先日、自民党の竹下亘総務会長が宮中晩餐会への同性パートナーの出席に反対だと発言し、差別的だとして批判を浴びていますが、LGBTの宮中晩餐会参加を受け入れるかどうかは宮内庁でも頭を悩ませているところらしい。
同性パートナーの晩餐会への参加がどうのこうの以前に、世襲制で公務の道を進むというレールが敷かれ職業選択の自由、自己決定権がない皇室という身分が存在すること、天皇制こそ差別です。
そして皇族が仮にLGBT(性的少数者)になった場合、皇室という特殊な環境から、おそらく一般人の何十倍も苦しむでしょう。それを考えると非常に気の毒です。それに共和制国家の大統領主催の晩餐会ならあまり抵抗なく同性パートナーの出席を受け入れられるでしょう。
憲法4条の天皇は「国政に関する権能を有しない」(天皇の政治的行為の禁止)という規定から、「これは天皇の政治利用に当たるのではないか」と物議を醸すことがたびたび見られますが、しています。天皇に国事行為(内閣の承認など、行政に関すること)の役割があり、皇室という特別な身分を設けている以上、天皇は政治との関係が深い存在です。天皇制を廃止しない限り、天皇の政治利用に当たると疑われる事態はいつでも起こり得ます。また、天皇の政治的発言は禁止されているとの解釈から、政治に関する自分の意見を言うことも許されないということは、天皇には言論の自由もないのか、ということであって、かわいそうです。
これからの日本は皇室のない共和国に変わるべきだと思います。そうすれば天皇の政治利用の問題や、晩餐会に同性パートナーを受け入れるかどうかで頭を悩ませることだってなくなるはずです。
退位の制度化については、「現時点では行うべきではない。国民との議論が必要」という見解が多いとのことです。まあ、そのうち国民の世論が「天皇制を廃止すべき」という方向に傾くことを祈ります。
関連情報
"上野千鶴子" "天皇制" 人権 共和制で検索
"世の中って不公平だな"で検索
生前退位-天皇制廃止-共和制日本へで検索
最新の画像もっと見る
最近の「政治」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事