金華山紀行 続きです。
坂を登っていくと、社務所前で案内役をしている鹿さんが。
ほんとにいつもここにいて、喋りたいのではというような雰囲気で、だいぶ慣れた顔もちをしてました。
なんとなく手水者の龍さん。
「モチーフはコタローさんなのかな〜」などと連れと話しながら…。
社務所からさらに鳥居をくぐって社殿につくと、そこはそこでお使いをしてる鹿さん。
慣れすぎです。
私はこの写真お気に入りなのですがちょっと「へっ」とした顔をしてます。モデルです。
木も立派でした。
私は各神社に行くと社殿正面の写真を必ず撮るのですが、今回忘れてしまった…。
社殿で参拝を済ませて足の赴くまま、社殿から横のひと気もほとんどない山道ルートへふらっと行ってみる。
ここからほんとは山頂へ行けるらしいが、ほんとんど道なき道で、川岸の岩場を歩く感じ。
どこまで行けるのか不安になってました。
水神社があって、奥の院はこちらというので、鳥居をくぐってまた登ってみる。
「どこまでいくんすか、私達。」と連れとズンズン進む。
ある程度登ったあと、途中案内板があって「この先道が崩れてます」「行けなくはないけど気をつけてね」と言われ、ガチ登山になりそうだったのでここで一区切りつけ、腰を掛けながらしばらく川の音と自然の音、そして日光を浴びました。
私はここでなんとなく、日光からああ恵みもらってるな〜なんて、ゆるく感じて、
しばらく動かずにおりました。
「祝詞」なんてワードがふとよぎり、復習するように心の中で意識してみたり。。。
〜〜(以下本文から脱線。この文を編集中なにか急に指が動いたのでメモそのまま載せます。)〜〜
水は大事なことだよ。
このちにきたからあとはもうなかれけかかかかかななぬよえおくおとえかもゆてかくの
(この地に来たからあとはもう〜〜〜)??
〜〜〜
よくわからないのですが、何か受け取っていたみたいです。文章を書いてる途中、私はこれも占いのときの感覚に近いのですが、自分の意識に反して「これ(この文字)をとらないとしっくりこない」といった感覚で発作のようなものがたまに現れます。なので、たまにぐちゃぐちゃあ〜〜と、アナログでもデジタル(フリック入力やPCのキーボード)でも、
文字を書いててそうなるときがあります。
いわゆる自動書記的な現象なのか、はたまた私の妄想なのか疑ってはおりますが、深くは追求してないです。軽いヒントくらいに思ってます。
現地では得たものがあったのがいまいちピンと来てなかったのですが、やっぱりブログで書き起こして思い返してみると、こういうふうに色々合わさってわかることもあるんだなぁと今感じました。
でもたしかに、水が大事というような一連の流れだったのかなぁなんて、編集している今思ったりしています。
突如意識がスポーンと占いモードにスイッチして脱線しましたが、金華山の話に戻します。
しばらく連れと腰を掛けてぼーっとしていたところから、
降りるか…となって、降りていきました。
実は私達の後ろに男性一人がソロで一緒に登ってきていたのですが、私達同様に看板前で一旦お互いに不安になりながら、
「これ登っていいんですかね?」なんて言葉を交わしてました。
「大丈夫だとは思うんですけどね〜…」と私達は話すと、男性は看板より先の奥の院のほうへさらに登山をはじめ行ってしまったので、
引き返した私達は「あの方大丈夫かな…」などと心配しながら帰ってきました。
私達にはまだ奥の院に行く勇気は足りなかった…。(; ・`д・´)ぐぬぬ・・・
写真は降りるときの水神社。
然るべきときなら水が汲めるのでしょうが、フェンスは閉まってました。
こちらは弁財天堂。降りてくる最中に、私は気になることがあって、ノナさんのブログを見返しながら降りておりました。
先程山中で、祝詞について考えていたのと、コタローさんや龍神さん、金華山の話をもう一度復習していると、かつて弁財天堂に行かれて祝詞を神様に頼まれていたのを発見して、私はそれをやらなくては!となり。。。
いてもたってもいられなくて話したくなった、ノナさんに突如お電話して、ほぼほぼ脈絡ないまま「アノ祝詞って私やれないですか!?弁財天堂で祝詞あげたほうがいいですか?」と、伝家の宝刀に猪突猛進・正面突破的な感じで聞いてしまいました。。。
いざとなったときコミュニケーションめちゃ下手で本当に体育館裏告白する学生並みにあがってから回ってしまうのです。。。
(ノナさん突然あたふた電話してすみません。。。笑)
結局、思ったとおりにやってみれば〜?的な、確かに私もいつもの私の考え方もそうやんけ…という、ノナさんらしい回答を頂いて、
(くっ…私のようなものはまだまだ特別な祝詞を聞く立場にないぞ……精進せねば……)と、
心の中マジ武家屋敷でした。
電話凸をする直前に、珍しい色の虫に気がついて、連れと二人ですごいね〜きれいね〜なんて話してました。
なにか意味があったかもしれない。
弁財天堂で祝詞をあげ、となりの大きな大黒様と恵比須様に圧倒されながら、社務所でいつもどおり御朱印をいただきました。
となりにお守りを見る場所と休憩所があったので、私は一番気になった弁財天さんのお守りを求めました。オーロラのような絶妙な白の勾玉できれい。
社殿前というほどでもないですが、帰りになって一応正面をカメラに収めました。
ギリ天気が持ってよかった。
船に乗って帰ってきたあと、ホエール館(ホエールタウンおしか)という待合い兼お土産どころで冷凍のずんだシェイクを買って飲みました。
この世のご当地スイーツで、私はずんだを一番愛しております。笑
あとになってホエールタウンは昔行ったときはなかったと、東北仲良し組に聞いて、たしかに新しかったなと気づきを得ました。
石巻から車を走らせた帰り道で、そこそこリーズナブルで新鮮と口コミを見て、
「廻鮮寿司 塩釜港」という塩釜の寿司屋で夜ご飯を食べました。
貧乏症の私はやすいマグロでできる限り腹を満たす。。。笑
新鮮でとても美味しかったのですが、正直値段に気を使いすぎて、普段魚べいLOVEでバクバク食べている大食いの私は、普通の量を食べる人を装う形となって完全に萎縮してしいました。。。笑
ただよかったのは、私達の前のお客さんが、3世代に渡って一緒に来たご家族の大団体さんで、きっとお祝いなんだろうなというその雰囲気だけ受け取って、なんだかほっこりしながら帰ってきたのでした。
「金華山に3年連続で参拝すると、お金に困らない」という言葉─。
旅中でその言葉はどちらかというと
「金華山に3年連続で来れるくらい自分が稼ぎをがんばって困らないことが目標だな」と自分なりに解釈と学びを得ることが出来たので、
3年後は寿司も思いっきり食べれている…はず。
そうあってくれよ、3年後の私。
(完)