HORSE SENSE を 往く ≫≫

 この道は いつかきたみち

  このみちを また駈ける

   このみちは 心は遠い ・ ・ ・ ・ に

Riding Record 254-255

2010年03月21日 | Horse

<厩舎で一所懸命 飼葉を食む>
3月19日 ミュージック号 (現役名 トシザミュージック)
サラ 騸 黒鹿毛 平成12年3月23日生 まもなく10歳
父 ハウスバスター
母 サツマリーベ (母の父 カコイーシーズ)
中央8戦 0-1-0-7
収得賞金 260.7万円
平成18年3月まで現役(佐賀)

大型馬 やや腹が太め 拍車擦れが唯一の白斑
気がよく懐こく面白いが 気に食わないと動かない
相変わらず単騎ではまつたく動かず 人を見る
前肢にプロテクター 蹄カバー装着
晴 馬場良 拍車は使用不可


花のあと

2010年03月21日 | 映画
3月17日 東映映画『花のあと』を観る 出演者はスクリーンで初めて見る俳優ばかり
個人的には皆ニューフェイスである 小品としてよくまとまつて感じよかつた
また他の藤沢作品に感じる泣かせの強調や陰鬱さはなかつた
衣装も最近の時代劇にみられるまつさらの着下ろしのキンキラキンはあまりない

女が男に果し合いで互角または勝つためには特技(例えば居合が凄い)があるとか
身軽ですばしこくスピードがあるとか男にはない何かがないと力ではどうしても男に負け
互角以上には戦えないだろう それがないとリアルさに欠ける
もうひと工夫が望まれる
しとやかな着物姿から胴着に着替えるとガラリと面体が一変するなど
もちろん北川景子はよく演つている これまでの藤沢作品の妻女ではでいちばん

亀治郎藤井勘解由を逆転で斃す場面では一瞬の居合で懐剣が「キラッ」と鞘ばしるカットがほしかつた
北川景子以登はあまりに可愛く美しすぎ (許婚を捨ておいて)一目で惹かれた男のため命を賭けて
仇討ちをするような女性にはどうしても見えない

いまの若い俳優に共通しているが 武家の礼法立ち居振るまい所作を指導されたとおり
一所懸命演つているのがいじらしい 実体験がないので仕方ないが
皆きちんと正座し襖の開け立て草履の揃えと同じようにしていて
そこだけ妙に目につくのは昔時代劇の見すぎのせいか――

(粗雑な男と思つていた許婚を見直し)甲本雅裕片桐才助に以登が従いて行く桜花のラストシーンは
余計なせりふはなくし照れくさそうな才助と額ずく以登のショットからパンしてエンドマーク
とすればさらによかつた・・・成瀬作品ならそんな感じ

Riding Record 252-253

2010年03月16日 | Horse

3月12日 バクシンオー号 (現役名 不明)
鹿毛 星 平成6年4月20日生 まもなく16歳
父母生産地とも不祥となつているなのに なぜか生年だけ分かつているとは?
血統書がなければ「サラブレッド」と称することはできない

ただ体形の感じと騎乗の感じではサラ系と推察される
鹿毛のきれいな馬匹で管 球節と繋が黒々としている
蹄壁も高めで黒々としてまとまりがある
また 肋に拍車痕の白ずみが残つている
気質は癖もなく人懐こく面白い

晴 馬場重 拍車使用は不可のため扶助に苦労した
前半はまあまあ動いたが後半は手こずつた
<脚 前肢>

Riding Record 250-251

2010年03月07日 | Horse

<左とも落鉄のため打ち直し>

3月5日 メインブラック号 (現役名 グローキング)
サラブレッド 騸 黒鹿毛 作 4白
平成5年4月28日生 16歳
父 ダイワゲーリック
母 ハザマスワロー (母の父 マイスワロー)
1戦 0-0-0-1
収得賞金 0万円

黒鹿毛に4白 派手な「作」が特徴
左とも落鉄のため打ち直し 蹄は大きく堅固
冬毛は全然ない 馬体は黒光りし艶よく相変わらず精悍
目が鋭い

馬場不良 昨暮れ以来3ケ月ぶり
齢のせいか 少しゴツゴツ感はあるが今回は気分よく動く
拍車使用 曳き馬時は口カゴ装着

Riding Record 248-249

2010年03月03日 | Horse

<脾腹で冬毛(左)と夏毛(右)がきれいに分かれている>

2月26日 レムナント号 (現役名 スウェプトアウェイ)
サラ 騸 鹿毛 流星
平成17年3月30日生 4歳
父 スウェプトオーヴァーボード
母 エラティス (母の父 El Gran Senor)
2戦 0-0-0-2 
収得賞金 25万円
馬主 キャロットファーム

1昨年の10月まで現役(中山 新潟で2戦)
何かあつてか3歳で上がつている
父はリーディングサイアー 2009年 29位 2010年 27位と近年上昇気味 
代表馬 ペチカ 牝5歳 芦毛 仔には父の血か芦毛が多い

小雨 馬場不良 相変わらず歯軋りする
TrotはよかつたがCanterはうまく動かず何かが足りない
拍車使用 曳き馬時は口カゴ装着

交渉人(THE MOVIE)

2010年03月02日 | 映画
2月22日 東映映画 『交渉人(THE MOVIE)』を観る
スリルと少しのサスペンスもあつて2時間余楽しめた
特に犯人反町と柳葉機長は役と雰囲気がマッチしていてよかつた
ただタイトルが示す「Negotiator」と言うほど女性捜査官と犯人との
タフな交渉場面はなかつた

米倉涼子をはじめ昨今の俳優はセリフと間の取り方 動作がぎこちなく肩に力が入りすぎ
全体にテンポも重く観ていて疲れる もつとリラックスした演技をしてほしい
明るく軽やかに格調高く展開すればさらによくなつたのでは
また機体はSFのA320をイメージしてあつたが機内シーンはナローボディではなく
ワイドボディとなつていてちぐはぐな感じがした

こんなストーリーの映画は昔の東宝の十八番だつた
さしずめ桐沢は三橋達也 宝田明 宇佐木は浜美枝 白川由美あるいは司葉子あたりか
機長は平田昭彦 土屋嘉男あたり ベテラン捜査官は田崎潤で機内の兄弟は久保明
江原達怡あるいは太刀川洋一か 監督は岡本喜八あるいは福田純
当時彼らで作つたなら明るく軽やかにテンポよく楽しめる作品になつていただろう
もう不可能だが・・・