ウサギ目ナキウサギ科で、「ピッピッ」と鳴くことからナキウサギの名が付いています。
普通のウサギも、あまり知られてなかったけど、鳴くことがあって、以前この記事→豚以外で「ブーブー」と鳴く動物で怒ったときに「ブーブー」鳴くということを紹介しました。
うさぎが怒ったときにする行動は他に、足ダンがあります。足ダンは野生のうさぎならまわりのうさぎに危険を知らせるための行動で、ペットとして飼われているうさぎも大きな音などに反応して足ダンすることがあります(この場合は周囲に危険を知らせようという本能によるものと考えられる)。「ブー!ダン!」というふうに鳴きながら足ダンすることもよくあり、その時は怒っていると考えていいでしょう。
飼い主としては足ダンをやめさせたい、足ダンはいけないことだと教えたい思うところかもしれないが、足ダンしたことに対して叱ったり罰を与えたりしても効果はなく、むしろ逆効果らしい。うさぎはこういった習性で、本能だからと割りきるしかないでしょう。
しつけのつもりで、足ダンされる身の気持ちを味わってほしいということからか、うさぎが足ダンすると飼い主が足ダン返しをするという事例もネット上でありましたが、繰り返し足ダンをしてきて逆効果らしい。また、まわりの住人に迷惑かかるので、アパートでは使えない技と言えます。
うさぎは足ダンに近い音がすると対抗して足ダンすることが多く、例えばしつけで床や机を「バン」と叩くと、直後に足ダンする。
わがままを通そうとして足ダンすることもあるが、そこでわがままをのんでしまうと、足ダンすれば要求が通るんだと学習してしまい、足ダンしてわがままを通そうとする癖が付いてしまう。そういった時に無視すれば、足ダンしてもわがままは通らないということを学習して、足ダンで要求を通そうとしなくなるので、無視することが推奨されています。
ネット上では甘やかしてわがままに育ってしまったうさぎでも、わがままなところを受け入れて、飼育を楽しんでいるような飼い主もいるようですが、後々苦労しないためにもわがまましないようにしつけるのが無難でしょう。
大人になってからだと、わがままで足ダンするのを直そうとしても手遅れで、(無視すると永遠に足ダンし続けて埒が開かず、体にも悪いし)要求に応じるしかないようですね。
足ダンはやり過ぎると体に良くない(足を痛めることがある)らしい。大きな音を立てるようなことを控える、周囲の騒音が気になるようであれば防音を施す、うさぎにストレスを与えないように気を使うなどの対策を取ると有効だそうです。足ダンを強制的にやめさせるのは難しいので、うさぎにとって良い環境を整えるのが一番。
ブーブー鳴くのは相手への威嚇の意味合いもあります。ユーチューブでは野うさぎがえさを食べているそばで他のうさぎが割り込んでくると「ブー!」と鳴いて追い返す場面もありました。
ペットのうさぎは何かしら嫌なことがあって機嫌が悪い時、飼い主が近づいたりケージの中に手を入れたりするとブーブー鳴くことがあります。このような時、下手に触ったりすると噛まれることもあって危険なので、しばらくそっとしておくのがよい。
わがままを通そうとして足ダンすることがあると先に述べたが、その際ブーブー鳴きながら足ダンすることもあります。
ブーブー鳴いたことに対して叱るのはやめるべきでしょう。ブーブー鳴いてる時は基本的に危険信号なので、叱るとよけいブーブー鳴いて、襲いかかってくるかもしれないから。ブーブー鳴くのもうさぎの習性、本能ということで割りきるしかないでしょう。
うさぎは怒る時は怒る!という生き物らしいです。怒りの感情をコントロールするのは難しいようです。
私がうさぎに興味を持ったきっかけは去年、東京オリンピック開会式の演出をめぐる「オリンピッグ騒動」のニュース(あまりいいできごとではないけど)があったこと。そこからまず豚のこと(鳴き声を含む)に興味を持って、ユーチューブで「ブーブー」というキーワードで検索したところ、うさぎもブーブー鳴くということを知って、それからうさぎに興味を持つようになりました。
足ダンは人間が怒ったときに足ドンドンするのと似てるし、ブーブー鳴くのは「ブーブー文句を言う」という言葉を連想する。そういう人間臭い仕草を見せるのもうさぎの面白いところです。
さて、来年の干支はうさぎですね。来年のお正月にはうさぎのうんちくをいくつか書こうかしら。
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