楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

種から育てる~2

2023年08月25日 | 2023年日記
いつだったか、
友人から頂いたメロンを食べたあと
種を取っておいて水に浸しておいたら、
あっと言う間に発芽して、
どんどん苗が育っていった。

今日はその後のお話。

台所に置いていたメロンの苗は
ひょろひょろと背ばかり伸びていったので、
日の光が必要だと
土に植えて外に置いてみた。
すると、葉がみるみる大きくなって、
日々、元気に育っている。
メロンが出来たら、どうしましょう。
種からここまで育ったのかと思うと、とても楽しい。


話はそれるけれど、
メロンの苗の隣のプランターにはスミレが植わっている。
最近、花があまり咲かなくなってきた。
こう暑い日が続くと、
お花は一休みなのだろう。
いっぽう、葉はわさわさと茂って、
お隣のプランターにも浸食しはじめている。
すごいなあ、と見ていると、
珍客を発見。
黒とオレンジの、体がとげとげした毛虫。
インターネットで調べてみると、
ツマグロヒョウモンという幼虫らしい。
スミレの葉っぱが大好物のよう。
いてくれても良いけれど、
あまり食べ過ぎないでおくれ。

種から育てることが楽しくて、今は、
かぼちゃの種、ピーマンの種を水に浸しているところ。
それと、
「木にこんな実がなったのよ。何の実かしら。
 食べられないと思うけど、あげるわよ」
と、お隣のおばあちゃまが庭の柵ごしにくれた実を
割って、種を取り出して、水に浸した。
かぼちゃと、おばあちゃまの実がさっそく発芽した様子。
どうなっていくでしょう。

また別の日・・・

友人からパイナップルを丸ごと一個頂いた。
みんなで甘い甘いとうなりつつ食べた後、
善が言う。
「おかん、パイナップルも葉っぱの部分を切って、
 土に植えておくと育つらしい。やってみる?」
「え~!!やろうやろう!」
葉の部分をぐるりと捻ってもぎ取り、
下の方の葉を数枚取り除き、
そのまま土へねじ込む。
こんなので本当に根付くのかしら。
でも、ものは試し。ただいま実験中。
周りの葉はどんどん枯れてきている様子だけれど、
なんとなく真ん中の方がまだ緑色。
希望はあるのか。それとも枯れてしまうのか。


種から育てることにはまりだしてからというもの、
果物や野菜を切るのが楽しい。
元気そうな種があると、
ついつい水に浸してしまう。

8月25日    おかん



時の流れ

2023年08月23日 | 2023年日記
明日、親戚の叔父の葬儀がある。
急な知らせだった。

浅草の神谷バーに
親戚一同で飲みに行ったことがあった。
私が大学生だったころの、昔々の話。
みんなで電気ブランを飲もうと。

みんな元気で、話が盛り上がったっけ。
一番賑やかだったのが、
下町のべらんめえ口調で話す私の父と
紳士的なのに、ひょうきんな叔父だった。
交互に話の主導権を握っては、
どっちが皆にうけるか競っていた。
よく笑った夜だった。
母も大きな声で笑っていたっけ。

神谷バーでの賑やかな夜を思い出すと
時の流れの速さに驚く。
話の中心にいた父も叔父も
今は亡き人だ。

明日は母のために
介護タクシーを頼んでいる。
車椅子を用意してもらって、
私が押していこうと思う。

神谷バーの夜から
時がずいぶん経って、
みんながその分、歳をとった。
それでも、また、
みんなで集って叔父を送れることはありがたい。

天国では、
父によろしくお願いします。
きっと、べらんめえ口調で、
賑やかに何やら話しているだろうから。
叔父も加わって、
ますます天国が賑やかになるだろう。

8月23日    おかん


50代からのダイエット

2023年08月22日 | 2023年日記
お風呂上りの鏡には自分の裸体が映っている。
昔は痩せていて、とんがったイメージだったのに、
この頃はどこもかしこも、まん丸い。

腕、肩周り、顔、後ろ姿、どこもふんわりしてしまったなあ、
と鏡の前であっちを向いたりこっちを向いたりしていると、
何か既視感のようなものを抱いた。
どこかで似たような裸体を見たことがあったような。

銭湯とかそういう場所で見たという感じではなく、
もっと芸術的な何かだったような。
着替えながら、なんだろうと考えていると、
ふと思い浮かんだ絵があった。

昔、美術の教科書に載っていた
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」という絵だ。
水から誕生したヴィーナスが貝殻に乗っていて、
豊かな髪の毛で自分の裸体を隠している。
天使が甲斐甲斐しく花模様の外套をかけてあげている。

