趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

第22回 国際鉄道模型コンベンション 後編

2023-08-28 06:43:56 | イベント

後編はレイアウトやモジュールをメインにご紹介

まずは四国2700系が走るこちらのレイアウト。雑草に埋もれた側線がリアルです。

 

水路閣に線路が引かれているという設定のセクション。

廃線を道路に転用したりすることはよくありますし、もし実際にあったら橋梁マニアとして訪問リストに追加していることでしょう。

 

リアル志向の新宿駅

広告などの照明使いが上手で参考にしたくなります。あと道路表現が秀逸

 

札幌雪祭りが開催されているこちらのセクションは、あえて手前にビル群を配置することで都会の中にある会場の雰囲気がよく伝わってきました。雪の表現にも注目

 

こちらはRMモデルズのブースにて。SNSのマンガで登場する架空鉄道の車両展示がメインですが、やはり橋梁がテーマとなるとそっちメインで撮影してしまいます。

 

こちらのセクションは夢の国の高架鉄道がありました。開放的な無道床橋梁がしっかりと再現されています。あと人形は爪楊枝で作りコストを抑えているそうです。アイデアに脱帽

 

模型で車両基地のイベントを再現するというのも新しい形ですね。

左の方ではヘッドマークの展示も行われています。

 

額に収められた急勾配のケーブルカー。

パラグライダーの繊細さに目を奪われました。

 

こちらは高架下のゲームセンターを一枚。実物のモデルがあるのか聞くのを忘れてしまった。

店舗の端をモジュールの分割位置にすることで継ぎ目が馴染んでいます。

 

上越線の湯檜曽駅モジュール。

駅舎やホームはフルスクラッチで製作されているようです。

 

ボタン電池で走行するA3サイズのレイアウトにはガントレットが再現されていました。

神社が近接しているためこの配置になった経緯があるそうです。

 

こちらも上のレイアウトと同じ方の作品。ヨーロッパのヨットハーバー

マストの色違いはクルージング用か競技用か分けているそうです。ヨットはフルスクラッチ

 

渋谷スクランブル交差点のジオラマ。背景をうまく融合させて奥行を出しています。

新宿駅もそうですが人形を配置するだけで骨が折れそうです…

 

天空の城ラピュタの劇中に登場するスラッグ渓谷を再現したジオラマ

渓谷らしい急斜面の高低差が小さなスペースに凝縮されています。

 

ペーパーキットのストラクチャー

プラ製にはない繊細さが売りなので、上手く棲み分けできると幅が広がりそうです。

 

自作のBトレ群。並べるだけでも大変そうです。

ジャンルは特に指定がないとのことで外国型も多く見られました。

 

コントローラーを運転するロボット。ディレクションスイッチも切り替えていました。

敢えて中の機構が見えており、仕組みが良く分かります。

 

こちらは自作のクロッシングレール。16.5mmと13mmゲージの異軌間交差でした。

異軌間交差は秋田新幹線や山形新幹線に設置されています。

 

全てレゴで作られたジオラマ。これはもうレゴというより鉄道模型ですね。

子供の頃はトレインシリーズがずっと欲しかったんですが、結構いいお値段なのでカタログばかり眺めていました。懐かしい…

 

プラレールの立体レイアウト。

スケールの巨大さに圧倒されました。会場で一番高さがあったんじゃなかなろうか

他にも魅力的なブースは沢山ありましたが全て紹介しきれないのが残念です。

来年も楽しみにしています。

 

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第22回 国際鉄道模型コンベンション 前編

2023-08-26 15:55:02 | イベント

JAM2023に行ってきたレポートです。

前編では企業ブースとイベント出展をメインに紹介したいと思います。

 

訪問は初日の金曜ですが、夏休み期間とあって朝から大盛況でした。

ステージイベントも満員御礼。参加したいクリニックは日程が合わず断念しました。

 

入口付近には今年のテーマである電気機関車の写真展示があり、その枚数に圧倒されました。

日本型の新旧、ヨーロッパ型と壁ごとに分けて展示されています。

 

ヨーロッパ型はまだまだ未開拓の領域なので、資料用にも記録しておきました。

 

