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3Dは主流となり得るか? ―― 50年前に習つた技術

2010年05月05日 | 映画

<立体視用地形画像> この画像を肉眼で3D(立体視)で見れますか?

いま3D映画や3Dテレビが賑わしているが この技術は50年前に習つた
測量工学(航測)で航空写真を図化するときの立体視の技術で
角度を少しズラした2つの平面(2D)写真を両眼で地形を立体的(3D)に見るものである
航空写真を地形図化する作業で 山などの高さを等高線(コンター)で記すときに用いた
肉眼でも(訓練し)できたが 実技では立体視鏡を使つた
いまふうにいえばデスクトップグラス(眼鏡に4脚をつけたようなもの)である

冒頭の写真を3D(立体視)で見る要領・・・つぎのとおり
1 画像から20~30センチメートルくらい離して
2 左目で左半分を 右目で右半分を見る気分で
3 そうして集中すると 画像が3つ見えてくる
4 その3つの中の真ん中の画像だけを眺めるようにする
5 真ん中の画像が3Dで(山や谷や道や建物が立体的に浮き出て)見える

しかし テレビも映画も3Dがこれから主流となるか――と言えば
そうはならないだろう それは技術的に
・肉眼ではだれでもが見れない
・特別な眼鏡が必要
・一定の距離と一定の角度(正面に近いところ)から見ないと十分でない

3Dではないが
昭和30年代これからの映画を変えるといわれた 巨大画面(3画面映写方式)の『シネラマ』が出現した
しかしその設備と手間ひまと費用の過大さもあつて思つたほどの人気は出ず いつしか廃れ
結局『西部開拓史』というオールスター西部劇大作を残すにとどまつた
スタンダートからシネマスコープへサイズ転換したときの画期性はなかつた


 


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