憲法で天皇は「日本国および日本国民統合の象徴」としているが、世襲制である以上「自由で多様な社会の象徴」には絶対なりえないと私は思う。日本社会のいいところの象徴になっているとはとても思えず、悪いところの象徴になっていると思う。天皇が否応なしに激務を背負うことが宿命づけられている点は、過労死を引き起こすような長時間労働が横行する日本社会の闇の象徴にも思える。
死刑制度廃止論があるのだから、君主制廃止論ももっとあっていいと思う。死刑制度を廃止した国の政府や国際機関から死刑制度存置国に対して死刑廃止の要求や勧告が出されることことがある。君主国に対して君主制の廃止を勧告するということもあっていい(一種の人権問題なので)と思うが、なかなかやらない。他国の君主制を批判することは、内政干渉だとかその国の王室や国民に失礼だとして、タブー意識があるからだろう。そのタブーをいかに打ち破るかが将来的な課題だと思う。
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