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第22回韓国馬事会長杯の結果~日本産馬は?

2006年09月14日 | 海外競馬情報
by M.Ushiyama

10日、ソウル競馬場で第22回韓国馬事会長杯(G3、混合1群、3歳以上、ダート2000m、ハンデ)が行われ、一昨年のグランプリ優勝馬ヴァリュプレイが、昨年の韓国馬事会長杯以来となる重賞制覇で連覇を達成した。勝ちタイムは2分8秒9(含水率6%)。休み明けながら1番人気に推されたトップハンデのサブシディは5着、中1週ながら追加登録で出走した日本産馬のダイワアラジは7着に敗れている。

2群からの格上挑戦で出走してきたのは、無傷の4連勝で挑んだ前走のYTN杯が鞍ズレで競馬にならなかったバリーブレイ。果敢に先手を取りに行くと、内からゴールドズィーが来てもまったく譲らず、2頭が後続を引き離してバックストレッチへ。離れた3番手に4月29日以来の実戦となるサブシディが付け、直後にヴァリュプレイとその外にラビッツが続いた。ゴールドズィーがあきらめて2番手に下がると流れが落ち着き、後続も徐々に差を詰める。3コーナーで早々とゴールドズィーが脱落すると、まずサブシディのパク・テヂョン騎手が仕掛けてバリーブレイに並びかけた。それを見て後方からタナミキングが前に進出し、内ラチ沿いのヴァリュプレイと並んで前の2頭を追いかける展開。

直線入口でサブシディを振り切ったバリーブレイが完全に抜け出すと、コーナーワークでタナミキングの前に出たヴァリュプレイは、伸びを欠くサブシディの外へ持ち出して前を追った。内と外で大きく離れたが、残り50mでバリーブレイを捉えたヴァリュプレイは、最後は底力でバリーブレイを突き放してゴールした。後方からジワジワと上昇したスンユシナは、直線で内に潜り込み3着を確保。ジリジリ伸びたタナミキングが4着。ここ2戦は一般戦で連続4着とやや下降線だったダイワアラジは、中1週で重賞に挑み後方から差を詰めただけの7着。

優勝したアメリカ産馬のヴァリュプレイは、今年は5月21日の一般戦で始動し4着。続くソウル馬主協会長杯も4着に敗れていたが、前走の7月22日の一般戦で今年の初勝利を挙げていた。今回は2番目に重い58キロのハンデ。これで韓国では13戦8勝(ほかにアメリカで15戦1勝)。父MT. LIVERMORE、母RETURN OF MOM(その父DEPUTY MINISTER)のせん7歳。

by 馬市ドットコム

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