うーちゃん退職日記

むーくん(夫)と二人暮らし 時々2人娘たちとのくらしを
のんびりゆったり、綴ります。

うれしかったこと

2017-10-24 21:39:40 | 日記

スポーツクラブでたまに会う

かつての教え子のお母さま方

その中の一人の方が

「息子の荷物を整理していたら 出てきたんですよ」

と言って見せてくださったもの

百人一首の暗誦用の冊子

しわもなく きれいなままです

中を見ると いろいろな印がついていて

彼の苦闘がうかがえます

彼は4年生の時 百首覚えたはず

 

20年たって 冊子を見せてもらえるなんて

教師冥利に尽きます

嬉しい限りです

 

私が なぜ 百人一首を始めたかというと

学級崩壊のクラスを作ってしまったから

 

中学校に3年間いて 生徒指導にそれなりの自信をもって

小学校に戻ったとき

担当した学年が 5年生

1年生の時から 学年崩壊と言われ続けた学年でした

そこへ 中学校で得た生徒指導の手法を用いたのが間違いのもと

課題のある子どもに必死にかかわるあまり

ほかの子どもたちのことをほったらかしにしてしまったのです

 

いじめ 不登校 問題行動・・・

気が付いたときは 手の施しようがないほど

クラスが荒れていました

 

教師としての自信はぺしゃんこになって

3学期の学級懇談会で たくさんの親から非難され

家に帰って むーくんの前で 泣きました

 

その時 

「教師として 何か核になるものをやったほうがいい 百人一首なんかいいと思うぞ」

とむーくんにアドバイスされました

 

その翌年 手探りで始めた百人一首とその暗誦

ずいぶん救われました

教師としての自信も取り戻すことが出来ました

 

暗誦の時期に入ると 

私はトイレにも行けないほどの忙しさ(全員の暗誦を一人でチェックするので)になるのですが

それでも 続けてきてよかったなあ・・・

しみじみ思うのです

 

 

 

 

 

 


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