なんとなく雨が降りそうだなと思っていた。
日中は晴れていたけれど、
すーんっと遠くから音が響いて聞こえていたから。
そんな風に音が響くとき
雨がよく降る。
大学生の息子、善は、
この夏、新しい挑戦をしている。
運転免許を取りに、教習所に通い始めた。
なぜかマニュアル車を選んだようで、
初の技能講習では、たびたびエンストを起こしたらしい。
「無理だ~!絶対無理だ~!選び間違えた~」と叫んでいた。
今日は2回目の技能講習を受けてきた。
本人が言うには
「急激に進歩をとげてきた」らしい。
帰宅すると、
ハンドルを握るしぐさをしながら居間を歩き回り、
「ギアチェンジ・・クラッチ・・ガギンガギン
ブーン・・ガギンガギン」とつぶやいている。
バーチャルで復習しているらしい。
小学生が遊んでいるみたいで面白いなあ。
新しい挑戦にわくわくを隠せない善。
そんな善を笑いをこらえつつ見守る私。
夕方、遠くから雷が近づいてきた。
音が空を転がりながら、どんどん近づいてくる。
さっきまで、すぐそこで、雷が大騒ぎしていた。
今は静かに雨が降っている。
ベランダに出てみたら、
まだ蒸し暑い空気が漂っていた。
明日はどうなるだろう。
雨が蒸し暑さを洗い流してくれるといいのだけれど。
9月15日 おかん
早くまた涼しい風が吹いてくれるとよいのですが。
善は、昨日、3回目の教習所で、
エンストはしなくなったと自慢していました。
新しい挑戦は面白いのでしょうね。
できることが増えていくと自信もついてくるのでしょうね。
日々、息子を観察して楽しみつつ、応援しています。
早く空気が入れ替わってほしいと思わないではいられません。
善君(と親し気に、すみません)、
「無理だ~!」は早くも「急激に進歩をとげてきた」(笑)って、
この自らの表現がいいですね。
笑いをこらえつつ見守るおかんさん。
想像しています、明るく楽しそう。