が撤去されており、ホイッスルもないためスッキリしています。

ライトユニットやカプラーは最新仕様のパーツにアップグレード。

レタリングはトレジャータウンのTTL029 169系新幹線リレー表記を使用しています。

(ちゃんと165系も収録されていますのでご安心を)

モハ車はシートやパンタグラフ、屋根上機器の配置などが三者三様です。

シングルアームパンタが特徴的なM4編成のモハ168-15を動力車としています。

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シングルアームが特徴的だったM4・M5編成は車番の位置が車側灯の真下にありました。

製品の取説ではM1編成など他の編成の位置が記されているので注意が必要です。

実車は一度しか乗ったことがない三鷹色ですが、思い出の車両として模型は末永く活躍してくれることに期待しています。

入線・レビュー記事はこちら

169系(M1・M4編成)の加工はこちら

165系(M6編成)の加工はこちら

 

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隠れた人気者 165系三鷹色 M6編成

2023-04-28 21:36:33 | 車両工作(N)

期間が空いてしまいましたが、ホリデー快速の工作の続きです。

三鷹色の165系はM6編成のみで、唯一の大目玉編成とあって隠れた人気物でした。

製品は増結セットとして発売されているので、そちらをベースに特徴を再現していきます。

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M6編成は三鷹区に転属する前は新潟の上沼垂運転所でK2編成として在籍していました。

(三鷹に転属後もK2編成の札を出していた時期があります)

上沼垂時代は湘南色で、篠ノ井線の運転にも対応するためモハ164のパンタグラフをPS16からPS23に載せ換えが行われました。その際に避雷器を169系と同様の車体中央側へ移設しています。

 

さて、トミックスではこの形態の屋根は製品されていませんので、改造を施していきます。

まずモハ164は元の避雷器の取り付け部と配管のモールドを削り落として穴を埋めます。

新たに設置する避雷器の台座はモハ168から型取りしてアクリルパウダーで複製しました。

モハ164とモハ168ではクーラーの位置が微妙に違うんですね。勉強になるなあ

配管はΦ0.2の真鍮線でパイピング。これでもモールドの配管と比べると大味なんですよね…

設置位置はモハ168から採寸した位置としています。

仮組して問題がないか確認しておきます。

避雷器のハメあいも製品と同じくらいだったので接着剤は必要なさそうです。

 

クモハ165は運転席上の箱型通風機が撤去されており、屋根だけ見るとクハ165のような姿となっていたのが特徴的です。この改造はK3編成なども施工されていたようです。

今回はクハ165の屋根を用意して端のベンチレータ取付部を埋めることにしました。

クモハの箱型通風機の取り付け部を埋めるより、クハの方が楽ちんだからです。

最後に3両分の屋根をまとめて塗装して完成としました。

 

次にボディですが、ヘッドライトは新型レンズを装着するためリムの内側を丸ヤスリで慎重に広げました。内側はシルバーで色差ししてレンズは裏からゴム系接着剤で固定しています。

 

ジャンパ栓は製品付属の物の余白をカットして塗装しています。

あとタイフォンに墨入れし、前面ガラスはワイパーがシルバーの物に交換しました。

 

連結面周りパーツ交換の内容は169系と同様です。

PZ6296が再販されるまでトイレタンクはPZ-106としておきます。

 

箱型通風器がないだけで大人しい顔つきになりますな。

 

クモハ165は大垣夜行や団臨用に臨時幕、クハ165はホリ快仕様です。

M1編成と連結位置を入れ替えることで運用を変えられるようにしています。クリックで拡大

次で完結

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