沖縄方言における「ゐ」「ゑ」の使い方
と題して記事を書きましたが、今日はパソコンや電子辞書での「ゐ」と「ゑ」の入力方法について書きます。
パソコンのローマ字かな入力で「ゐ」、「ゑ」を入力する方法は以下の3通りある。
1.「い(I)」、「え(E)」で変換
2.「うぃ(WI)」、「うぇ(WE)」で変換
3.「WYI」、「WYE」で直接入力
3.で入力できるようになったのは近年から。私が持っているパソコン(2013年に買った)では3.の方法で入力できる。それ以前に私が持っていたパソコンでは3.の方法はなかった。2.は古代の発音、1.は中世から近代の発音に基づいていると言える。
「ゐ」を「WYI」、「ゑ」を「WYE」とするのは発音からするとずれているが、パソコンのローマ字かな入力システムにおいて便宜上割り当てられたものである。
あと、人名に「ゐ」、「ゑ」を含む場合はだいたいかたまり(単語、文字列)として変換できる。例えば「はるゑ」なら「はるえ」からの変換。
電子辞書ではどうか。古語辞典も搭載されているものが多く、古語辞典だと「ゐ」、「ゑ」も使う。
私は大学2年だった2004年にカシオの電子辞書を買った。その電子辞書の入力方法は「WI→うぃ」、「WE→うぇ」、「WYI→ゐ」、「WYE→ゑ」だった。「ゐ」と「ゑ」がそれぞれ「WYI」、「WYE」だと知ったのは説明書のローマ字かな入力対応一覧表を見て知った。あのころ他の電子辞書はどうなっているか気になって見てみたの。そしたら「WI」、「WE」と打つとそれぞれ「ゐ」、「ゑ」が出てくるのが多かった(この場合、「うぃ」は「WHI」または「UXI」、「うぇ」は「WHE」または「UXE」と打つ)。これに関して私の電子辞書は少数派だったみたい。
変換機能があれば「い」、「え」または「うぃ」、「うぇ」から「ゐ」、「ゑ」に変換という手もある。あと、古語辞典では「ゐ」、「ゑ」は使うが「うぃ」、「うぇ」は絶対使わない、国語辞典(古語が掲載されていなければ)や和英辞典では「うぃ」、「うぇ」は使うが「ゐ」、「ゑ」は使わないので、「WI」、「WE」と打って出てくる文字は古語辞典では「ゐ」、「ゑ」、国語辞典や和英辞典では「うぃ」、「うぇ」というふうに、入った辞書メニューによって使い分けている電子辞書もあるのかな?
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