星の依る庭

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「ほしのよるには」
大切なものを書き留める、SF(すこし・ふしぎ)メル変ブログ。

朱に交わりたい私と蛇の年①

2025年01月27日 20時54分11秒 | 日記
 
2025年蛇年、最初の記事です。
 
遅ればせながらあけましておめでとうございました。(過去形)
 
今年はどの程度更新できるかわかりませんがよろしくです。
 
 
1月も終わりの本日は令和7年1月27日。
 
私はなぜか毎年1月になると、新年のはじまりの雰囲気やエネルギーのせいか、
年半ばより少しやる気が出る。動く気になれる。
 
最も、一番変わると感じるのは、やはり初詣など新年色々な場所に出向くからかなと。
 
なかでもとくに、今回記事にするところにいったのが今となっては大きかったとも実感している...。
 
 

 
 
1月に入り。
 
新年を迎えるために、私はさぼっていたネイルを、あかに染めた。
 
しばらくやっていなかったのだが、新年パワーに押されて重い腰、ならぬ重い指を動かした。
 
 
 
 
赤、いやこれは、めでたい赤としての『』。
 
 
いつもバロメーターにしているオラクルカードリーディング動画にて、
何となく朱がいいというメッセージが私に引っかかった。
 
クリスマスの空気にも押されていたかもしれないが、塗ってみたら、なぜだか力が湧いてくる気がする。
 
ネイルはよく自分のために、自分のなりたい色やエネルギーになるために、かつ視界の隅に入り込んで常に意識を持てるのでそのためのツールだと思っているが、
今の自分に足りない色が朱だったらしい。
 
 
だが今回このネイルにして良かったことは、これだけではなかった。
 

 
 
1/11に上記のイベントがあり、実は私はこのイベント出店に向けて、
昨年末に急接近した方と、あれよあれよと流れで本を作ることになった。
(同人誌とか共同でつくって出店したいな~、そういう仲間ほしいな~)なんていう優先度低めの憧れが漠然とあった。
が、まさか普通に歩いていたら、そっちから曲がり角で食パンくわえてぶつかってくると思わなかった。
「あ、じゃあ、一緒に食パン食べる?」「...お、おう。」的な流れ。(?)
 
10日にはそのために東京へ前乗りを果たし、
結構家計・家庭の事情やら、諸々自ら動き出して改善に向かわすための諸手続きやら、本当にごたごたしていて
はたしてこんな忙しない中行けるのかと思ったが、なんとか超絶貧乏旅で滞在までこなすことができた。
 
少々振り返りをしたいと思う。
 
 
最初は相手方は芯に考えていることやリズムが自分と全然違うタイプと感じていたが、
まさかそのノリのまま、事がヌルっと、しかして着々と進むと思っても見なかった。
 
また自分と同じような苦労の仕方をしていることが伺えたその人に、
私はほんとにポッと漏れたように「本のデザインを(有償無償を問わず)手伝う」と言ってしまったのだった。
 
私はまだまだ未熟なので、作業途中、量が増えれば増えるほど、そのような対応にしたことにモヤっとして、
本心では心から奉仕をしたいと思っているはずなのに、
だんだん自分が納得の行く対価を求めている気持ちに気づき、それ自体に罪悪感を感じたりして、だんだん自分を苦しくさせてしまうという癖がまだ多少あり。。。。
自覚があるだけ成長だとは思うが。。。
 
伊達にシャフ(社会不適合者)やってないなと思う所以のひとつである。(冗談)
 
 
また自営業の悩みどころではあるのだが、これはやりたいといった手前、自分の趣味の範囲でやるのか、やはり依頼としてみるか判断が難しく、
やはり無償は途中メンタル的に若干苦しかった。
 
 
しかしそれはちゃんと伝えないからこそ生まれる苦しみだと、これまでで学習したので、素直に伝えて、その点はわかってもらえたりと
少しの話し合いを経て落ち着き、それも今はまたひとつ勉強になったと思う。相談大事。
 
 
本を作ってる中で、双方の対応に少々課題があるなと感じたものの、
あえて自分が考えている意図を封印して、相手の言われた通りにしてみようという課題を自分の中で働かせていた結果でもあったので、
またひとつ「大人」になれたかなと。
 
また相手方とは根本の創作においては不思議と気をはらず、また変にシンクロする部分があり、
とりあえずは一緒にいて問題ないといった印象へと変わった。
途中無色透明な、掴みどころのないような関係という感じでこれまでにない新鮮さもあった。
 
 
ZINEという出版物のジャンルは「何を書いてもいい自由な雑誌のようなもの」ということで大差なく、
そんなゆるい制作物のノリのようにあえて抗わず、
自らの行動も漂わせていたような形になったがそれで良かったと思う。
 
出来上がって、自らの手で売るじんわりとした感動は、なにより今後の糧になった。
 
 
 
販売会のワンフロアの様子。
 
はじめてこのような出店イベントに参加して、どのくらい人が来るのかなど売上含め心配だったが、
やってみたら意外となんとかなるものなんだと思った。
その点、進行はすべて相手方がやってくれていたので、助かった。
 
 
そして、話は「」に戻る。
 
爪に朱を宿して臨んだ私は、これまで重ねてきた接客業のがうずいてしまい、
私は初めてにも関わらず、気がついたらめちゃくちゃ呼び込みしていた。
 
おかげかしらないが、わりとすぐ私の説明で買ってくれるお客さんたち。
そんな中、私の爪に注目して
「爪めちゃくちゃキレイですね!!」「かわいいですね!!」と男女関係なく言ってくださる方が多かった。
 
私は、そんなことわざわざお客さんのほうから言ってくれるなんて思っても見なかったので、
とても嬉しかった。
 
当方は男性である故、珍しさに言ってくれていることもあるのだろうなとは思ったが、
私はこのとき、
「他の色の爪だったならたぶん、何も言われなかったかもしれない。」
「私の今のオーラ、似合う色は、朱なんだ」と、このように複数の方に言われ、妙な確信を得る。
 
朱になりたい私と、朱である私が合致したような、そういうことなんだろうと。
 
ネイルのクオリティとしては正直自分はガサツなのでただ塗っただけ程度に思っていたのだが、
今回デザインしたZINEにも通じて、自分の作るものに対する自信や心の在りようを改めさせられたいい機会だった。
 
 
なにより心地の良い朱に交わって、人の助けを借りて、やりたいことに紛れるように、流れでいきてもいいんだよ、私。
 
 
ZINEフェスを無事完遂した後は、途中本に寄稿してくれていた方と三人となって一緒にびくドンパーティをしたのであった。。。
 
 
次回、「蛇」編へ続く。🐍


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