そこで、ここ10数年の日本の政治を振り返り、民主主義が進歩したかどうかを考えてみるとどうでしょう。1990年代後半以降、日米安保の新ガイドライン、裁判員制度、特定秘密保護法、2015年の安保関連法など、反対派のほうが多い法案が次々と成立しています。沖縄ではオスプレイの強行配備があり、現政権は普天間基地の県内の辺野古への移設に固執しています。また、悪い方向に向かう自民党の改憲案や、「沖縄の2紙はつぶさなあかん」などといった民主主義を脅かすような失言があります。これらのことから、日本ではここ10数年で民主主義は進歩しておらず、むしろ退化していると思います。
民主主義の進歩度合いを日本、台湾、韓国で比較すると、日本は3カ国中最も民主主義が進歩していないと思います。例えば、韓国は韓米地位協定を改正した実績がありますが、日米地位協定はまだ一度も改正しておらず、米軍関連の事件や事故が起こっても運用改善で終わっているありさまです。
民主主義指数で見ても、日本は2014年まで「完全な民主主義」だったが、2015年は「欠陥のある民主主義」に転落しています。これは上記のような現在の日本の政治情勢が反映されたものだといえます。
明日の参院選では、新しくできた民進党に民主主義の進歩を託してみませんか。
参考サイト:英語版ウィキペディア「Democracy Index」
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