KATOの世界 ブースではドラフターによる手書き図面の展示。

CADが普及する前は鉄道模型に限らずどんな製品でもこうやって作図をしていました。

 

羅須地人鉄道協会では数年前に完成した8号機 バンビーノ号が展示されていました。

土日は体験乗車も行われたそうです。室内と屋外ではサイズ感も違うんでしょうね

軌間は610mm(2フィート)で、枕木は鉄枕木でした。搬入・設置が大変そうです。

成田ゆめ牧場・まきば線はまだ未訪問なのでいずれ伺いたいと思います。

 

会場の角部には、テレビドラマ走れ!ケー100に登場したK100形のレプリカが展示してありました。SLを道路走行用に改造して全国を行脚したというストーリーだそうな。

前傾したキャブも忠実に再現されています。

 

主催者のイモングループでは夜間運転デモンストレーション走行を見学。

スケールスピードで流れる車窓を眺められ、落ち着いた雰囲気を楽しめました。

窓割にバリエーションがある北斗星はずっと眺めていられます。

 

ここからは企業の新製品展示で気になったものを見ていきます。

以下の画像はクリックで拡大します。

 

マイクロエース

富士山ビュー特急8500系は予約しているのでじっくり観察してみました。

371系の金型を使用しているため、おでこの分割線が気になるかなあ

1号車のテーブルライトは点灯します。

 

特大貨物がリニュアールするそうです。シキ600かシキ800あたりかな。

従来品では顕著だったカーブ内側のオーバーハングが軽減されるとのことで期待しています。

試作品がテスト走行をしていました。

確かに高架橋付きレールの内壁とのクリアランスは十分にありますね。

 

カトー

EF55 高崎運転所 

写真は脱輪しちゃってますが、先輪がちゃんと回転するプラ完成品です。

ブース内ではスムーズに走行していました。あとはカント付きレールでの走りがどうなるか。

旧客はEF55復活当時の時代設定ということで、今回は見送りです。

 

波動用のE257系は5000番台と5500番台が同時リリース予定。

5500番台は特急 はちおうじ草津で乗車しました。

両者をつないで実車ではまだ実現していない14両編成での走行なんてのも楽しそうです。

 

トミーテック・ジオコレ

本日開業の宇都宮ライトレールは鉄コレから昨日発売されました。

HU301編成ですが、事業者限定版も発売予定だそうな。

タイムリーなので2021年の工事中の訪問記もどうぞ

 

キハ125 ロマンシング佐賀のラッピング車両は全7種をA・Bセット構成で発売。

キハ47はトミックスからA・B・Cセットで全9種をラインナップとかなり気合が入っています。

キハ47は機関更新車の8000番台を新規製作とのことで、通常版も期待しています。

 

トミーテック・トミックス

6月に運行終了したSL銀河は印刷まで仕上がっていました。

走り装置はパシフィックがベースと思われるので大丈夫でしょう。

 

国鉄仕様の14系まりもはオユ10が初登場。トミックスのNで10系客車は初登場ですね。

別パーツのベンチレータやダミーカプラーがそそられます。

ニセコも期待できそうですが、10系のシリーズ展開をするかどうかは不透明です。

カニ25が出た時は20系も時間の問題かと思ったけど音沙汰ありませんからね。

 

対向式ホーム(桁式)は痒い所に手が届く商品です。

築堤にも設置できるらしく、商品展開が上手だなあと改めて思いました。

ホームをつなぐ跨線橋は歩道橋にも転用できる形状で汎用性が高そう。

都市型とつなぐ際の点字ブロックやタイルはシールで表現するみたいです。

敢えて桁式の部分は貼らずに長編成が停車していた時代の名残を再現するのもアリです。

もちろん幅広ホームも再現可能。

ということはミニホームとも接続可能なのかな?