絵の中のヴィーナスは小顔の絶世の美女。
似ているなんて、おこがましい。
でも、よくよくヴィーナスのお腹を見てみると、
私のお腹にそっくりだ。
ぷっくり、ぽっちゃり、まん丸い。
貝殻に乗っていない私は、
「おばちゃんの誕生」

日々、せっせとヨガやストレッチをしていても
痩せにくい年ごろになってしまった。
何かもうひとつ運動を足さないといけないのかもしれない。
そこで、おとんの本棚を物色してみた。
ドローイングで体幹を鍛えるという内容の本を発見。
今日はそれを読んで、ドローイングのやり方を学んでいた。

横になったまま
お腹が膨れてくるまで5秒息を吸い込む。
お腹がぺったんこになるまで5秒息を吐きだす。
これを5セットくらいするとよいらしい。

寝っ転がって本を読んでいるときなどに
思い出してはやってみると良いのかもしれない。
寝る前にやってみても効果があるかもしれない。
ドローイングという習慣をひとつ増やしてみよう。

まん丸のお腹は美しいヴィーナスには
柔らかな印象でとても似合うけど、
「おばちゃんの誕生」の私は、
なんだか力が抜けたような格好悪さが先にくる。
息を深く吸ったり吐いたりして、
「おばちゃん体形の卒業」に改題したい。

8月22日    おかん









パートに出てみようか~50代の悩み

2023年08月21日 | 2023年日記
善がバイトを始めた。
おしゃれな感じのレストランバー。
先日、初めての研修があった。
制服のポロシャツも持って帰ってきた。
「立つときは、こんなポーズで立つんだよ」
とポーズを決めて見せてくれる。
楽しそう。

私もまた働きにでたくなってきた。

父が亡くなり、母の心配もあり、
仕事を辞めて2年が経つ。
昨日、母と電話で話して、
善のバイトのことを報告すると、

「おかんちゃんにも良さそうなバイトだねえ。
 一緒に働きなさいよ」
「いやいや、一緒には働かないけれど・・。
 でも、お母さんの体調が悪化したら、
 すぐに動けるの私だけじゃない?心配だし」
「まだまだ大丈夫よ~。働きなさいよ~」

どうしましょう。

仕事を辞めて数カ月は、
テレビを見ていても落ち着かず、
何か喪失感のようなものが付きまとい、
日々そわそわしていた。
バーンアウト症候群だったのだろうか、
何かが燃え尽きて、気力が出てこない日々。
でも最近は、
読みたい本、見たい映画、ガラスペン、ビーズ細工などなど
やりたいことがたくさんある。
今日は何をしようかと、前向きに過ごすようになってきた。
専業主婦の日々も充実している。

それでも、人生は長い。
色んな仕事に出会うことも経験だ。
新しいやりがいが待ち構えているかもしれない。
善を見ていたら、働く意欲が蘇ってきた。

今年度は町内会の防災運営委員になったので、
地域活動をがんばってみようか。
それとも、同時進行でバイトを探そうか。

人生は選択の連続だ。
悩ましいけど、
それが面白いのかもしれない。

8月21日   おかん








元気がないときはあくび

2023年08月20日 | 2023年日記
暇人大学生善は、
アニメ「こち亀」を流しつつ
漫画「ソウルイーター」を読みつつ
スマホゲームをするという、とても器用な休日。
もうちょっと生産的な休日にしてほしいものだけれど。

家事をしながら、
こち亀をチラ見していると
両さんのハチャメチャな行動に大笑いしてしまう。

「歯無しにならない話」という回では、
両さんの歯が全部抜けてしまい、
そのまま道端に転がっていき、
トラックに踏みつぶされて粉々になってしまうのだけど、
最終的に
両さんの歯は全部乳歯だったことが分かる。
まさにハチャメチャ。善と大笑いした。

こち亀のオープニングソング
「葛飾ラプソディー」が大好きだ。

「どこかに元気を落っことしても
 葛飾亀有アクビをひとつ
 変わらない街並みが妙にやさしいよ」

この歌詞がとくに好き。
元気がなくなったら、アクビをすると良いのかな。
本当かしら、と思って、
インターネットで調べてみると、
どうやら本当のよう。

ストレスや不安があると
人の脳は温度が上がってしまうらしい。
あくびをすると、脳の温度を適温まで下げてくれるそうだ。
あくびをすると、横隔膜が緩んで、
体のこわばりもとれるという。


葛飾ラプソディーの主人公は
どこで元気を落っことしてしまったのかな。
地元を出て、どこか都会の片隅で元気を落っことしたのかな。
それでも地元に帰ってみると
変わらない街並みが優しくて、アクビが出てくる。
アクビが出たら、もう大丈夫。
きっと、また元気が出てくるはず。

私も、
元気を落っことしてしまったら、
アクビをしてみようか。

8月20日    おかん