楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

子供の巣立ち

2022年07月09日 | 2022年日記
毎年、家の周りにつばめがやってくる。
いつの間にかやってきていて、
つばめの姿を見て、春がきたことを実感する。

晴れた日は高い所を
雨模様の日は低い所を
ひゅーんっと飛んでいく。
洗濯物を干していると、すぐ近くまで飛んでくる。
ご近所さんに挨拶でもしているのだろうか。
電線に親つばめが3羽とまって井戸端会議をしていたこともある。

昔、道後温泉の近くに住んでいた。
善は道後の生まれ。
楽は元気いっぱいの幼児だった。
そのころの家の軒下に、毎年やってくるつばめがいた。
軒下に、ちょこっとずつ、セメントみたいなものをつけていく。
親つばめが行ったり来たりしているうちに
みるみるセメントが盛り上がっていき、巣の出来上がり。
そのうち、ひながかえりはじめて、ちいちいちいちい賑やかになる。
小さい楽が箒をもって玄関に出て、
「つばめのお掃除、つばめのお掃除」と張り切っていた。

先日、洗濯物を干しながら、ふと気が付いた。
家の近くを日々飛び回っていたつばめがいない。
どうやら、気づかないうちに、巣立っていったようだ。
今頃はどこの空を飛んでいるのだろう。
親つばめも、子つばめも、元気に飛んでいますように。

箒をもって「つばめのお掃除」をしていた楽も
世間へと巣立っていくときが近づいている。

仕事の関係上、地方勤務の可能性が高いそうな。
転勤族となって、
日本中の色々なところで暮らしていくのだろうか。
渡り鳥のように。

寂しくなってしまう。
でも、新たな旅立ちだ。
心から応援していこう。

「世界には、きみ以外には
誰も歩むことのできない唯一の道がある。
その道はどこに行き着くのか、
と問うてはならない。
ひらすら進め」     ‐   ニーチェ

7月9日   おかん




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