 

会場発表となった木造駅舎(寒地タイプ)が登場するそうです。

雪止めや煙突、とんがり屋根の電話ボックスなどがいい味を出しています。

信号テコ小屋やトイレ、灯油タンクなどのアクセサリーは既存の木造駅舎にも使えそうです。

 

そして対向式ホーム(ローカル型)もラインナップされるそうです。

気が付けば島式(ローカル型)の登場から18年も経っているんですね…時の流れは残酷だ

見切れている鉄道模型レイアウターNXF2023はF2013と互換性はないとのことでした。

今の時代は記録媒体で作成すると高くついてしまうといった裏話も聞けました。

後編に続く

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第3回 3D鉄道模型まつり

2023-07-01 18:23:04 | イベント

6月18日にホビーセンターカトー東京店で開催された3D鉄道模型まつりに行ってきました。

今回で3回目らしいのですが、私は初めての参戦になります。

3Dプリンタの普及により模型界隈では馴染み深くなった印象のある3D製品。

完成品の補完パーツから製品化されていない車種のキットまで可能性は無限に広がります。

会場は5階にあるそうなので、まずは馴染みのある2階を覗くことにしました。

2階でも路面モジュールの走行展示や中古商品の販売などが行われていました。

ヨーロッパの街並みのジオラマはいつか作ってみたいんですよね。

 

5階は通常は入ることができない場所なので貴重な体験になりました。

気になったブースの写真を挙げていきます。

 

リアルスケールの信号機と点灯システムを展開するオズモファクトリー。

点灯化に使用するLEDは1608が入るそうでホッとしました。1005は難易度高すぎるので…

 

すずめ模型ではRAWIEバッファーストップタイプの車止めが販売されていました。

私も何年か前に3Dで作ったことがあります。トミックスの安全側線レールにもそれっぽいのが収録されたし、ホントいい時代になりましたね。

DMVのモードインターチェンジはジオコレのトラムレールに印刷しただけのものとは異なり、ガイドが立体的でいいですね、。ユニトラックユーザーにおすすめです。

 

ヘッドライトの反射鏡を再現したヨミテックスのレンズ。

東日本の初期に製造された形式は3つ目が多いので効果が高そうです。

ただ50個セットは多すぎるかなあ。予算オーバーなので今回は見送り…

新幹線のプリズムの換装見本も展示されていました。

有機的な造形のクリアパーツは3Dモデリングが得意とする分野かもしれません。

 

Modellbahn Baoの九州ブリル客車 テユ1。郵便車が最後尾にいたら編成が映えますねー

床板は歪み対策で基板などに使われるベークライト樹脂を採用しているそうです。

3Dも万能ではないため適材適所といったところです。

 

以下、戦利品

オズモファクトリーの信号機と自動改札

吊り下げ用の架台は繊細なので組み立てるまでは触らないようにします。

おまけで橋枕木を頂いたのですが、普通に商品として買い足したいくらいです。

 

and Scape Model Factoryの窓ガラスディテールアップパーツ。ラス1だったので即決。

本来は885系用ですが、883系の中間増備車である1000番台に使ってみようかと

 

イエロートレインの旧客用端梁パーツ各種

良心的な価格で助かります。カトー用ですがマイクロとトミックスの旧客に転用します。

カトーのEF55がやってくる前に付けたいですが時間が取れるかどうか怪しいな。

 

最後に1階でHB-E300系の台車とスノープロウ、ジャンクのガラスパーツを購入。

台車は鉄コレのキハE200のディテールアップに使ってみます。

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黒姫駅の転車台見学に参加してきた

2020-03-11 08:24:43 | イベント

昨年8月にしな鉄まつりin黒姫が開催されました。

転車台の見学会も実施するとのことでしたので参加してみました。

以前に訪問した転車台訪問も合わせてご参照ください。

北陸新幹線で長野まで移動し、しなの鉄道北しなの線のフリー切符を利用しました。

この時は北陸新幹線が台風で大打撃を受けるとは夢にも思いませんでしたね。

転車台ツアーの主催は古間駅・黒姫駅ファン倶楽部の皆様です。

この転車台の製造年は1911年(明治44年)とのことですが、黒姫に設置されたのは1935年(昭和10年)だそうです。つまり製造されてから24年間はどこか他の場所で使用されていた可能性が高いとか。

桁の両脇に広がる骨組は豪雪地帯ならではの装備で、冬場は天板を敷いてピット内の積雪を防いでいたそうです。県内だと飯山の転車台がそうでしたが、北陸新幹線の開業に伴う駅の移転工事で撤去されてしまいました。(骨組はそれ以前に撤去されています)

