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沖縄の幻の地名:那覇市二中前

昨日の『週刊レキオ』の3面に、那覇市の「二中前」という地名について書いてあった。

戦前、沖縄県立第二中学校があって、その付近一帯が真和志村(当時)字楚辺から分かれて「字二中前」が誕生した。那覇市になってから大部分が泉崎1丁目、楚辺1丁目、松尾1丁目に組み込まれ、残ったのが小さな三角形をした区域。おそらく沖縄県内の字で一番面積が狭いでしょう。
10年以上前に買った地図には二中前が載っていて、今日あらためて見てみたら、ほとんどが泉崎りうぼうが占めていた。
2011年に字二中前は泉崎2丁目に編入され、消滅したとのこと。レキオで見て初めて知った。町界町名整理によるもので、極めて規模が小さく、「二中」という学校はだいぶ昔になくなったなどの理由から、残さなくてもいい地名だと判断されたらしい。

しかし、二中前という地名、ある程度有名なんじゃないかな。ハーバービュー通り沿いの二中前ストアー、他にも店名に「二中前」と付くものがあるから。県立第二中学校も主要な学校だっただろうし、二中前という地名はレガシー(遺産)としての価値はありそうだ。
沖縄でかつてあった施設に由来して通称として使用されている地名といえば「ハンビー」や「ライカム」が有名。二中前もハンビーやライカムと似たような現象(住所上の地名としては消えたが、今後も通称として店名などに使われる)になりそうだ。

余談だが、楚辺1丁目のハーバービュー通り沿いに「すぐるビル」っていう建物があるの。ビル名が私の名前と同じだから印象に残る。

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