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「とにかく(兎に角)」の語源

今年は卯年ということで、うさぎ(兎)にちなんだ言葉の話題をお届けします。

「とにかく」は漢字では「兎に角」と書きます。「とにかく」は「そのように」という意味の「とに」と「このように」という意味の「かく」が合わさってできた言葉で、「兎に角」は当て字です。
「ともかく(兎も角)」、「とにもかくにも(兎にも角にも)」、「とかく(兎角)」とも言います。
「兎に角」は当て字です。この当て字には平たく言えば「うさぎにつのが生えたとしても」という意味が込められています。
「兎に角」という当て字は仏教用語の「兎角亀毛(とかくきもう)」を連想したことによって生まれたとされています。「兎角亀毛」とは、うさぎに角が生える、かめの甲羅に毛が生えるといった、起こり得ないことのたとえで、ありえないことをありえるかのように扱うのは愚かだということや、このような起こるはずがないことが起こった場合は良からぬことが起こる前触れだという教えを表した言葉です。

角が生えたうさぎはいないけど、角といえば、絵で怒っていることを表現するとき鬼のような角を描くことがありますね。ペットとして飼われているうさぎも時々怒ることがあって、怒った時はブーブー鳴いたり足ダンしたりとわかりやすいから、漫画やイラストで怒ったうさぎを描く場合、角を描くこともあるかもしれませんね。

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