趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

平成筑豊鉄道田川線 勾金駅

2024-07-13 18:47:40 | gallery:ランプ小屋

直方から平成筑豊鉄道に乗って50分ほどで勾金(まがりかね)駅に到着。

九州の難読駅名の筆頭とも言えるでしょう。ランプ小屋は駅舎側のホームに建っていました。

扉周りは構造的に弱いようで、コンクリート板や新しめのレンガで補修されていました。

レンガは長手積みで、屋根はアングルフレームにトタンが張られています。

勾金駅は豊州鉄道の香春駅として1885年(明治18年)に開業しました。日田彦山線の現香春駅は1915年開業(当初は上香春駅)で、1943年に香春駅の名を引き継いで今に至ります。

反対側の妻面には窓があった痕跡があります。やたら低い位置なのは気になりますね。

片流れの屋根かと思いきや、左側の一部が欠損していただけでした。雨水とか大丈夫かしら?

この辺りは炭鉱で栄えたこともあり、かつては石炭の積み込み場もあったそうです。

広々とした構内はその名残です。ランプ小屋は残り続けてほしいと思います。

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東北本線 伊達駅

2022-06-19 15:57:00 | gallery:ランプ小屋

桑折のランプ小屋を見学した後はお隣の伊達で途中下車。

武家造りの駅舎が有名ですが、駅舎よりも歴史があると思われるランプ小屋です。

2駅連続でランプ小屋が残されているのは全国的に見てもここだけではないかと思います。

白石のランプ小屋は駅開業時の1920年製ということで、こちらも同様なら1928年製ではないかと思います。

イギリス積みで扉は鉄製です。枠の外側も補強されていることから改造でしょう

基礎部は根巻されたようですが、右側は剥がれてレンガの目地が出てきています…

妻面の窓上部は斜材を用いたフラットアーチで構成されています。

窓枠は補強されはめ殺しに改修されていました。

桑折と同じくトタン屋根には立派な煙突が付いていました。

妻窓のはめ殺し化と合わせて設置されたのかは不明ですが、他の地域では見かけない設備です。

地図でみると伊達駅から飯坂温泉は4kmほどしか離れていないんですね。

かつては福島交通飯坂東線が接続していたようで、伊達市内には3両の保存車があるそうです。

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東北本線 桑折駅

2022-06-18 05:08:54 | gallery:ランプ小屋

白石から南下を続け、福島県に入って3駅目の桑折で途中下車をしました。

桑折(こおり)は実際に訪問を決めるまで読めませんでした。

1番線ホームの片隅に残るランプ小屋です。

少量危険物取扱所の表記があることから、現在も可燃性液体の保管に使用されている様です。

(よく見たら手書きで灯油と書いてありました)

形状はイギリス積み、アーチ屋根の東北タイプですね。

屋根はトタンで、ランプ小屋としては珍しく煙突が備わっています。

建造時からなのか後天的改造なのかは不明です。

妻面の窓は上部のアーチ部がコンクリートで埋められておりサッシ化されていました。

排水溝が後ろにあるのか、雨樋は大きく傾斜を付けて後ろ側へ持ってきています。

撮影している間にみるみる曇ってきました…

跨線橋と共に1枚

駅の奥側は東北新幹線が半分掘割のような形で併走しており、時たま高速で通過してゆきます。

雨が降る前にお隣の伊達に進みましょう

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東北本線 白石駅

2022-06-15 22:49:47 | gallery:ランプ小屋

白石という駅名は全国に複数あるため、地域によって想像する駅が異なると思います。

そんな中、宮城県の白石駅にはランプ小屋が佇んでいます。1番線ホームにありました。

看板やら表札やらで他のものと比べると活気がありますね。扉も開いております

レンガはイギリス積みです。案内板には明治20年12月に建築と記載されていました。

駅開業時から残る貴重な建造物ですので末永く保存して欲しいところですね。

2008年から内部が開放されており、東北本線ゆかりの資料が展示されています。

ただし土日の日中しか開いていないので訪問する際は注意して下さいね。

22/06/19 追記 ※新型コロナの蔓延状況により現在は開放していないこともあります。

構内を出て裏手に回ってみました。屋根は東北地方でよく見る丸形のタイプでトタン屋根。

レンガの色が斑なのがまたいい味を出しています。

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函館本線 新函館北斗駅

2021-08-03 22:53:05 | gallery:ランプ小屋

新函館北斗駅の前身は渡島大野駅。その前身の本郷駅時代に建てられたランプ小屋が駅前広場に保存されています。北海道新幹線の開業により現在の位置に移設されました。

初代函館駅から本郷駅(現新函館北斗駅)まで開通したのは1902年(明治35年)

それから9年後の1911年(明治44年)に建てられました。

明治44年と言えば帝国劇場が開場した年ですね。

北海道鉄道黎明期の建築物ということで歴史的価値は高いと思います。

金山山部浦幌のランプ小屋も同年に施行されています。

煉瓦建築ラッシュで生産量も多かった時代であることが伺えます。

イギリス積みで扉は堅剛な鉄製。

屋根はトタンですが立派なケラバが付いているので見栄えは悪くないです。

移設した際に再塗装が行われたようです。

レンガ造りの弱点とも言える扉上部のアーチの亀裂も見られず、状態は良いです。

しかしレンガ建築物の移設はどうやって行うのか気になるところです。

曳家をするにしても基礎ごと浮かせないとバラバラになってしまいそうな気がして…

裏側は鉄格子付きの窓が1つあるだけです。妻面に窓はありません。

中は確認できませんが、旧渡島大野駅時代は倉庫として使われていたと思います。

峩朗鉱山の石灰石や演歌歌手三橋美智也生誕の記念碑なども一緒に展示されています。

いっそのこと小さな記念館にでもしてくれないだろうか?

函館地区の設備訪問は一区切りとします。

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