「バーとカー」については世界ふしぎ発見~ナイル縦断1000km!時代をコロガシた古代エジプトの謎~、そして先週の世界ふしぎ発見~ピラミッド・スフィンクス・ツタンカーメン 古代エジプト 三大ミステリー~では「バー」について触れていた。
「バー」は羊の鳴き声、「カー」カラスの鳴き声に由来し、「バー」は古代エジプト語で(動物の名前としての)「羊」を指す言葉にもなった。「カー」も同じように「カラス」を指したのかな?
「バー」は生命、「カー」は精神、あるいは「バー」は生きている人の魂、「カー」は死後の魂とも言われている。他に、「バー」は肉体的な生命、「カー」は生命力を意味するなど、一口に「バーとカー」と言ってもいろいろな解釈があるようだ。
古代エジプト人は羊の鳴き声を聞いて「命だ!」、「命の源だ!」と感じたのでしょうね。
古代エジプトにおける羊とカラスの鳴き声に由来する「バーとカー」に思いをはせながら、現代に息づく羊とカラスと関わる文化について考えてみた。
羊と言えば、キリスト教では救いを求める人を「迷える子羊」にたとえられる。プロテスタントの指導者を「牧師」と呼ぶのはその考えに基づいている。
カラスは洋の東西を問わず不吉なものとされ、あまりイメージが良くない。これは古代エジプトにおける「カー」(死者の魂)で、死後の世界を連想させるものだったこととも通用しているようにも感じる。
カラスの鳴き声は悲しさ、寂しさの象徴とされる。漢字圏においてはカラスの鳴き声はため息をつく声にたとえられ、ため息の声を表す感嘆詞の「ああ」は漢字で書くと「嗚呼」で、「嗚」は「口偏に烏(からす)」である。
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