ファン倶楽部ではクラウドファンディングなどでこの転車台の活路を考えているそうですが、冬場の管理等、恒久的な維持は難しい…というお話を伺いました。確かに一度復活してもそのまま放置ではすぐに元の状態に戻ってしまいますからね。機械は人がいないと生きていけません…

SLによる最後の使用実績は1971年(昭和46年)夏に運行されたファミリーD51号 。(D51 2)

同機はこの営業運転を最後に廃車され、弁天町の交通科学博物館に展示されていましたが、同館の閉館に伴い現在は津山まなびの鉄道館で余生を送っています。

当時としては貴重なカラー写真ですね。骨組と垂直に補強の角材が設置されています。

転車台が最後に使用された実績は1987年に運行されたEF55ファミリー号です。(EF55 1)

このEF55 1は同年の民営化に先立ち1986年に車籍が復活したばかりでした。

2009年に引退し、2015年からは鉄道博物館に展示されています。

転車台には架線が張られていませんので入換動車か後補機のEF64を使用して載せたと思われます。

この時既にD51の写真にあった骨組の上の角材が無くなり、牽引車は不調なのか手押しで回していたことが分かります。

説明を受けた後はピットの周りを散策。普段は立ち入れない場所なのでしっかり目に焼き付けておきます。牽引車は新潟鐵工所製ですが製造年は不明でした。

モーターハウジングがラウンドタイプの牽引車もだいぶ貴重になってきました。

豊岡の転車台もいつの間にか新型に代わってしまいました…

接続線の枕木には位置ズレ防止用の繋ぎとしてラックレールが使用されていました。

信越本線と言えばアプト式ラックレール。何かと縁があるものですね。

長らく固定されていた名残でしょうか、桁と地上側のレールに継目板用と思われる穴が開いています。津軽中里の転車台も復活するまでは固定していました。

 施錠レバー台はトタン製。手動用テコは持ち手が失われています。

 転車台の先の線路には夜間停泊用の車庫があったそうです。

夜に到着したSLはここで一晩を明かし、翌朝の運行に当たっていたのでしょう

これらはしなの鉄道や信越本線の歴史を語るうえで外すことのできない遺構です。

むしろその土地の歴史の一つと言っても過言ではないと思います。

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名古屋車両区の一般公開

2019-08-30 23:04:14 | イベント

2017年にJR東海が発足35周年を迎えることを記念して、さわやかウォーキングのコースの一部という形で名古屋車両区の一般公開が開催されました。

JR東海の在来線の車両基地の公開は滅多にないため貴重なチャンスです。

近鉄の踏切(これも敷地内用なので通常は入れません)を抜けると鉄道神社が姿を現しました。

正式名は大金輪神社というそうです。黄金駅や金山神社など金に関わる地名が多い地域ですね

昭和10年竣工の車両庫は古レールの骨組が使用されていたり、SL用の煙突跡が残っていたりと名古屋機関区時代の歴史を物語る貴重な建屋です。

国鉄車両は先に姿を消してしまいましたが、末永く活躍することを祈ります。

庫内にはJR東海の非電化区間で活躍する車両達が展示されていました。

キヤ97系とキヤ95系。フロントマスクは共通ですが、片やデッキ付きの密着自動連結器、片やデッキ無し密着連結器とあって正面の趣は大きく異なります。キヤ95は電車と言っても差し支えない面持ですね。

お目当ての転車台ではキハ85を使用した回転実演が実施されました。

転車台についての詳細は別記事にしたいと思います。

かなり狭い敷地に大勢の人とあって撮影は大変…

やむなく黄金跨線橋に移動して次の実演の撮影に切換えました。

下の写真を見ると混雑具合が良く分かるかと思います。この跨線橋は過去に何度か訪問しているのですが、転車台が稼働している姿を目にしたことはなかったので目的が一つ達成出来ました。

おまけ

黄金跨線橋と反対にある向野橋から見た車両基地

シーサスクロッシングが重なるように配置されていました。

中央の線路の分岐器が複分岐器になったものは阪急の西宮車庫にありますね。

また、三枝分岐器のものは国鉄の貨物ヤードで見られました。(いわゆるD型矢羽線)

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